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「食の風景・秋鮭と南瓜の煮物」


ほくほく南瓜の、甘くてとびきり美味しい季節がやって来ました。焼いて好しよし、揚げて好しの南瓜ですが、とくに、煮物が絶品です依怙贔屓。秋鮭も旬を迎へ、売り場では運が良ければ鮭の白子に出会えます。我が家では大人気の白子ですが、今日は無かったので、切り身だけ。こちらは素朴な焼きで。皮のみ塩胡椒振っています。アルミホイルふわり被せて殆ど片面焼きです。

と云うことで今夜も和定食。お品書き「十七穀米入りごはん・キャベツと大根の皮のお汁・南瓜の煮物・レタス・焼き秋鮭・白湯」

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湯呑みの中身、日本酒じゃありません、お湯です。わたくしはお茶より白湯が飲みたい。と云う日があるんですね。以前こちらでも紹介したように思いますが、お茶碗とお揃いの湯呑みですよ。奇麗な器なんです。外面は群青の様な鮮やかな青色してます。それから十一月はまた自作の箸置きに模様替えしました。今晩は紅葉。

何も特別ではない献立ですが、季節を装い、旬を味わい、食を楽しめる、そう云う処がご飯の時間は良いなあと思います。



秋鮭ですが、今北海道では赤潮の被害が甚大で、雲丹に続いて相当な打撃を受けていると聞きます。季節外れな上に、被害はもうひと月になるそうです。漁業関係者の皆様の事を思うと、一刻も早く赤潮が落ち着く事を願って已みません。自然相手とは云え、これも温暖化の影響の一つと思うと、矢張り他人事とも思えません。食や、命と向き合うと云う事は、地球と向き合うと云う事にも繋がっているんですね。しんみりとそんな事も考える秋の夜なのでした。

                  時には考える生き物、いち


※「煮物が絶品です」にふったルビが不親切なのでルビにルビを振ります。「依怙贔屓えこひいき


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