男子校へ進学しようとしている、君へ。
進路を決めるということは、今後の人生を大きく左右することになる。
その中でも男子校に進学することを選択肢として考えている、画面の前の君に、
もう一度考え直す機会を設けてもらいたい。
理由は極めてシンプルで、
男子校に進学するということは、青春漫画やドラマのような男女の高校生活を送ることは、ほとんど不可能になるということだ。
そんなことは、なんとなく理解していると思ったかもしれない。
しかし、もうひとつ衝撃の事実を伝える。
高校生活は、人生で、一度しかない。
もちろん例外はあるが、ここでは、ほとんどの人が経験するであろう高校生活のことを指す。
何を当たり前のことを言っているんだと思っただろう。
そう、当たり前である。
しかし、想像してみてほしい。
前の席にいる好きな子からプリントをもらったり、
気になる子が同じ教室に座っていて、一人で勝手にソワソワしたり、
たまたま、一緒に帰ったり、
恋愛だってできるかもしれない。
TikTokで青春キラキラ高校生活動画を見たことがある人もいるだろう。
もちろん共学だからってこれらが起きるとは限らないし、できるとも限らないが、
男子校では、上記の出来事は 絶対 に起きない。
これだけは、何があっても起きない。断言する。
恋愛については、別の学校の彼女ができる人ももちろんいるが、
難易度は高くなるし、
できたとしても、学校内生活での恋愛というのは不可能で、
彼女との思い出は基本的に学校外のものだけに限られる。
大学は、同じ教室で同じメンバーで過ごすという授業体系ではないところがほとんどだと思うので、
このようなキラキラ青春学生生活を経験できるのは高校が事実上、最後のチャンスである。
高校では、文化祭、体育祭、放課後の過ごし方など中学校とは違って男女で楽しめる機会も多い。
もちろん、これらを経験できた奴はハイスクールスチューデントカースト上位で、
できなかったやつは下位だとかは全く思わない。
しかし、できないよりは、できる方が断然いい。 と思う。
なんせ、高校生活は人生で一回しかない。
後悔している同級生をたくさん見てきたし、何を隠そう、僕がその一人だ。
今の中学生には、同じような後悔をする子を一人でも減らしたい。
そんな思いで、真剣に、今このnoteを書いている。
「男子校ではそんなキラキラ青春リア充体験はできないかもしれないけど、男だけの学校ならではの楽しさがある!」
という意見はその通りだと思うし、実際ある。
しかし、忘れてはならないのは、そのような男子校出身者の意見は、
上記の共学の体験をできなかった自分を、ある種、肯定するために無意識的に出した意見である可能性は十分にある。
それに皆、大前提として、どちらかというなら、共学の方がいいと思ってる人の方が大半だと思う。
自分の体験では、共学に行けばよかったという意見を、同級生からたくさん聞いてきたし、
唯一、他校の女子と関わる文化祭で必死になっている同級生を何人も見た。
だが後悔したってどうしようもない。
なぜなら、、 もう言いたいことはわかると思う。
それに、男子だけのコミュニティに所属してみたいと思うなら、
部活動に所属すればいいと思う。
部活動なら、みんなで一つの目標に向かって、全力でぶつかって、本気になれる仲間もできる。
ただ、このようなパターンもあるかもしれない。
そこの男子校の部活が強いから、その学校に行きたいというパターン。
その場合、今一度、別の共学で強い学校はないのか、同級生の中学生のライバルの進学先、あたりをしっかり考えてみてほしい。
それを天秤にかけて、それでも、その学校に行きたいというなら、僕は君の背中を押したい。
真剣に検討した上で、自分が後悔しない選択をできるなら、それが一番いい。
日本のスポーツ発展のために頑張ってほしい。
しかし、それくらい運動ができるなら、共学だとモテる可能性が高い。
足が速いだけでモテる小学校時代ほど甘くはないが、やっぱり、何かに真剣に取り組んでいる姿は魅力的に映る。それは確かだ。
そんなつもりで、スポーツをやってない!と思う人もいるかもしれないが、
モテないよりはモテる方がいい。 これはいつの時代も変わらない。
共学の学校の応援に、女の子がたくさん来ているのを何度も見た。
それを見て一切羨ましがらず、自分のやることだけに集中できる男子高校生が、今の日本にどれだけいるだろうか。
少なくとも僕の周りには一人もいなかった。
加えて、多少残酷かもしれないが、スポーツでご飯を食べていける人は、本当に一握りだ。
ほとんどの人は高校卒業か、長くても大学で、真剣にするスポーツは終わることになる。
要するに、人生一度しかない共学での高校生活を捨ててでも、男子校で頑張るほどの価値が君にあるか。
中学ではそこそこうまかったのに、強豪校に進学したせいで、ほとんどを応援、サポートで三年間を過ごした同志を何人か見てきた。
もちろん、男だけの学校で。
本人が納得しているなら、僕がとやかく言う資格はないが、
客観的に見て、「そうはなりたくないな、、」と感じる人は多いと思う。
少しレベルを下げて、下克上的な戦略をとるのも十分ありじゃないか。
共学で勉強を頑張りながら、部活ではチーム一番のエースとして活躍する。
そんな選択肢もありだと思う。
繰り返しになるが、ほとんどの人は、スポーツでは食べていけない。
と言うことは、部活動以外の要素全てを考慮して、総合的な満足度を上げることを考えた方がいい。
高校生なら、勉強、恋愛、部活動、大きくはこれくらいだろう。
この全てに全力で取り組めるような学校選びをしてほしい。
決して、家が近いから、とか 就職したいから工業高校、などと安直に決めないでほしい。
特にコロナ禍の中での中学生活を送ってきたみんなは、例年とは違った学生生活を経験してきたのではないか。
パンデミックで、満足に中学生活を送れずに、高校生活まで後悔するようなことには絶対になってほしくない。
安易な気持ちで男子校に進学することを決めないでほしい。
人生で一回の高校生活。
学校内で彼女といるところを男友達に冷やかされたり、
放課後に数人でカラオケに行ったり、
できるとは限らないけど、
可能性は残しておいた方がいい。
最後に、
一番大切なのは、後悔しないことだと思う。
男子校でも後悔せず満足できたなら、それで大正解である。
君の高校生活が素晴らしかったと思えるものになることを、心から願っています。
この記事での主張は、自分の体験から来たもので、独断と偏見によるものです。
異論は認めますので、ぜひ意見や高校生にアドバイス、などなどコメントください。
ありがとうございました。
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