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[読書記録54]美容院と1000円カットではどちらが儲かるか? 林 總

美容院と1000円カットではどちらが儲かるか? 林 總 著

「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」の続編
今回は業務の効率化のために数億円を投じてコンピューターシステムを導入する。しかし、初日からトラブルの連続で会社は大混乱に陥る。
そこから以前助けてもらった会計のコンサルタントに救いを求める。
前作同様物語形式で読みやすく会計の基礎について学べる本である。

気づき①予算管理とは人の管理
予算は会社で働く人たちに目標を与え、目標を達成するように仕向ける仕組みのことである。予算が絵に描いた餅になるのは、組織で働く人たちが、予算を絶対に達成しなくては
ならない目標であることを自覚していないからである。
経営者の責任はキャッシュフロー責任である。

気づき②経営者は情報責任がある。
「データ」は単なる数値や文字や記号のこと。このデータに関心や目的や評価基準を付加して整理したものが「情報」である。
情報を統合して、さらにその人の経験を踏まえてまとめたものが「知識」
そして経営者の仕事は、その知識を利益にかえ、利益をキャッシュに変えることである。
情報には、収益に関わる情報、コストにかかわる情報、顧客に関わる情報など無限にある。経営者は必要な情報と知識を自分の責任で定義しなくてはならない。

気づき③製品1枚あたりの限界利益が多い製品を優先的に生産販売しても、会社全体の限界利益が最大になるわけではない。
時間の使い方を考慮しないと判断を誤ることになる。
売上に直結しないムダな時間が多いと、利益が少なくなる。

行動すること
1.会計の勉強
2.部下に予算を絶対達成しなくてはならない目標にする。
3.売上に直結しないムダな時間を減らす。



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