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Katsuhisa Sakita
2023年11月16日 18:46
📜『善光寺縁起』善光寺御本尊の故事来歴をつづった霊験譚。平安時代末期には全国的に広まっていたといわれています。✨お釈迦様が印度・毘舎離国の大林精舎におられる頃、この国の長者に月蓋という人がありました。如是という名の一人の姫君があり、両親の寵愛は限りなく、掌中の玉と愛育されておりました。ところがある年、国中に悪疫が流行し、月蓋の心配もむなしく如是姫はこの恐ろしい病魔にとりつかれてしまいま
2023年11月15日 22:24
『山姥(能の曲目)』世阿弥都で「山姥の曲舞」を謡って評判をとった遊女「百万山姥(ツレ)」が「従者(ワキ、ワキツレ)」を伴って、巻光寺詣に向かう。越後の上路の山中でにわかに日が暮れると、一人の女(前ジテ)が現われて、宿を貸すから評判の曲舞を謡ってくれと言う。百万山姥が「山姥の曲舞」を謡おうとすると、女はそれを止め、夜になってから自分もいっしょに謡おうと言って姿を消す。道案内の里人(アイ)が山姥
2023年11月8日 18:43
『たき火』(童謡)🍂🍂🍂かきねの かきねの まがり角たき火だ たき火だ おちばたきあたろうか あたろうよ北風ぴいぷう 吹いている🍂🍂🍂巽聖歌 作詞渡辺茂 作曲昭和十六年(1941)九月、渡辺茂の自宅に、日本放送協会から一通の封書が屈きました。「十二月の『幼児の時間」の“歌のおけいこ”で使いたいから、同封の詞に曲づけをされたい」・・・。詞とは巽聖歌の「たき火」でし
2023年11月5日 13:48
『吾輩は猫である』夏目漱石1905 初出・・・・・吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。・・・・・吾輩は名前のない猫。中学教師の珍野苦沙弥に飼われている。主人は胃弱の癖に大食漢、多趣味でなんにでも手を出すが、移り気でひとつも物にならない。吾輩の観察によれば、人間ほど身勝手で愚かな生