自転車のヘルメット着用が努力義務になった件
今回は真面目な話です。
私はウーバー配達員をやってる為、
この話は以前から知っていました。
現在すでに、13歳未満は着用が努力義務で推奨されています。
要はこの対象が、『13歳未満⇒全年齢』になるって話です。
変わらんでしょ
まず結論から言うと、
何も変わらないかなと思ってます。
まずこれは、努力義務で法律的に罰則はありません。
お願いをしているだけです。
ただ、考えてもみてください。
13歳未満で自転車に乗るって、ほとんど小学生です。
三輪車を卒業して、
自転車乗って好きな所に行くのって7歳位からじゃないですか。
じゃあ小学生がしてますか?
してないっしょ!
あなたの近所の小学生を思い出して欲しいですが、
そりゃ中にはしてる人もいるけど、9割はやってないと思います。
小さい子かしたとしても低学年。
高学年とかなると、もうダサいとか言って言う事聞かなくなります。
だから、これが全年齢対象になっても、
子供以上に言うこと聞かない大人がやる訳ないんですよwww
大人はずる賢いから罰則がないとか、見てないと平気で破るんですよ。
ヘルメットのデメリット
ヘルメットの目的はそりゃー事故から身を守るためですが、
それは後に語るとして、
まずしたくない人の大きな理由として、
髪型が崩れる、汗だくになるというのが大きいと思う。
これが嫌だからバイクに乗りたくない⇒
だから、車や自転車に乗るって言う人も一定数いて、
バイク乗りの方でもスキンヘッド族も一定数いますよねwww
要はベタベタの髪で、不潔で印象が悪いし、第一すっきりしない。
特に女性ならなおさら敬遠しそうだ。
頭皮というのは人の体で一番皮脂の分泌が多い箇所だ。
ここを覆ってベタベタになるのは当たり前の話である。
実は私も多汗症の部類なので、ヘルメットは大嫌いである。
一瞬でレゴブロックのような頭になるwww
中には職業上難しいという人もいるだろう。
薄毛の人にも敷居が高いwww
人は見た目の印象が大きいので、かなりのリスクとも言える。
結果的に仕事にも繋がり、この発言は不適切かもしれないが、
事故のリスクより大きいと感じる人もいるかもしれない。
あとは盗難・紛失のリスクだろうか。
自転車にはメットインがある筈もないので、
かごに入れるなりして、自転車に結び付けておく必要がある。
ヘルメット普及の目的
そりゃ事故起きた時の身を守る為以外の何物でもないが、
頭部への怪我を最小限に留めるのが大きい。
また安全運転の意識向上もあるだろう。
そんなのあえて書く必要もないかもしれない当たり前の話だが、
そりゃー分かるが、
「何でこのタイミングでヘルメット着用を努力義務にしたのか?」
少し疑問に思ったんですよね。
で、気になって少し調べたら、
まず自転車事故って減ってるんですよ。
え?減ってる??
10年前と比べて半分も減っているのは驚きだ。
自動車の性能向上とか自転車専用レーンとかが整備されつつあるのが大きいらしい。
そういや私の子供の頃なんて自転車専用レーンなんてマジで皆無だった。
今は車道に申し訳程度にも付いている。
車道を走るように促している。
自転車は本来車道を走るものだが。
ヘルメット推進はそういった要因もあるかもしれない。
近年はコロナの影響で、自転車通学・通勤が増えたが、
それ以上に外出規制も増えたので事故件数は減ってるらしい。
次に年齢別で多いのは
19歳以下が一番多くて、大半が学生だと考えると、
学生1/4、高齢者2割。
自転車事故の半分は"学生"と"高齢者"だという結論になる。
学生には校則で自転車通学を規制するとか、電車通学費用負担、
代替えのスクールバス等を導入すれば、
高齢者は講習を受けるのを義務化すれば、
自転車事故を大きく減らせるのは、容易に想像が付くと思う。
せめて、登下校中だけでもヘルメット着用を校則で定めればいいのにと思う。
ウーバーは事故多い??
少し話は逸れるが、
ウーバー配達員が頻繁に事故起こしてると批判されることも多いですが、
「何かそういうデータあるんですか?」と言いたい。
ただ事実として、ある事は否定はできないですが、
ヤマトの配達員や他社の出前等とさほど比率は変わらない。
ウーバー配達員は現在15万人いるが、
何件起こって、全体の何%なの?って問いたいよね。
大体、自転車人口の7200万人以上の人達の方が問題なのに、
そんなマイノリティの職種を吊り上げなくてもってね。
・・・と、ムキになると話がそれますがね・・・
生存率
これも発言として的確ではないが、
ヘルメットは生存率を上げる手段である。
この宇宙を支配しているのは確率なので、
生き残る時は生き残るし、死ぬ時はどんな対策をしても死ぬ。
それだけの話で、それだけが大きいんだが。
その事はコロナ禍で皆さんも感じた事だろう。
・・・した方が良いとしか言いようがない。
まとめ
要は時代の流れで増えた自転車を、車道で走らせて、
国としてヘルメットをしてください。
強制ではないので、事故の責任は持てませんよ。
自賠責保険のような補償を用意したくないのである。
という話である。
SNS上でマスク普及の二の舞になるのでは?と陰謀論と結び付けて考える意見もあったが、
ヘルメットを売り付けようとする業者や何かしらの癒着とか
あるかは分かりません。
ただ将来、ヘルメット警察みたいな輩が現れたらやだなーって思いますね。
おまけ:ウーバー配達員のヘルメット
正直言って難しい所がある。
体感的には自転車配達員の7割位は着用している印象である。
当たり前だがバイクは必須で(マイカー登録の例外もあるが)
自転車は任意だが、ウーバーの会社側は着用を推奨している。
運転中はヘルメットしていて、
入店時にそのままヘルメットをしたままで、
お店側に入店拒否された配達員がいる例もある。
あと、配達先のマンションやビルで管理人や警備員に外せと言われたり、
(さすがにホテルとかでは外すのが礼儀だろうし)
注文者の方に渡す時に、
顔が隠れて怖い印象を与え、快く思っていない為か、
BAD評価が付いた配達員の声も少なからずあった。
BADが多くなると、アカウント停止に繋がり、職を失うリスクも少なからずある。
歩合制の為、1日何十件もこなすので、
ヘルメットを外す手間は正直めんどくさい。
持って歩くのは、手が塞がるし、
何かしら自転車に結び付けておく必要がある。
ただでも配達員は高価なスポーツバイクが多いので、
常に盗難や紛失の危険と隣り合わせだ。
自転車の場合だが、運転中にヘルメットをしたかしていないかは
注文者は知る術もない訳で。
もっとも自己責任ではあるが。
単純に暑いとか、髪型が崩れるだけのことではなくて・・・。
・・・という事情もあるのも知ってもらいたい。
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