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【登壇レポート】「建設RXコンソーシアム」への参加による、効果のご報告と展望

2023年7月26日(水)、第4回建設RXコンソーシアム運営委員会で技術発表の機会を頂戴し、SORABITO 取締役会長ファウンダーの青木が登壇させていただきました。当日は、コンソーシアム参加による効果の報告と、建機レンタル業務のDXを推進する「iーRenatal注文」の技術紹介をさせていただきました。

建設RXコンソーシアムとは?
建設RXコンソーシアムは、作業所におけるさらなる高効率化や省人化目指し、建設業界全体の生産性および魅力向上を推進するために、施工段階で必要となる、ロボット技術やIoT関連アプリケーションにおける技術連携を相互に公平な立場で進めることを目的とし、この目的を達成するために、技術の共同開発や既開発技術の相互利用を推進します。

建設RXコンソーシアムHPより

建設RXコンソーシアムの幹事会社は、「株式会社竹中工務店」「清水建設株式会社」「鹿島建設株式会社」「株式会社大林組」「大成建設株式会社」の通称スーパーゼネコン5社。2023年7月26日時点で正会員29社、協力会員195社、計224社が参画しています。

SORABITO株式会社 取締役会長ファウンダー 青木 隆幸
愛知県にて代々続く建設会社の長男として生まれ、幼少の頃より建機が身近にある環境で育つ。2011年の東日本大震災をきっかけに起業を決意し、建機流通事業を展開後、2014年に「世界中の明日をつくる」をミッションとしたSORABITO株式会社を創業。国内最大級のスタートアップピッチコンテストIVS Fall 2016優勝。


建設RXコンソーシアムとは?(SORABITO的視点)

建設RXコンソーシアムはその名の通り、「建設業におけるRX(Robotics Transformation)の実現」を目指すコンソーシアムです。名称から「ロボット」が中心と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、HPに記載の通りIoT技術も含めた広範囲にわたる技術連携を目指しています。SORABITOはこの趣旨に賛同し、「建機レンタル」の領域でのDX・RX実現に寄与するために参画しています。協創して解決していくべき業界共通課題に対し、各社が技術や経験を持ち寄って解決に向けて進めていくコンソーシアムです。

発表概要:建設RXコンソーシアムへのSORABITO参加の背景と現状

SORABITOは、「建設のあらゆる『現場』をスマートに。」をビジョンに掲げ、2021年2月には「i-Rental 注文アプリ」(以下「注文サービス注文アプリ」)を発表し、建設会社と建機レンタル会社間で行われるレンタル注文管理受発注業務のDXを実現するSaaS型プロダクトを提供しています。 

2021年度(2022年2月)に、一般社団法人日本建設業連合会の「先端ICT活用専門部会」で建設現場における先端ICT活用の最新動向として取組を紹介させていただきました。

RXコンソーシアム入会の経緯と現在

この登壇ご紹介がきっかけになり、建機レンタル業界に加えて、建設業界の皆様からもSORABITOの「現場に根差したサービス開発力」をご評価いただく機会が増えました。会員企業の皆様とのコミュニケーションを通じて、建設RXコンソーシアムの設立趣旨に深く賛同し、現場の課題解決につながるサービスをより早期に開発・提供できる機会にするため入会するに至りました。これまで正会員企業であられるゼネコン各社すでに14社以上の企業様と意見交換をさせていただき、リアルな現場の声を反映したサービス開発につなげています。

【プレスリリース】SORABITO、建設RXコンソーシアム入会のお知らせhttps://www.sorabito.com/20220426html/sorabitorxjoin/

建設RXコンソーシアム参画企業と一緒に成し遂げたいこと

それは「建機レンタル革命」。

建機レンタル革命

仰々しく聞こえてしまうかもしれませんが、ほぼ電話で行われている「建機レンタル業務」における「注文」「確認」「返却」などのコミュニケーション手段にデジタルツールを追加することで、その一歩が踏み出せると考えています。

社会基盤の構築はもちろん、地震や洪水などの自然災害に対する耐性を高め、被害が発生してしまった場合の迅速な復興を支える建設業。その業務遂行には「建機」が欠かせず、その建機の多くはレンタル会社によって提供されています。

レンタル会社による高度なメンテナンスと幅広いラインナップ提供により、建設会社は「資金効率の向上」「柔軟な機材運用」「保守性の向上」「専門知識の活用」など、安心・安全かつ効率的なプロジェクトが実現できます。一方で、「建機レンタル」の業務は電話によるやりとりがほとんどとなっており、「つながらない」「夜間・早朝に連絡しにくい」「結果を他の人と共有しにくい」などの課題があります。その課題を解決したいと考えており、「建機レンタル」の業務を劇的に効率化できることから、徐々にその輪は広がりはじめています。

「i-Rental」注文カバーエリア

実際、多くの地域で「i-Rental注文」をご利用いただくことが可能ですし、認知度も上がってきていると実感しています。・・・ですが、ゼネコン・地元建設会社各社様の全国の現場をフォローするには、さらに多くの現場、企業で活用いただくことが必要だと考えています。近い将来「オンラインで建機レンタルは当たり前」という世界を作り出すことで、建設業界のさらなる発展に寄与していきたいと考えております。

トライアル現場をご紹介ください!

発表後の反響と、ネットで建機レンタル「i-Rental注文」のご紹介

発表後、早速多くの会員企業様からお問い合わせをいただき、具体的なアクションに向けて対話が始まっています。建設RXコンソーシアム会員企業様を中心に、建設業界への更なる貢献につとめていきたいと考えております。

「i‐Rental注文」サービス紹介動画
サービス概要はこちらからご覧いただけます。

i-Rental 注文は、建設会社様は無料でご利用いただける建設DXツールです。
ご興味お持ちいただけた方は、是非こちらのアンケートへのご協力もお願いいたします。

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