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食の風景「ぶりステーキ」


大分県産養殖鰤の切り身が魚売り場へ並んでおりました。見るからに活き活きとして締まった奇麗な身。そして脂ののりも程よい様子です。宵〆よいじめ鰤と云うそうです。獲って直ぐに締めるんだとか。道理で鮮度が抜群なはずです。切り身ですから身の状態がよく分かりますが、本当に濁りの無く、張りのある身をしていました。半身の様な塊があればそちらを買いたい位でした。

さて、醤油と味醂の照り焼きにしようか、塩胡椒であっさり焼こうか、迷います。どちらも食べたい。ですが、この鮮度を活かして、魚のお味を存分に味わってみたいので、塩胡椒の鰤ステーキに決めました。

熱した鉄のフライパンへ先ず皮の当たる面を載せ、ジュウ、ジュウ。皮は焦げ目が付く位焼きたいけれどそうすると身に火が入り過ぎてしまうので、今日はそこまで焼きません。塩胡椒しながら両面を焼き、仕上げに酒を振り入れてフライパンを回し、完成です。

刻んだ柚子を飾って、アクセントに。


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今夜の夕食の完成です。ふっくら香ばしく焼き上がった鰤ステーキ。噛み締める端から身が解れて行きます。味もしっかりして、臭みが全くありません。改めて魚の鮮度の良さを実感します。家族にも好評で、後五十枚食べられるのだとか。いい魚に巡り合えて良かったです。

絶品でした。

今晩は他に、黒米や麦で栄養価と美味しさを高めたご飯、乳酸菌を欲してキムチ、野菜は具沢山スープで補います。近所のスーパーでは今舞茸が安いのです。汁物へ入れると旨味がぎゅっと出て来ます。煮て良し焼いて良し、オールラウンダーな茸で、有難いですね。そう云えば自作の箸置き、二月は梅なのです。この場を借りてちょっと御紹介。それでは今日はこの辺りで。


「ごちそうさまでした」        

                          いち





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