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新卒市場で簿記2級は有利になるのか?


こんばんわ。簿記2級保持者のソラリスです。

といっても大学時代にとった資格なのでかなり忘れていますが、この資格が果たして新卒の就職活動において有利に働くかどうかの解説をしたいと思います。


簿記2級は新卒においては評価が高い!


結論から言いますが簿記2級はどこの企業でもそこそこ評価される資格といえます。
転職者でもある程度の評価は得られますが、私のように取得してから4年位経過していると
「忘れているのではないか?」
という疑念が生じるため、あまり有利に働きません。そして実際に忘れています(笑)


しかし新卒市場においては、ある程度企業の経営方法について、商業簿記、工業簿記の基礎的な知識が身についている証になります。簿記二級は合格率も23%前後と低めなので勉強をある程度していないと受かりませんし、社会人になってから取得しようとすると時間を作るのが大変になります。


ただし簿記二級はかなり人気の資格のため、良質な参考書や問題集が多々あります。モチベーションさえ保つことができれば、十分独学でも受かることができる資格です。


ちなみに、簿記3級でも評価はされますが、簿記3級は独学で3ヶ月くらい勉強すれば取れる資格なので、評価はあまり高くないです。簿記3級が取得できたのであれば、簿記2級を狙った方が良いかと思われます。

ただし簿記3級は独学で取得できても、簿記2級はかなり難易度が上がるため、完全な独学よりも塾の直前短期講習を受けてみることをお勧めします。


転職市場における簿記2級の価値


転職市場においては、全く評価されないわけではありませんが、やはり簿記2級をとった時期も少なからず評価に影響します。私の場合は大学3年の頃に取得したため、4年ほど前です。もっと復習しておけばよかったと思いつつ、ときどき復習する日々です(泣)


もし未経験でお金に関わる仕事に転職するのであれば、簿記1級や税理士の資格を目指せば評価が高いのではないかと感じます。相手企業も、会計にかんする勉強をしているか否かは気になるはずです。


また経理職は転職市場において経験者が圧倒的有利な状況であり、コロナで余計に事務系職種の求人は減少しました。

現在の私は簿記2級の復習をたまにしている程度なので、あまり評価がされる状態ではありません。また転職市場において未経験者はどの業界、職種でも圧倒的に不利なのはまちがいありません


つまりもし経理を目指したいのであれば、新卒のカードを使うことがベストです。もしくは異動させてもらえるように仕事を一生懸命やることが近道なので、転職がいかに厳しいかはわかっていただけるかと思います。未経験で経理に転職したいのであれば、景気が良い時にワンチャン狙うか、会計事務所で経験を積むかのどちらかです。

※ただし会計事務所は未経験、資格なしでも雇ってもらえるところがあるものの、ブラックなところが多いため慎重に選ぶ必要があります。


しかし、資格を持っている場合、新卒者は間違いなくある程度好評価を受けますし、企業側にとっても資格を持っているか否かであれば持っている方が信用できるのではないでしょうか。

私の場合は新卒で入社したIT企業にて報奨金を得ました。微々たる額ですが、表彰されるのは嬉しいものです。

簿記2級は運ゲー


私ははじめ独学で簿記2級の試験を受け、一問の差で試験に落ちました。


かなり悔しい思いをしましたが、当時思っていた以上に簿記3級より範囲が広く難しかったため自信がなく、どうせ受からないと思いながら受けたことが勝敗を分けたと感じます。


ちなみに、簿記2級は運ゲーでもあります。私が試験を初めて受けた回は、たまたま合格率が高く試験問題が易しい回でした。


しかし次に塾の短期講習を受けたうえで臨んだ回は合格率が20%も落ちた悪魔の回。
例に漏れず私も落とされ、前回よりも明らかに知識は増えていたのにもかかわらず点数を落としました。
その後3回目の受験でもまた同じ短期講習を受け、無事合格しましたが、私の場合はモチベーションを保てる自信がなかったから塾に頼りました(笑)


簿記二級合格率推移ですが、私が受けた試験は

140回34.5%→141回11.8%→142回14.8%

でした。合格率があほみたいに下がった時期で、141回で思い切り下げておいて142回も大して合格率が上がっていないし難易度もさほど易しくならなかったです。

簿記二級合格率推移


上記からもわかるとおり、簿記二級はかなり合格率が前後します。つまり運ゲーです。私は3回目はかなり気合を入れて勉強したのでなんとか合格にこぎつけましたが、かなりクソゲーだと思います(笑)

ちなみに、合格率がここまで上下するのは、

合計点が70点以上に達しているかという絶対評価で合否が決まる

からです。合格率を変えないために合格点を上下させる試験もありますが、簿記二級は絶対に合格点が上下しないため、時に理不尽な目にあいます……

とはいえ、運が良ければ簡単な時もありますし、諦めずに勉強することが大切です。


揃えるべき教材と勉強方法


教材は、

テキスト商業簿記版 1冊
テキスト工業簿記版 1冊
過去問集     1冊

があればなんとかなるかと思います。



私の場合は予想問題集を買ったり、塾に通ったりしました。

また、電車で勉強する際には「仕訳攻略ナビ」という参考書がおススメです。ハンディサイズで持ち運びしやすく仕訳を完璧にするためにはちょうど良い本です。


塾は、ある程度独学で勉強していたため、直前対策講習のみ受けました。1回目は完全独学、2回目に講習を受けたのに落ちた際も、もう一度同じ講習を受けました。その講習自体の質は高く、直前予想模試を受けることもできたため合格につながったと思います。

私が落ちたのは、実際の試験の問題が質が悪かっただけですので…(過去前例のない、見たことがない形式の問題が出ました(笑)合格率が異常に下がった原因の一つです)


塾は、TACもしくは資格の大原の直前対策講習が良いかと思います。

ちなみに私はどちらかに通っていましたが記憶がありません……ただできれば教室で受講する方式の方が、先生に直接質問できるためお勧めです。

最近は通信教材も増えましたが、私は通学の方が勉強がはかどるし先生にも励ましてもらいながら勉強ができるので、通信<通学派です。


では、参考になれば幸いです!



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