見出し画像

栗日記 リハビリ編39

個人的にはリメイク版も好きなんだけどこっちの方がさらに好き。

後味の悪いラストは特に愛せる。

リメイク版はキャリー役のクロエちゃんが美人すぎて“悲劇のヒロイン”感が強調されているように見えちゃった。

1976年版はシシーさんがあまりにもハマり役で、血塗れキャリーに覚醒する前からもう怖かった。

リメイク版のバケツ血糊のクオリティがやけに低く見えたのはなんだったんだろう。

とりわけ印象に残ったのは、初潮を迎えたキャリーが血に怯えて泣き叫ぶシーン。

ラストシーンよりこっちの方がさらに悲惨に見えてしまう。

そんなキャリーをさらに責め立てる恐ろしい母親。

こういう救いようのない役って演じるの楽しそうだなぁっていつも思う。


何度も何度も、動かない左腕が動くようになる夢を見る。

最近はもはや明晰夢で、夢の中で左腕を自由に動かしながら
「またこの夢かー虚しいわー」とか思いながら起きたりする。

私にとっては現代医学も魔法も区別がつかない。

もう一度手術を受ければ、魔法みたいに左腕が動くなようになるんじゃないかって思ってしまう。

一方で、こんな体になってよかったと心のどこかで思っている自分がいる気がする。

こんな体になれば働くことを促されたりダラダラしていることを怒られたりしないから。

ダメ人間思考。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?