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土竜のひとりごと:まとめ記事:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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#家族の物語

土竜のひとりごと:目次

これまで書いたものを見直して整理しています。 貧乏性の僕はなかなか思い切って捨てることも…

空を飛ぶ土竜
3週間前
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第260話:詩:アラモ

アラモという映画があり アラモという砦を守る 男たちの話だった 勝てるはずのない大軍を相手…

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第154話:息子と射的

プレゼントをしたりもらったりするようになったのは、たぶんカミさんと知り合った頃からだと思…

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第153話:助詞と女子に注意

日本語の助詞はたった一字であるのにそれこそ微妙なニュアンスを見事に表すものである。例えば…

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第124話:カミさんの逆襲

これは若い頃の、まったくの愚話である。 文章中に僕がカミさんを虐待しているように思われる…

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第117話:散髪

[子育ての記憶と記録] この4月、息子が中学生になった。 別にそれはありふれた事実なのだ…

4

第113話:似た者親子

[子育ての記憶と記録] カミさんというのは、だいたい亭主のズボラを責めるものと相場が決まっていて、ウチのカミさんも、毎日服を着替えろだの、ヒゲを剃れだの、鼻毛は切ってだの、トイレから出たら手を洗えだの、それなりに些細なことで注文をつけてくる。 徐々にズボラになりつつある息子を眺めながら「全くあなたに似てきて」とため息をついたりもするわけだが、自分の子が自分の描いてきた理想像からずれていくことに落胆しているようでもある。 それが「僕に似てきて」と表現されるのは、明らかに僕

第89話:お母さんのオチンチン?

[子育ての記憶と記録] 子どもがまだ小さい頃の話。 だいたいの子供はそうではないかと思う…

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第83話:ガキと主夫生活

[子育ての記憶と記録] 「ゴツモンがモノクロモンに変化した」子は叫びつつ風呂に入り来る …

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第82話:紫陽花とぼやき

[子育ての記憶と記録] 息子がまだ小さかった頃の話。 うちのカミさんは花が好きで、居間の…

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第76話:呼ぶことと呼ばれること

くだらぬ話だが、僕は結婚当初、カミさんのことを何と呼べば良いのかさんざんに迷った。それま…

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第71話:ぬいぐるみ

[子育ての記録と記憶] ■3歳8カ月を迎えている亮太は毎日が楽しくなければ許せないらしく…

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第64話:ドラえもん

随分昔のことになるが、ゴロゴロしている僕の顔の上にカミさんが突然ヌーッと顔を出し、 「ね…

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第52話:トイレトレーニング

[子どもの成長の記憶と記録] 8月、2歳と8ケ月を迎えている亮太は、この夏が勝負とばかりトイレトレーニングの真っ最中である。単にオムツをパンツに代えるだけのことなのだが、親の我々がそれをどんなに意識しようと、本人はそれを意識しないわけだから骨が折れる。 当然のことだが、オムツはオシッコを吸収し、パンツはオシッコを吸収しない。文明人としてもオシッコはトイレでするという、このいかにも、あるいは不思議にも自然なことを、人間となるためのステップとして、亮太は挑んだのであった。