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栗日記 リハビリ編34

寝るときは左手をマッサージしてもらうと寝つきやすくなることを発見。

いつも母にマッサージしてもらっている。

歳を重ねれば重ねるほどにマザコンになっていく気がする。

しまいには母の介護なしでは生きていけない体になった。


私の人生は長生きしないと、幸と不幸のバランスが釣り合わないように思う。

思い出したくもないことが多い。
いいこともたくさんあった。

自分で死を選んだりもしたが、その後さらに死んだ方がマシだと思えるくらいの入院生活が待っていた。

もともと死のうとしていた人間に、なんという責め苦。

割りに合わない。

これから生きて幸せになって、「ああ、あの自殺未遂も通過点だったのだな」と思えるくらいじゃないと到底納得できない。

そうする自信は全くないのに。

体に障害を負ってから、私の視界はいつも灰色がかっている。
色褪せている。
風邪をひいているときに、何を観ても面白くないのと一緒で。

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