空通信vol.73_【姫路の大学生が送る】姫路の魅力発信インタビューVol.17【株式会社ひで松 代表取締役】
居酒屋オーナーの努力からきているこだわり、聞いてみませんか
空インターン宮本のバイト先、「ひで松」
目新しいメニューを提供したいという思いから、創作料理を提供している。
社長である”ひでさん”とは、宮本が16歳の頃(今年20歳)からお世話になっている方である、面倒見の良い、元気な方である。
ひで松では、アルバイトを卒業したメンバーが定期的に話をしに来るなど、第二の家と言えるほどの安心感がある。
なぜそのような現場なのか、ひでさんが心に秘めるこだわりを聞いてきた。
ーーーーーはじまりーーーーー
商売で勝ちたい
大学では土木系の学科を専攻されていた。
周りの、学生の多くは大手企業に就職の中、ひでさんは勇気をもって、飲食店業界に飛び込まれたのだそう。
その理由は、意外にも「お金持ちになりたかった」とのこと。
「大手企業に就職したみんなに勝つには、頭ではなく商売だ」
そう感じたひでさんは、親から泣きながら止められるも、自分の思いを貫き飲食業界に飛び込んだのである。
ちなみに飲食業界に進もうと思ったキッカケは、これまた意外にも「ライスカレー」というドラマに影響を受けられたからだそうだ。
誰もやっていないことをやる
「ひで松」を開業してからは、ひでさんは営業活動にも励まれたそう。
お店の情報をグルメ媒体に掲載してただ待つだけではなく、自分から集客をして1シーズンで100件忘年会をとっていた。
「誰もやっていないことをやる」という思いから、パソコンを買ってリストを作成し、街に出向きビラを1万枚配った。
ひでさん曰く、チラシ配りによって実際の街を出歩くことで、街の客単価、人柄を理解できるとのこと。また、街の人からは「こんな所まで来てくれたんだ!」と驚かれると同時に、応援されることもあるそうだ。
そうして、努力を惜しまずにたくさんの常連客を作り、店と客の垣根を超えて信頼関係を結びつけていった。
「常にお客様を笑わせたい」というひでさんの接客
「営業力は自慢。」とひでさんは言う。
お客様を覚えるために、専用ノートを作り、2度目の来店時に名前を言えるようにしていた。
起業する前に働いていた飲食店の店長時代は、各テーブルを回り、来た人とお酒を酌み交わしたり、お客様からビールを注がれることもあった。
当時のひでさんは、自分のコップや、ひでさんの名前入りお箸も常備していたそうだ。
読者の皆さんは、2人で外食した際、残り1つのモノをお互いに遠慮して、しばらくの間お皿に乗ったままの状態になったことはあるだろうか?
その様な場面でのひでさんは、「余っているのでいただきますね〜」と自らお箸を出していただこうとする。そうすると笑いが起こっていたそうだ。
「お店をどこにしようと思ったときに、僕の顔(ひでさん)が浮かぶようにしたい。」という思いから常にお客さんを笑かそうというスタンスだったそうだ。
家以外の家族になれたら
”何でスタッフのことを名前やニックネームで呼んでいるんですか?”
実際に働いている宮本が疑問に思っていたことを投げた。
一般的に、苗字で呼ばれることが多い中、ひで松では名前呼びが主流になっている。
それは、一族の象徴である名字ではなく、その人個人を象徴するの名前だからだそうだ。
「株式会社ひで松は仲間を大切にするチームです」という経営理念、「人を尊重して思いやる」という社訓、それら体現しているとのことである。
スタッフ同士のつながりを大切にしており、家以外の家族になれたらとひでさんは思っているそうだ。「社員に対して、良いおせっかいを焼きたい」と。
人間関係が希薄になったり家庭環境が様々なところが多い中、「ここに来たら助けてもらえるという居場所をつくりたい」「人生の半分以上は仕事になるため、せっかくなら楽しくしたい」という思いから、家庭のことも、その人が幸せになるのであればアドバイスをするなど、親の感覚でみんなに接しているそうだ。
自分は親で、スタッフを我が子だと思っている
「自分は親である、という感覚で接したら、会社もよくなっていくのではないか」とひでさんは考えている。
ひでさんは、人のことを怒れない時があったそうだ。しかし、その人のことを考えていないから怒れないのだと気づき、そこからは、意図的に怒れるようになったそう。
「注意するのはしんどいけれども、言ってあげることで、成長できると考えて今は叱る」とおっしゃていた。
ひでさんは、アルバイト一人ひとりをしっかり見ることを大事にしており、その人がどれだけ成長したかによって、その人の目標も適切に決めることができる。
「アルバイトの子にとっては得意なこと、不得意なことを見てもらっている、ということが嬉しいんじゃないか」と考えている。
「ひで松」という場所を一つの教育の場、学校だと考えており、アルバイトだけでなく社員も子供だと思い、育てるような感覚でいるそう。
こう考えるようになったきっかけとしては、前飲食店の社長から
「松下(幸之助)・本田(宗一郎)などの有名な経営者の書籍を読んで、なんでそうなったかを学んでいけ」と言われたことがきっかけで、修行時代に自己啓発本をたくさん読んだそうだ。
かっこいいおじさんになっていきたい
「誰よりもパワフルで、声が大きくて、度量が大きい店長になりたいと思っていた」とひでさんは言う。
実際に、宮本自身、元からひでさんの言っている通りの人だと思っていた。しかし、本当はとても小心者だとお聞きして、個人的に驚いてしまった。
ひでさんは、理想像に向かって自分を変えたいと考えて、そうなるように行動しているのだそうだ。「昔から考えている男の信念は2つある」と教えていただいた。
- 男は黙って平常心
- 男は黙ってからげんき
また、かっこいいことをしたいという思いで、社員旅行で海外に連れて行っているそう。
しかしかっこいいことをしたいという思いだけではない。社員待遇を良くするために、「目標達成したら旅行に行く。給料も上げる。」とお伝えし、「そのために(ただ売上を上げようとしても席数に限りがあるため)店舗数を増やして売上を上げていこう」という計画や目標をしっかり伝えている。
そして実際に有言実行しているため信頼やモチベーションにも繋がっているそうだ。
ひでさんは、もっともっと店を大きくしていきたいと考えており、「とりどーるホールディングスが目標!!」とおっしゃっていた。
ここまで読んでいただきありがとうございます🙇♀️
このインタビューという機会で、今まで聞いていなかった、私たちスタッフに対する思いやなぜそのようなやり方にしているのかを知ることができ嬉しくなりました。そして改めて、ひで松という場所は私にとって大好きな場所だなと感じました!
◆◇◆◇◆店舗情報◆◇◆◇◆◇
ひで松東加古川店🔻
兵庫県加古川市平岡町新在家2-271-1 2番館ビル2階
ゑゑあんばい加古川🔻
兵庫県加古川市加古川町篠原町9-4
変元自在🔻
兵庫県加古川市平岡町新在家2-271-1 2番館ビル1階
肉乃家 東加古川店🔻
兵庫県加古川市平岡町新在家2丁目268-6
焼け石に肉🔻
兵庫県明石市魚住町西岡197-3
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