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オールドデジタルカメラ遊び・・・PENTAX Qはレンズの補正をするのが大前提なのだな 20210429

PENTAXのQをたまに使う。
これはこれで、割り切っているところが良い。
このカメラ自体は、やっぱり大きさが小さいのが良い。
まあ、受像素子のセンサーが小さいというのがあるから成り立つところではあるけれど。

1200万画素の画素数もそんなに大きくないカメラではあるが、無理が無いからとても使いやすい。

このカメラ、JPEGと同時にRAWで撮影することもできる。
この辺は、一応機能としては充実していて抜かりが無い。

RAWデータをLightroomに取り込んでみて、気がついた。
ああ、カメラのJPEGはかなりレンズ補正をしているのだということに。
画像を貼り付けてみようと思う。
場所は、いつものベランダからの定点観測。

画像1

これは、カメラのJPEG。撮って出し。

画像2

これは、RAWデータをそのままJPEGに書き出したもの。
写っている範囲が大分大きい。
そして、レンズの樽形収差が結構出ている。
あと、色味が全然違う。

画像3

これは、Lightroomのレンズ補正機能を使ったもの。
Lightroomってすごいのは、レンズの補正データがあらかじめ入っている。
そんなこと知らなかった。
これは、Lightroomに入っていた補正をそのまま掛けただけ。
樽形収差と周辺光量補正が掛かっている。

RAWをLightroomに取り込んで、そこからJPEGに書き出したものは、色味がスッキリしていて、どちらかというと見た目にものすごく近い。
カメラで作られたJPEGは良いようにいうとスッキリした感じ、悪くいうとなんかもやが掛かって若干濁ったような感じ。

このカメラが作り出す画像データから考えると、RAWで撮影してLightroomで現像する方が濁りの無い画像が得られる。
こんなに違うなんていうのは知らなかった。

このカメラを買った頃は、Macの純正の写真アプリは「iPhoto」だった。iPhotoはRAWも読み込めたし、JPEGへの書き出しもできた。カメラの動画ファイルも読み込めた。
だから、そういえばPENTAXのQで撮影したものは、最初の頃はRAWばかりだったことを思い出した。
これが「写真」アプリになってからはRAWデータを扱えなくなった。
もう一つ、PENTAXのQについてきたSILKYPIX Developer Studio 3.0 for PENTAXがMacのバージョンアップで使えなくなってしまった。
それで、JPEGだけで撮影するようにしたのだ。

このカメラの実力を引き出すことができていなかったのかもしれない。
今更、そんなことに気付くなんてという感じ。

これなら、もっと使っても良い感じ。
昔のデジカメでもこうした発見があるのが面白い。
なんだか、機能を一つずつ発掘していく感じがある。

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