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占いの扱い方について

今回の記事は、占いの視聴者さんや読者さんを悪く言いたいわけではありません。
ですが、とても大切な内容になりますので、これから占い師になろうとしていたり、占いを使って生きたい人や、鑑定を受けようか迷っていたり、占いを心の糧にしている人へ向けて、書き記したいことを書いていきます。

占いは結果に過ぎない

これは僕の記事や発信を見てくれている方なら、何度も見てきた言葉だと思います。

なぜこんなことを僕が言っているのか、いくつか理由はありますが、大切なこととして、

占いは羅針盤として使える部分がある(頼り切るのは良くないが)
ただ、それはあくまで心身を整えている状態でこそ、力を発揮しやすくなる
という大前提があるからです。

占い師の中には、健康な体がないと行動できない、運気がいくら良くてもそれでは運気を活かせない
だから健康が大事だ、という方がいます。

確かにその通りです。ですがもっと大事な部分があります。

人間として生きている僕らは、体の不調で精神を簡単に乱します。
そして、人間は基本的に防衛本能が強く働く存在ですから、負の側面へ意識が向きやすいのです。
ましてや、心身不調が強い時は、自分の才能の自覚なんて極めて難しくなり、自分が苦手なことや劣等感を感じる部分に焦点が定まりやすくなります。

そして、この苦手な部分を何とか解決しようと、躍起になり頑張って頑張って、頑張り屋さんな人ほど倒れて体が追いつかなくなってから、無理なものはあると認識するのです。

でもこれは回避できる部分があるのです。事前に体を整え、冷静な判断力を保っていたなら、無茶な努力はしなくて済むのです。それは基本的に前頭葉で行う行為です。ですが、この前頭葉を機能確保するための栄養の説明を、占い師はほとんどしません。

人間はいつも何の工夫もせずに冷静でいられるほど、できた存在ではありません。脳の状態に極めて大きく左右されます。

脳の状態を大きく左右する因子は、これまで何度も言ってきた
「食事・睡眠・運動」が基本中の基本です。
はっきりいって、思考法や精神論は、体を基本から立て直した後でやるからこそ、効果をしっかり発揮するのです。

大抵、自分と向き合うと言いながら、反芻してグダグダになって、スマホダラダラ触って1日を終える人が多いです。悪く言いたいわけではなく、やる順番が違うよ、ということです。

まず体を作る⇨だから冷静に考えられる⇨自分と向き合うことが効果的にできる⇨結果的に見つめる系のワークもちゃんと成果が出るのです。

そのために必要な栄養や睡眠や運動などを疎かにしては、結果も出ないことがほとんどです。今までそういう人を何度も見てきましたし、僕自身も実感してきたことです。

占術というのは、その人の適正を占いの世界の言葉で言語化したに過ぎない。
しかし、人は心身不調に苛まれると、自分の適性よりも、不調による症状としての側面が前面に出てきます。

それを自分の性格と勘違いしていることがどれだけ多いことか。
人間の性格や行動は脳内の状態に極めて左右されます。
元々の神経系の偏りも関係しますが、ある程度、質の良い生活習慣で整えることができるのです。

現に、低血糖症状を改善緩和したり、腸内環境を整えたら、あんなに怒りっぽかった人がとても穏やかになったというケースがあります。これも、低血糖や腸内環境へアプローチをした結果、栄養などが整い、神経系が整った結果なのです。

こういったことを考慮せず、占術を使っても、それはどうなの? と疑問中の疑問です。

こういった話を占い師や占いが好きな人、その他スピ系の人などに話しても、大抵は実践しないし勉強しようともしません。

体の感覚を信じようとしたり、面倒くさがって、相変らず占術の勉強ばかりしていたりします。

それ自体は否定しませんが、そもそも人の体の感覚は①直感 ②防衛本能 この2種類です。

①を発動させるためには、そもそも情緒が穏やかだったり精神が安定していたり、スピリチュアル的に言えば気の流れや諸々整っていて、始めて効果的になります。筋肉のこりや血流改善も当たり前に必要です。ですが、ほとんどの人は運動不足だし首こり肩こりの解消も全然していない。そんな状態で直感をしっかり発動させるほうが難しいのです。

②について。そもそも不安や恐怖心が強い状態は防衛本能に由来しますが、ここへのアプローチに欠かせないドーパミンやセロトニン(これだけではないが大切なことなので)に対して、アプローチしているのか。そして、その根幹となるのは栄養から立て直すことを理解し実践しているのか。

大抵やっていませんし、理解もしていません。それなのに潜在意識やインチャ、ヒーリングで何とかしようとしています。見当違いなのです。

低血糖症による心身不調がどれだけ辛いか知っていますか?
低血糖状態では作業興奮を発揮しづらく、いくら行動力の高い運勢でも、やる気になんてならず、かえって劣等感が加速し反芻も爆発し、沈む可能性を考慮しましたか?
ヒーリングで低血糖症など代謝の問題を解決できますか?
それは再現性高くできましたか?
100~1000人に1人できたくらいでは、特殊体質だというだけのこと。
多くの人に効果が出るから、試みる価値もあるということを認識しているのか。
これらに対して勉強しましたか?
なぜ自律神経を乱しておきながら、神経伝達の勉強をしないのか?
この辺のことを勉強せずに、なぜ意識論ばかり重視するのか?

答えとして多いのが
頭を使いたくないからです。
頭を使う行為は、人間にとってエネルギーを大量に消費します。
それは防衛本能からすれば天敵です。
防衛本能は飢餓を回避することを大切にするため、可能な限り、エネルギー消費を避けたがり、エネルギー摂取を求めます。
だからダイエットがなかなかできなかったり、知識を詰め込んで活かすことを面倒くさがるのです。
面倒がるのはいいのですが、こういった基本を抑えずに意識論で解決しようとするのは、おかしいということがお分かりでしょう。

ヒーリングもそう。ヒーラーは素敵な方がいることは僕も知っています。
ですが、そもそもよろしくない気を溜め込む体にしているから、ヒーラーのところに行っている事実を認識すること。
緊急時は仕方ないとして、日頃の対策ができているのか?
風邪をひきやすい体質を改善せず、調子を崩せばすぐ病院に行って、そんなことを繰り返しているのと同じなんですよ、ということ。

エネルギー対策の根幹も、この地球次元の現状では体を整えることです。
地球はまだアセンションの途中です。どこぞの高次元世界のように、思考を変えれば上手くいくなんてことにはまだなっていません。
ですが、高次存在みんながこのことを理解しているわけではないのです。
地球における引き寄せには、いろいろ条件があるのです。
意識波動論だけで解決するわけではありません。
才能が突出している人ほど、エネルギー過敏で苦しむことが多い。
波動を上げればいい、というのは極論です。大抵の人は長時間そんなのを持続できません。

ちょっと話はそれましたが、占いに「当ててほしい、未来の生き方を決めてほしい」というスタンスは持たないほうがいいでしょう。

そもそも占術はパラレルの一部を切り取ったものです。占術ごとにパラレルは変化する部分があります。共通する部分もあるけど、表示しているパラレルが違う部分もあるのです。どの占術を使うかでパラレルは変わるし、自分で選べるのです。

しかし、心身不調を起こしてれば、冷静な判断力も低下しやすいし、不安と恐怖心も強くなる。だから占いに依存する人が跡を絶えないのです。

その状態は、占いに依存しても解決しないでしょう。
原因はあなたの意識がどうたらとか、精神が未熟だからとか、そんなことではない。
単なる心身不調がほとんどだからです。
もちろん、根深いインチャとかは別ですが。

ですから、僕は栄養・睡眠・運動がまず大事だ
これがあってこそ、他の技術も生きる
というスタンスで情報を発信しています。

このことを頭の片隅に置いた上で、占いなどを活用してもらえたら、占いを提供してもらえたらと、思っています。

僕のことを「応援してもいいよ」というみなさま、ぜひよろしくお願いします。活動資金として活用させて頂きたく思います。