看護師は転職回数が多い。来るもの拒まず去る者追わずに至った経緯。
看護師、保健師は転職回数が多いと思う。
ひとつのところで長く働く人もいると思うけれど、私が今まで働いてきた職場では看護師・保健師の入れ替わりは他の職種に比べて多く、回転が早かった。
私も、転職回数が多い方だ。
すぐにパッとでてこないけれど、色々なところで働いてきた。
だから、人が辞めることに対して、あまり驚かない。
辞める方は、ここでの学びを終えたんだなと思って、快く送り出すことにしている。
今まで色んな所で色んな方に快く送り出してもらったので、送り出す側になった時は、「お疲れさまでした!」と気持ちよく送り出すことにしている。
そりゃ、すごく頼りにしていた方が辞める時は、寂しいなとかこれから大丈夫かなと心配になることがあるが、はっきり言って大丈夫。何も困ることはなくてなんとかしていくしかないから、なんとかなる。
これも病棟で看護師をやっていた時に、24時間365日の中でシフト制で働く中で学んだこと。
誰かがいなくては仕事ができない、という状況は決してなかった。
その日いるメンバーでその勤務帯を過ごさなくてはいけない。
だから、誰かが絶対、なんてことはない。
誰かがいなくても、なんとかなるのだ。
休みの人が何人か重なって、その日大変でも、その日は回るということも学んだ。
おまけにシフトで働いていると、会わない人とは2週間くらい会わない時もある。
会う人とは毎日のように一緒に仕事するが、会わない人とは一緒に仕事をするタイミングがなかなか訪れることがない。
このような経験をしてきた。
だから、誰かが辞めるとなっても、その人はお休みなんだ、その人とは今勤務が合わないだけ、と考えながら日々を過ごすうちにその人のいないことに慣れていく、という考え方をして自分を慣らした。
それを繰り返すことで、来るもの拒まず去る者追わずという考えが身についてきた。
今まで引っ越しもたくさんしてきた。
だから、その場その場で仲良くなる人ができ、その時その時を楽しく過ごしてきた。
長く繋がる人とは、長い期間会わなくても繋がっている。
さっきまで一緒にいたかのように会話が始まる。
でも、自然に消滅していくような関係もある。
そんな時は元気かな、と思いながらもし必要であればまた会えるなと思うようにしている。
このまま会えなかったとしてもそれはそれ、と思う。
今の生活に焦点を合わせると、執着することはない。
今は今で会いたい人もいるし、誰かに会わなくても一人で過ごしたい時間もたっぷり欲しいしやりたいこともたくさんある。
だから、いいのだ。
そんなわけで、ここ数日の間に3人ほどの人に「いつも淡々としているよね。すごいわあ」と言われた。
どこがすごいのかよくわからないけれど、多分あまり人に興味がない部分もあるのだろう。
冷たいのかもしれないけれど、だからこそ、あまり気にせず淡々と人付き合いできる部分がある。
全ては縁次第で、今ある縁はきっと今の私の学びとなったり、必要であるからつながっているのであろう。
でも必要じゃない縁は、きっと何もしなくても次第に離れていくのだろう。
そんな風に思っている。
人を嫌いなわけじゃなくて、人が大好きだけど、そんな風にちょっと距離を取りながら人付き合いを客観的に捉えてしまう。
出会う時は、拒まず大抵の人と仲良くなりながら、去る人は、さようならと手を振る。
きっと必要な縁とは必要な時に必要なタイミングで出会えるのだろう。
肩の力を抜いて、歩いていこう。
今日も読んでくださり、どうもありがとうございました。
そら
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