見出し画像

ファジアーノ観戦記 2021年10月24日 水戸ホーリーホック戦

ケーズデンキスタジアムはお祭り騒ぎ

水戸駅北口からバスに揺られて30分。バス停車場近くで売られていた1DAYPASSを手に乗車。前に来たのは2019年、最終節の日。あの日は雨、結果はファジアーノの敗戦。スタジアムを去る選手たちの背中がどこか寂し気だった。今年は晴れ、もしかしたらもしかするかも、そんな思いを胸にいざケーズデンキスタジアム。2年前と同じなのは、ケーズデンキスタジアムの盛り上がり。子供の遊び場、屋台にマルシェ、ここはまるでお祭りだ。

画像6

スタグル旨し

2年前は屋台の行列がすごかったのと、試合開始時間が迫っていて選択肢がビジター入り口前で販売していたもつ煮しか買えなかった。おいしかったからよかったが、たくさんの屋台をじっくり見て選びたかった。今年こそはと意気込んでいざスタグル選び。今年はゆったり選べました。肉肉しいメニューがある中で目についたのがポトフ。食べてみたら野菜ゴロゴロ、ウインナーのパリッとした食感。これで400円は安い!

画像1

チケット間違えた!

いざ入ろうとすると、受付で衝撃の一言「これホーム側ですね」思わぬ言葉に頭真っ白。受付の方のアドバイスにより、チケット販売売り場に急行、ビジター用を受け取って無事入場。こんな阿呆にも親切な皆様、茨城の人とっても優しい。その節はありがとうございました。チケット買うときはよく確認しようね、私。

水戸サポーターの応援の一体感

どうにかスタジアムに入ると、ゴール裏の芝生席はファジアーノのサポーターの皆様。太鼓に提灯を持った人も。時に聞こえる岡山弁。故郷の訛り懐かし。これだけでも来てよかったと思う。

水戸のサポーターの席はきれいな青。この応援がすごい。和太鼓でもたたいているかのようなずっしりした響き。バックホーム自由席で手拍子が響くと、向かい側のメインサイトからやまびこのように手拍子が返ってくる。なんだこの統一感。ぞくぞくするものを感じた。

画像2

試合の行方

試合開始から水戸がとにかく攻め立てる。怒涛の攻撃とはこのことか。岡山も攻めるけれど、ボールを奪われシュートまでがなかなか生まれない。心臓が飛び出そうなシーンが続く。その都度GK梅田選手がスーパーセーブ。終始輝いてた梅田選手、まさに守護神。前半はスコアレスで終わる。後半10分、ミッチェル・デューク選手がまさかのレッドカード。後半はまだ35分とアディショナルタイムが残っている。その後喜山選手も足を負傷し交代。私は、複数得点取られることを覚悟したが、そのネガティブな考えを後で反省することになる。

画像5

岡山サポーター必死の声援と歓喜

10人で踏ん張り続けるも、後半のアディショナルタイム2分、とうとう均衡が破られ、先制点を奪われる。水戸の応援団の歓喜がスタジアムを包む。岡山サポーターも一瞬頭を抱えるが、すぐに切り替える。岡山側の応援団の太鼓の音が一層大きくなる。拍手にも力が入る。岡山サポーターの誰もが「負けるものか」と思ってる。届けこの想い!

数分後の後半アディショナルタイム4分、目の前で待望の瞬間が訪れる。石毛選手のゴラッソ!あっという間に同点!選手は諦めていなかった!その時水戸のサポーターの落胆があったが、それ以上に大きな岡山サポーターの歓喜の声。スタジアム全体ではほんの一握りであろう岡山サポーターの喜びは、とても大きく聞こえた。隣の人と喜びを分かち合い、現地観戦の醍醐味を味わう。試合はそのまま終了、勝ち負けを超えた心震える試合だった。感動すると同時に、「負けるかも」と思った自分を恥じた。

画像4

また水戸に行きます

試合開始の14時は日差しが熱かったけど、15時になると空気がひんやり。スタジアムを舞う赤とんぼに季節を感じた。今回感じたのは、水戸の方の心遣い。水戸駅についたらウェルカムボード。こちらは水戸駅の駅員さんの熱意により設置されたらしい。そしてスタジアムから帰ってきたら、また来てくださいのメッセージ。スタジアムのスタッフの皆様といい、水戸の皆様とても優しい。また水戸に行きます。

画像4




この記事が参加している募集

#食べてほしいスタジアムグルメ

423件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?