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デジカメのモノクロは、Canon Power Shot S70が案外良い

最近、フィルム中心ではあるがモノクロの面白さというか、色のない世界の表現というものがとても面白く感じるようになってきた。
そもそも、書道を長い間やってきたこともあり、紙と墨による様々な表現に向き合ってきていたところもあるだろう。
最近の、女子高生などがするパフォーマンス書道はちょっと理解できないけれど、硯で墨を擦り、水の量の加減も考えながら、筆から伝わってくる感触と向き合って、表現をしていくのは純粋にどこか心地よさがある。

モノクロフィルムで写真を撮るようになってから、そんな感覚が写真の世界にもあることを感じている。

しかしながら、昔と違い今ではフィルムはものすごく高い。
ネオパンSSなんて36枚どりでも100円台だった時代からすると、フィルムの価格は10倍近くになってしまっている。
そんな時代、デジカメでモノクロ遊びはできないものかと思っていた。

そして、案外古いデジカメが良い塩梅に感じている。
特にPower Shot S70は、1/1.7インチセンサーとコンパクトデジカメにしては大きめの受光素子を使っていることと、A4サイズのプリントでも必要十分の710万画素というのも相まって、画像に無理やり感がない。

なので、このカメラを持ち出した時、カラーもいいけどモノクロモードでも撮ることが増えてきた。

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メインのカメラとして、キャノンを長い間使ってきたから、キャノンの絵作りが気持ちよく感じるようになっているのかもしれない。
フィルムのカメラでも、一眼レフでも、デジカメでも。
最近になって、ちょっとニコンの良さに気付いたりもしたけれど。

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