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『2度目の処刑はお断りです』企画作家バルサミ子さんインタビュー!「一つ一つの言葉が作品の世界観をつくる」

ソラジマのWebtoon作品は、世界的ヒットを目指す熱意のあるクリエイターさんたちと一緒に創られています!

今回、お話を伺ったのは「comico」で連載中の『2度目の処刑はお断りです』(以下『2度処刑』)企画作家のバルサミ子さん。

Webtoon作品の制作に関わるようになったきっかけや、企画作家としての仕事の流れなど、クリエイターとして創作に関わるための具体的なお話を聞かせていただきました。

企画作家として仕事をしてみたい! 
グローバルヒットを目指して物語を創りたい!

という想いがある方はぜひ、参考にしてみてください!


夕食の〇〇がまさかの名前に! 企画作家「バルサミ子」さんとは

ーー本日はよろしくお願いします。バルサミ子さんについてまずは教えてください!

『2度目の処刑はお断りです』の企画作家として活動させていただいている、バルサミ子です。よろしくお願いします。これまでに、YouTubeのマンガ動画やボイスコミックの原案・脚本を担当させていただいたことがあります。

ーー珍しいお名前も気になるのですが、作家名の「バルサミ子」の由来はありますか?

名前の由来は、アカウントを作った時の夕食に、バルサミコ酢が出てきたことです。基本的につくった日の夕食でアカウント名を決めてるんです。

なので、自分の他のアカウントも知っている場合は、その時にこれ食べたんだなってのが分かると思います(笑)

クリエイターとして生きると決めたことが企画作家応募のきっかけ

ーーソラジマのプロジェクトにはいつから参加されましたか?

2021年の10月末に声をかけて頂いて、実際に活動することになったのは、12月頃です。

ちょうど、クリエイター一本で食べて行こうって決めたところだったので、タイミングも良くて。仕事内容もおもしろそうでしたし、自分自身にとっても貴重な経験になると考えて、受けさせていただきました。

ーー応募する企画はすぐに思いつかれたのでしょうか?

Webtoon作品をいくつか拝見したら、手持ちで使えそうだと思えるアイデアがあったんです。

それをソラジマの編集者さんに気に入っていただけて。その作品が現在連載中の『2度処刑』なんですが、企画書を提出した当初は、設定も題名も今とは違うものでした。

詳しくは、以前のnoteで紹介いただきましたが、試行錯誤の末、こうして一緒にお仕事させていただけるようになりました。

ーー実際に連載を始めてみて、ソラジマで企画作家のお仕事をやっててよかったなって思うことはありますか?

ソラジマの編集者さんたちとは、お互いにいいものをつくりたいという気持ちが一緒なので、気になることをしっかり伝えてくれることは本当に助かっています。

あと、自分のクレジットが入った作品を出せるのは、クリエイターとして活動する上で、かなりの強みになると感じています。

公開された後、作品のコメントは全部読んでるんですが、すごく楽しいですね。

ここに気づいたんだとか、いい感じで反応してくれてるなって分かる時は嬉しいです! 自分の意図した結果や感情を受け取ってもらえてるかどうかも、コメントを読むと分かりますからね。

物語の世界観を守るためには選ぶ「言葉」も大事

現在、comicoで連載中のWebtoon作品『2度処刑』。

義母の謀略により王子との婚約を破棄させられ、処刑に追いやられたエラ・ウォーカーが、10年前に逆行して、自らの運命を紡ぎ直す物語です。

ーー連載中の『2度処刑』の執筆について聞かせてください。発注から納品までの作業はどのような感じなのでしょうか?

まず、全体像を提出するフローがあります。一文で展開を表して、それを何個か集めて、始めから終わりまでを、一つのあらすじとしてつくるんですね。その時に全体像をつくり、そこから抽出して1話に起こしています。1話ごとに5日くらいかけて制作していますね。

1話分は、文字数的にいうと、セリフとト書きで2000字程度になります。プロットはもう用意してあるので、単純な執筆時間でいうと、3〜5時間程度です。準備があるのでそれに少しプラスって感じですね。

ーー執筆の際、作品の世界観を守るために気をつけていることはありますか?

カタカナ言葉を使わないようにしていますね。

作品は日本語で公開されてますが、ヨーロッパが舞台なので。『2度処刑』の世界観に、アサイン、ジョインなどのカタカナ言葉が混ざると不自然に感じてしまう。だから、そういう言葉は使わないように気をつけています。

2000字ってそんなに多くないので、カタカナ言葉を入れてしまうと文字数が増えてしまいますし、短くてもビシっと伝わる一言をいつも探しています。

あと、セリフによって、キャラ像がぶれないようにっていうのは意識してますね。一言のセリフを考えるのに一時間かけることもあります。

ーーなるほど。キャラクターをつくる上で気をつけている点や、思い入れのあるセリフはありますか?

キャラクターを物語の外、自分が通う学校や職場などに置いて何度も動かしてみるんです。いろんな場面で、彼らがどういう行動を取るかをシミュレーションしながら、そのキャラにふさわしいセリフや行動を、自分の中で感覚的に線引きしています。

思い入れのあるセリフとしては、エリザベス前王妃陛下が主人公エラの義妹イザベラと王子ジルの婚約が正式に決まる時に割って入ってきて「その婚約は認めません!」って言ったセリフです。

その一言で、一気に物語が動いたので。

エリザベスは前王妃陛下ですが、エリザベスが出てきてからは方向性が固まって、スムーズに話が進むようになったので、制作場面でもすごく助けられているキャラです。

ーーこれから『2度処刑』を読む方にはぜひ、第6話のエリザベスのセリフにも注目していただきたいですね! Webtoon制作において苦労した点があれば教えてください。

Webtoon作品はチームでつくるものなので、ある程度先を見通してつくる必要があります。全体像が他の人にもわかるように、プロットという形で提出するんですが、プロットづくりは苦労します。

あと、Webtoonは一話一話の満足感が重要なので、一話のボリュームを考えるのにも苦労します。一話の中に必ず山場を入れて、次の話も読みたいって思える仕掛けをつくる必要がありますから。

書籍を100冊購入して研鑽に励む!

ーーいい作品をつくるための創意工夫が素晴らしいなと思うのですが、バルサミ子さんは、もともと物語をつくりたいと考えてらっしゃったのでしょうか?

家にもたくさんの本があって、小説もたくさん読んでましたし、本は身近に触れられる存在だったんです。そんな環境だったので自然に、何かつくるなら小説だなぁって思ってました。

最近やったことと言えば、本を100冊くらい購入しました。そのうち70冊は資料集です。『2度処刑』は中世ヨーロッパの生活なので、雑誌の切り抜きなども集めながら、暮らしや服装が分かる資料を空き時間に読んでます。物語の解像度を高めることで、当時の価値観や自然な行動を描きやすくなりますから。

ーーそういった活動は、お休みの日にされているんですか?

休みの日は基本的にないですね。

クリエイティブで食って行こうと決めた時から休みはないものだと考えていて。映画を見ている時も創作の糧にすると決めていますので、完全な意味でのお休みの日というのは存在しない感じです。

ーー最後に、『2度処刑』の他にはない見どころをお願いします!

陣営バトルというか、後ろ盾がありながらも争いに巻き込まれていく物語はあまりないので、その辺りに注目して読んでいただきたいです!

企画作家に向いているのはズバリこういう人!

ーー企画作家という職業は、どのような方にお勧めできると思いますか?

いい意味で、こだわりがない人のほうが向いている気がします。Webtoon作品として、ある程度ウケやすいジャンルもありますし、エンターテイナー気質というか、人を楽しませるためなら、なんでもやりますって人の方がうまくいくのではないでしょうか。

Webtoonと、私がメインで活動しているウェブ小説は親和性が高いと思っています。Webtoon作品はつくったことがないけど気になっているみたいな人がいたら、割と気軽な気持ちで挑戦してみるのも悪くないんじゃないかなって思います。なので、このインタビューで、そういう人たちの背中を押せたら嬉しいです!

ーーあなたにとってのソラジマとは何ですか?

一緒にいいものをつくっていくパートナーになれたらいいなって思っています!

ーーありがとうございました!

バルサミ子
ゲーム/YouTube漫画動画/Webtoon とかのシナリオ書いてる人
Twitter:https://twitter.com/Lilic_Lily

インタビュアー:さえき
執筆:みじんことオーマ
世界を旅する黄色いイキモノ「みじんこ」と獣医兼現代アーティストのオーマのコンビ。作品を通じて世界を感動させたい!
Twitter:https://twitter.com/tama_medama



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