soraそら空

7年前に夫が脳出血で倒れた 最初は一心同体で看護していた 私 今では 一人じゃないと…

soraそら空

7年前に夫が脳出血で倒れた 最初は一心同体で看護していた 私 今では 一人じゃないという嬉しさと何でも自分で やっている 1人暮らしになったような寂しさと が混じり合っている 出来なくてしんどいというなら、なんでもやってあげることがいいのかやらないのがいいのか 悩む昨今

最近の記事

私は夫のことを追い詰めた

久しぶりに友だちとランチに行った 夫にはウニ入りの高級お寿司をおいて 久しぶりに会う友だちに、脳出血で倒れて8年目の夫の近況を、話しているときのことだった 「夫は手が震えるし、立ち上がるときも1.2.3って勢い付けないとっ」て言うと「それじゃあ、90のわたしの父と一緒じゃん」と笑われてしまった  確かに、100歳でもうちの夫より元気な人はいる 現実を叩きつけられた気分だった 一緒になって笑っているわたしは、心の中で口をヘの字にむすんだ 家に帰って夫に、私にどうしてほし

    • パソコンの裏事情

      ノート 書き始めてもう3年 小説 書きたいと思って今年の5月に 中日新聞 所属の 文章サークルに入った 地元の文章サークル から 今のサークル に入って 通算10年以上たけど今は エッセイ じゃなくて 小説 書きたいと思ってる なぜかというと もう自分のことは それほど 人が聞いて楽しい話はないから いや 夫が倒れて 8年目、 夫のことばっかり書いてて つまらないと思ったから 知ってる人にかわいそうだねって言われたくないのが本音かな それにこのノートアプリ見つけてからは

      • グリーンカーテンの異変

        5月中旬頃、冬越しをした朝顔の蔓をグリーンカーテンに仕立てた 毎年のことだけれども軒下にネットを張る作業は命がけで今年は最後と毎回思う でも、日を遮るように、二面の窓を朝顔でおおわれると、タープよりもずっと涼しくて窓からの景色もずっといい 葉っぱの裏側の景色が何でいいかって? 緑の重なりで出来るグラデーションが日差しに透けていい感じ 暑さを忘れさせてくれる その緑の裏側から、ちょっとだけ街の景色を覗きこみ、人の気配を感じる もちろん路地を歩く人は、誰一人としてわたしを気

        • 家は仕事場

          なぜこんなに外に出たくなるのか 家でのモーニングコーヒーのほうが美味しくて豪華なのに、カフェに通いたくてしかたがないわたし 脳出血で倒れて8年目の夫がダイニングテーブルの前に居座ってるのもあるけど、なんだかじっとしてられない やらなくてはいけないことが次から次へと現れて立ったり座ったり どれもやりたくないことばかりではないけれど、とにかく立ったり座ったり 窓の外、あじさいがピンクや青から紫、そして秋色あじさいの緑に変わる頃、収穫してドライフラワーにする準備をする 名

        私は夫のことを追い詰めた

          こんなこともあるよね

          「夫が緊急で市民病院きてます 明日は無理かと思います ごめんなさい」 こんなメールを友だちに送った 今日、夫が苦しがって「お腹いたい!早く帰ってきて」って、出掛け先に電話をしてきた 急いで帰って急いで市民病院に駆けつけた   夫が 胆管結石で入院になった バタバタの1日だった 夫が倒れてはや8年目 夫が一緒に行かなくっても、楽しみはできるうちにできるだけ、ひとりでも楽しもうと思った矢先のことだった 楽しめるうちは短かかった また、楽しめるようになるまで、ひと休み なんでこ

          こんなこともあるよね

          今日は無理

          夫が倒れて8年目、最近は楽になったよ 誘っても夫が「今日は無理」って言うから、じゃあ行ってくるねって出掛けてしまう 楽しいこと、できるうちにやっておきたいから   まだ大丈夫、夫は日中は一人でも大丈夫 ときどき、夫は「顔よく見せて、これで最後かも知れないから」って脅すけど、最後なのはこっちも一緒  どこでいつ何が起こるかわからないよ 先にあの世からお呼びがかかるのは、わたしかもしれない   夫の気持ちを考えると、つらいばかり 40年間働きずめで、やっと定年と思ったときには、

          今日は無理

          歳の差24さい

          「バッカじゃないの」 20才も上の友だちに言われた言葉 楽しいランチの席でのことだった もう7年も前に倒れた夫の具合はどう?と言う話から「スーパーで夫婦二人、仲良く買い物している人見ると下むいてしまう」と言うわたしに 「バッカじゃないの。懐かしむのはいいけど羨ましがってはダメ」と強い口調で言われた その人はご主人を50代で亡くされ、ひとりで生きてきた人 87才、今でもひとり暮らしされていて、 ちょっと心配だけどときどき車もゆっくり丁寧に運転している 行けるうちはなるべ

          歳の差24さい

          かすがい郡上踊り

          先週の日曜日 春日井市に郡上踊りがやってきました 第1回目だそうです 私は 郡上踊りやそのお隣の白鳥踊りが大好きで 7年前までは シーズンともなれば 何度も足をを運びました 聞けば シーズン20回 30回と踊っている方も多いと言います 私などは新参者 夫が倒れて 早8年目 もう二度と 踊りに出かけられないと諦めていましたが 近くで 郡上踊りがやってくる それならひとりでも踊りに行けます そわそわしてドキドキしてその日を待ちました 会場に着くと 夏を待ちかねていた郡

          かすがい郡上踊り

          もう一生 行けないの

          泊まりの旅行は俺が死んでからにしてくれと言われた 7年前に倒れた 夫を介護する私 今では 私は 介護人で夫はその利用者 みたいな関係 いないと困るのはわかる でも夫は外にも出かけられないけど私は元気なんだよね 夫が旅行に行きたくないのはわかるけど 私は 元気なのに 宿泊の旅行にも 行けない 娘に頼めば 1泊2日ぐらい 父親の面倒は見てくれるのに それでもそう言う夫は、私の方が 便利で言いやすいのだろう そう言っているうちに 私も年寄りになって 旅行なんて行けなくな

          もう一生 行けないの

          タラレバ話

          パン屋さんのイートインでゆっくりしていると私より 年上の 夫婦が2人でお店に入ってきた 元気そうだな そう思いながら目を 伏せる うちのお父さん( 夫のこと)も 脳出血しなってなかったらこうやって2人でここに来てたかなあ   相変わらず「私は不幸よ」っていう顔してる自分に気づく 一人でこうやってパン 食べてコーヒー飲んでのんびりできるのも素敵なことだし ゆっくりする時間があるのもいいのに 今の生活が 私の 日常じゃない と思ってる まだまだ 夫が 健康な頃 に戻りたい

          タラレバ話

          やる気うせるわー

          逃げてるなと思う 今日も何かと理由つけて出掛けてきた 何もやろうとしない夫にできるならやってよって攻め立てるだけのわたし 今までできないから やってあげなくちゃ と思ってたのにあなたのご主人はやれるけどやらないだけとケアマネさんは断言する それが証拠に新聞も取ってこれないと言っておきながらリハビリのおねえさんに外歩きますよーと言われて普通に散歩して帰ってきた やる気うせるわー   ケアマネさんに万歩計持たされて毎日歩くように励ますけどわたしの言うことは何一つ聞いてはくれない

          やる気うせるわー

          今日は満月?

          ときは12時 もう眠りにつこうと思ったが 薄暗い玄関から光が差し込んでいた 外に出ると まん丸くなった月が こっちを見てる 4月の満月は 24日とあった お月様好きの私には 不覚だった それほど 生活は忙しく体は疲れきっている 夜中の澄み切った空に 月の明かりが くっきりと影 を作っている 早いな ついこの間まで ひんやりした 空気に 急いで 窓を閉めていたのに

          今日は満月?

          誠心誠意をもった応援

          新しいケアマネさんは一生懸命に夫を励ましてくれる あなたは出来ないのではなくやらないだけと言い切る でも、その言葉に悲しくなってきて反対に怒りすら込み上げてきた だってそうでしょ  今まで7年のうち動けなくなって早四年間、私は夫が歩けなくなってきた、出来ないことが増えたと思ってきた だから色々代わりにやってきたのに本当は出来るのにやらなかっただけなんて騙された感じがする 怒って当然よね でもね、ケアマネさんが言うことが本当ならリハビリもっとしたら元気になるってことじゃな

          誠心誠意をもった応援

          落ち込む

          誰にも言いたくないけど誰かに言わないと落ち込む 去年 の暮れから 坐骨神経痛で半年ほど 足は痛いし 母は入院して その後 私は メニエールになって 1歳の 孫まで入院して 5歳の孫を 面倒見て メニエールで 目が回る なんて言っていられなくなって どんどん いろんなことが起こって 楽しい お誘い に行けなくなって ドタキャンばっかり 節分から私の人生は大きく変わると言われたけど こんな風に悪い方にばっかり変わっていくと憂鬱で仕方がない 四緑木星 今年はいい年になると

          相変わらず夫はリハビリ行きませんが

          相変わらず夫はリハビリ行きませんが 変わったことがありました 毎月元気?なんて声をかけるだけのケアマネさんが変わりました 新しい ケアマネ さんは「若いのにもったいないよね 、そのままで行くと寝たきりだよ 奥さんに見放されるよ」と結構 ズバズバ言うついでに「春の介護認定 は 2級はもらえないからね」 とも言われた きっと ケアマネさんに 夫は できるのにやってないだけだ 本当にできないなら 鬱 なんじゃないのと思われてる   でもね 大好きなお風呂も10日も入れず 好き

          相変わらず夫はリハビリ行きませんが

          コメントありがとう

          私 初めて コメント もらいました  コメント くれた 人 ありがとうございました 夫が倒れて早7 年。7年もあっという間でした 今は仕事と介護、時々カフェ の毎日を過ごしております まだまだ 寝たきりにはなっていない 夫ですが 最近は 出かける前に もう最後かもしれんで顔を見せてって言います ちょっと 脅されてる気分もしますが それにも 慣れました 無理に 言うことを聞かせるような介護はしたくないので お風呂も10日も入らなくても 散歩も行かなくても デイサービスもや

          コメントありがとう