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元ゲーム企画が人事制度を考える➡︎デイリーミッション

ソーシャルゲームは「入ってきた人を手放さない」仕掛けに溢れている。

人事制度に求められることは? まさしくそれだ。

よって、ソシャゲを作っていた経験が人事の仕事にも活きるはずである。

上手く書けたらシリーズ化したい。


デイリーミッションを設ける

ほとんどのゲームが「デイリーミッション」を用意している。

「毎日これをやればちょっとご褒美!」というものだ。

往往にして、そんなにたくさんプレイする必要はない。


何故こういう機能を提供するのか?

1つの理由は、シームレスに長期的なミッションに誘導するためだ。

1ヶ月くらい頑張らないと手に入らないキャラクターがいる。

「最初から1ヶ月頑張れ」なんて言えない。

「今日ちょっとだけ頑張ってね」を積むのだ。


これを企業にあてはめてみるとどうなるか?

「その日のタスク」が存在しているか、自ら申告させる。

完了すると、例えば、ポイントが付与される。

ポイントが貯まると、福利厚生的な何かを入手できる。

そもそも多くの企業の場合、毎月の月給が一応確定しているので、

ゲームと異なり、毎日のご褒美として何かしらの手当を出す必要はない。


どのように効くのか?

人間、一度に考えられることの量と質は大したことがないものだ。

目の前のことに集中してしまうし、したいと思っている。

だから、「目の前のこと」を用意し続けると、

ふわっとした仕事よりもやりやすい。

つまり、若手や、あまりモチベーションの高くない社員に対し効くものだ。


これは、視点を変えると「目標設定」についての話にもなる。

大体の企業がクオーターや半期、年間で社員に目標を立てさせるだろう。

そして大体の場合、本人はそれを途中で忘れている。

それがもし、1日1日のタスクベースにまで落とし込めたら?

忘れ得なくなる。


問題はスキームの組み方と、これをやると目標の修正がめんどくさくなってしまうことである。


初回なので、短めにこの辺で。

やや話が観念的すぎるので、次回はもうちょっと具体的に書いてみようと思う。


以上、すえまるでした。