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コンサルタントのファッション事情

エストニアで某ベンチャーキャピタル社長、通称パネライ氏とのやりとりを回想するヒルズ氏。パネライ氏の言う「君は勘違いしている」とは一体何のことなのか?(前回


さーて、ワイングラスが空いてしまったぞ。次は赤にするかな、いやはや休暇は楽しいなぁぁぁぁぁあ!


◆情熱バイアス

「ここ、いいですか?」

流暢な英語に顔をあげる。
見知らぬ女性が立っていた。アジア人、、だろうか。周りを見渡すといつの間にやら満席になっている。

にこりと微笑み「どうぞ」と手を差し出す。相席を頼むカジュアルさ、異国情緒だなぁ、、、


って、話を恵比寿に戻そう。

パネライ氏の「君は勘違いしている」発言の後、20分にわたりベンチャーキャピタルへの情熱をぶちまけられた。何だったかな、社会起業家がどーとかだったか、社会的課題を独自のフレームワークで分析し、投資を通じて解決してあーだらこーだら、、、

、、、


結局、勘違いとは何だったのか、、、よくわからなかったぞパネライ!?恐らく情熱で事業比率が変わるとでも思っているんだろう。

そんなわけでパネライ社長との面談はお互い「今じゃない」感を嗅ぎ取り終了した。無駄に胃もたれし疲れたが、それでいい。コンサルたるもの転職活動は緩やかに平時から種をまいておくものだ。


◆ハイエンドの底辺

ただ、、、

赤ワインのグラスを傾け記憶に浸る。

ただ、パネライ氏の話に頷いてしまった点が一つだけあった。

「トップがダサいとさ、会社までダサくなるだろ?」

ぐぅ

「そんなとこにずっといたいか?」

ぐっ

そう、

そうなんだ!

弊社社長、ダサいんだよ!!!

まさかパネライにまでダサさが伝わっているとは、恐るべしヒルズパワー。


ここで念のため解説するが、コンサルのファッションには2つの方向性がある。がり勉君がファームに入り、ちょっとお金を持っちゃったために難易度の高いブランドに手を出しおかしなことになる「ハイエンドの底辺派」、コンサルたるもの合理性が大切と悦に浸り常に同じような服を着る「ジョブズの下位変換派」だ。

つまり、大体みんなダサい。

ちなみに私は「ジョブズの下位変換派」に近い。ユニグロを愛してやまないが、奇抜でないだけマシだと信じている。


そして、、我が社のトップなんだが、、、


◆恋愛コンサルタント

あれは新年のこと、社長がコートを新調しフロアがざわついたことがあった。「恋愛コンサルタントに選定してもらったか?」などとゲスい噂が飛び交ったが、そうであってくれと願うほどの惨状だった。

淡いベージュの薄手ダウンーー。わざとらしく見えていた裏地からパーパリーであることは把握したが、なんだろな、奇抜でもない無難な服装のはずなんだが、色と形のせいか、はたまた社長の醸し出す成金オーラのせいなのか???

なんというか、、、

言うなれば、、、


「何なの!あの布団!」

ギャル氏ーーー!!!!!!

ギャル氏よ、どうして君は人の批判がそう的確なんだ!まさに社長は布団をしょった鴨。恋愛コンサルタントに新宿伊勢丹あたりで「これで更にもてますよ♡」など勧められたのだろうか? 恋愛コンサルに嵌め込まれるコンサル社長、、、

だめだ!笑いを堪えきれない!!ワイングラスを握りしめ、必死で思い出し笑いを噛み殺す私。エストニアまで来て社長を思い出しにやけるなど、私も頭がいかれ、、、


「あのぉ」

相席したアジア人女性がこちらを見つめていた。

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