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メキシコ フリーランスへの道

日本で身につけた東洋式の施術を引っ提げて、いざメキシコへ。

最初は生活の基盤を整えるのに苦労しました。

1泊300円の安宿を出てアパートを借りようというとき、

「もう明日から住めるよ」っていう

管理人の言葉を鵜呑みにして引っ越しをしてみたら

水も電気もガスもない。。。


なんかの手違いか?

管理人に確認してみたら、

「あ、そうでしたね。今すぐに。。」


あ、なんだ、ちょっと忘れてただけかな。。

飲み水とロウソクは一応買っておこう。。

で、夜ご飯は屋台のタコスで済ませればいいか。。

明日には整ってくれるといいなあ。

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なんてのは甘い期待で、

ここメキシコでは、

「今すぐ」は日本の今すぐではない。

当たり前と言えば当たり前ですが、

まだ日本の感覚が染みついてたので。。


結果、水と電気が1週間後、

ガスに至っては2か月後に。


これが最初から分かってたらもう少し安宿にいたのに。。

っていう経験は、数えだしたらキリがない。


こうして僕の中の「常識」はどんどん崩されていくことになりました。


水がないってことはトイレも使えないので、

しばらく近くのマックが僕のトイレでした。


水は出たけどガスがないのでお湯が出ない。

水シャワーも慣れたけど、

近くの安いジムに通いだしました。

温かいシャワーを使えるから。。

(でもゲイが多くてちょっと怖かった。。)

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こうして、「当たり前」が当たり前じゃなくなる経験を

たくさんさせてもらえました。


メキシコでのセラピストとしての第1歩は、

出張マッサージでした。


日本食材店などに手書きのチラシを貼らせてもらって、

予約の電話をもらって家まで行く。

1時間600円くらいの施術料。。

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料金はともかく、

今思えば結構危ないことしてたなあと。。(笑)


でも地図を片手に、地下鉄とバスを乗り継いで家にたどり着くのは、

ゲームをしてるようで結構楽しかったです。

土地勘は、かなり身についたな。


でも、ある日、出張マッサージ帰りの夜道を歩いていると、

背後に人の気配が。。


(続く・・)



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