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ハーフサイズカメラ遊び 京セラサムライ編1・・・16年間、カメラの中にあったフィルムを現像

机の周りの整理はまだまだひたすら続く。

カメラを入れていた引き出しを開く事が出来る様になった。その中には、過去のデジカメの充電器やケーブル類といった小物やらと一緒に、京セラのサムライというハーフサイズ一眼レフが入っていた。

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このかめら、ハーフサイズの一眼レフというちょっと特殊なもの。フィルム送りは縦送り。レンズは25−75mmのf=3.5〜4.3の3倍ズーム。シャッタを押すとしっかりと中で小さなミラーがパタンと動く。ファインダは視度補正が出来る様になっていて、結構てんこ盛り。露出補正などは出来ないが、それでも良い写りをする。このカメラを手に入れたのは、それこそ田中長徳氏の「実用本位の私の仕事カメラ」というアルファベータから出ていた新書本に影響されて。2000年に中古カメラ屋で7000円で売っていたのを購入して、富士フイルムのリアラエースなんかを入れてよく使っていた。

さて、フィルム窓を見てみると、フィルムが入っている。一体いつから入っているのかわからない。枚数ものこり20枚ほど。電池もまだいけそう。ただ、残念なことに日付が2020年に対応していない。ただ、いつ撮影したかを残すためにとも考え、せっかく令和の元号で数字が若くなったことだから、「02年」となる様に日付を設定し、それで身の回りを撮影。

フィルムを使い切ったところで蓋を開けると、出てきたフィルムはネオパン400プレスト。さらにいつ入れたかなぞが深まる。

現像に出してみればわかる事なので、現像に出した。できあがったのでピックアップ。そして、フィルムスキャナでスキャン。

PCの画面に出てきた画像をみて、ビックリ。なんと2004年に海へ出かけたときの風景が写っている。それがこの写真。

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そしてこちら、IXY Digital 200

同じ場所から撮影したデジカメの画像がMacの中に残っていたから、ぱっと見てわかった。日付を見て、それが2004年の画像である事から、このフィルムは2004年からずっと16年間カメラの中に入りっ放しだったわけになる。もう、こうなってくるとある種のタイムカプセルみたいなものにも感じる。よくもまあ、化学的に劣化せず、暑い夏を16回も乗り越えて、それなりに写っていたものだと感慨もひとしお(大げさか)。

そしてつい先日、残りを使い切ったもの。

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日付は「02 6 12」と入っている。これは、令和の2年という事であって、2002年という事ではない。

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寄っても撮影することが出来る。
やはり、30年くらい前のカメラとはいえ、オートフォーカスでそれなりに写る。

これで、ハーフサイズカメラが3種類使える状態になった。実は、まだリコーオートハーフもあるが、こちらはモルトの交換をしないとダメっぽいので、整備してからとなる。
フィルム代が本当にそれこそ昔のように高くなった昨今、ハーフサイズカメラ遊びは面白い。ただし、今後は16年も使い切らずにそのままとならないようにはしたい。

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