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[読書記録53 ]餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 林 總

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 林 總 著

読むだけで「経営に必要な会計センス」身につく本である。
経営素人の主人公が急遽社長になり、赤字の会社を会計のプロの助けを借りながら会計と経営を学んでいく、物語形式になっており読みやすい1冊である。

気づき①予算金額と決算金額を比較して両者の差異を出しても、その発生原因まではわからない。
経営サイクルが有効に機能するには、予算と実績の背後にある現場レベルでの「計画した作業」と「実際の作業」を比較することが大事。

気づき②工場は製品を作る場所ではなく、製品という価値を作りこむ場所である。
作業者は、手直し作業を、不良品を製品に蘇らせる大事な仕事と錯覚している。
価値を生まない活動は、現金をムダに使ったことと変わらない。

気づき③可視化のルールを作る。
最初に管理したい活動を決める。
次にその活動が価値あるものか、ないものかを定義する。価値ある活動は青、価値のない活動は赤で表示する。
それぞれの活動に対し使った実績時間を集計する。そして実績時間に単価をかけて原価に置き換える。会社がどれだけムダなお金を使ったかが一目でわかる。
行動が可視化され、改善すべき活動もわかる。さらに、ムダを取り除いた効果も測定できる。

行動すること
1.会計の勉強をする。会社のテキストを開いてみる。
2.価値を作りこむことを意識し、手直しなどのムダな作業はへらす。
3.行動を可視化し、ムダな時間をしり改善する。



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