見出し画像

特性について考えるといつも黒い穴に見つかってしまう

発達障害の子供を育てていると、プロファイルシートというか
子供の詳細を書類に記入することがよくある。
その子の特性や困りごとなどを他の人にも分かりやすくする。
支援をする側とされる側とを繋ぐものだ。

でも、私はこの書類を書くのがどうにも辛い。
特性や困りごとを書いていると
子供のできないことにばかり目がいって
「あれも苦手、これもできない」と
心が引っ張られてしまうのである。

もちろん、子供の良い点や得意なことを書く欄も同じくある。
けれどもマイナス面の破壊力は凄まじいのだ。
ブラックホールみたいにびゅんびゅんと暗い方へ吸い込まれてしまう。

発達障害のお子さんを持つママさん達と話す時も、
互いの子供が苦手だったりすることの方が話題にのぼりやすい。
そうするとまた胸がざわざわして
ブラックホールに呼ばれている気がする。

違う、違う。
悪いところばかり見つけたいんじゃない。
良くしたいから、話すんだ。
みんなで助けてあげたいんだ。

そうわかっているけど、
気がつくとまたすぐにブラックホールに見つかって
びゅうびゅう風が吹きまわる穴のふちに立っている。

この穴はいつか埋まるのかなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?