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身軽な旅支度

唐突ながら
行きつけの美容師さんは
シャンプーマッサージがちょっと
身構えるくらい強くて痛すぎる傾向。

今日はあのお兄さんじゃなければいいなと
思うほどに、お兄さんを引き寄せてしまう。
とても物腰が柔らかく控えめな感じなので
なかなか言い出しにくかったのだけれど
お客として痛みを忍耐する必要は特になく
ある日、緩めののマッサージをお願いした。

お兄さんは、握力が強すぎて
軽くなすってる位の力加減でも
「痛い」とよく言われるのだとか。
にしても強すぎるよね、と突っ込むと
ロッククライマーの登山家だという。
どうりで・・・
小柄ながらもマッチョ感が漂っていた。
岩をもつかむほどの凄腕だから
軽く頭もつかんでくれているということだ。

登山はかなり本格派の様子
荷物を担いだまま岩を登るわけだから
ロッククライミング時は荷物は一心同体
g単位で極力荷を減量させて臨むらしく
これを考えるのが凄く楽しいのだと。

私もその気持ちなぜか良くわかる。
旅もいかに荷物を少なくできるか
これ、考えるの実はすごく楽しくて
荷物の準備から旅は始まっている。

荷が多くて重い程フットワークも悪い
出来るだけ身軽に旅を楽しむために
荷造りをコンパクトにする、ここに
こだわりをもって楽しんでいる
妙なオタク嗜好の会話が盛り上がった。



先日、3泊4日の旅をした。
優雅にゆったり旅を楽しむ
憧れの旅のスタイルにはいつも程遠い。
旅はつめこみ過ぎの欲張りプラン
あれもこれも見たくてウロウロしすぎ
写真マニアの血も騒ぐ。
ほどほどに切り上げないと前に進めない。
普段の怠け者具合とは別人のように
アクティブで体育会系な私の旅の形。


旅の荷物量はスムーズな移動の要であり
生活のミニマムさも体感できるチャンス。

軽量化ならなんでもいいというより
これだけは旅でも必要、もしくは
これだけあればなんとかなるという
スタイルを厳選せざるを得ない。
最小限で自分を快適にする工夫が
編み出される機会でもある。

若い頃はもっと身軽だったのに
年々あれもこれも必要かも・・・と
お体に合わせたケア用品がかさむのは
気のせいだろうか?
これも歳なりの人生の表れであり
今の私にあう旅支度なのかもしれない。

いやいや、歳は関係ない
これからは
あれもこれも必要かもといった
先取り不安思考はやめて
現実化、映像化して映し出さない
望むものにフォーカスすれば
心配から増える荷物は減らせるはず。

意識で自ら荷物を増やさない
人生の旅支度にもこれが必要。

とはいっても、現実のところ
まだタケコプターやどこでもドアは
持っていないので観光地はよく歩く。
年齢の上昇に伴い必需品となったのは
断然スニーカー。
若い頃は、靴なんて気にしなくても
ガンガン歩けていたのに、皮膚の皮も
ピチピチ度が必要なのだろう。

靴は荷の割合が大きくなる物の一つ
できれば一足で賄いたい。
歩きやすさを優先するとハイキング感は
どうしても拭えなくなるから
街旅にはちょっと味気がなくなる。

軽量で、乾きやすく、動きやすい
かつ、ほどほどに洒落っけも
となると意外に旅の衣はハードルが高い。

3泊の荷物を1泊くらいの量で済ませる
自称、体育会系少年お〇さんの荷物は
野外活動チックになりやすいから
女子力を失わないようにしたい。


旅の制限を楽しむ

3泊4日という旅行期間は荷物を
手提げorキャリーケースにするか
微妙な日数だったりする。
外人さんはリュック派も多いが
日本人女子はキャリー派の人が
だんぜん多い気がする。
キャリーは場面によりかなり動きを妨げ
邪魔になるなることが多々ある。

例えば東京、田舎者からするとすると
平坦でさっそうとキャリーを転がせる街
に見えがちだが、結構な坂の街率が高く
何度もコロコロがネックになった。
あとは山を登る敷地の広い神社など。
観光では駅でもない限り
キャリーをスイスイ横押しして
歩ける場所は意外に少ない
引きずるように4輪キャリーを
持ち歩く人をよく見かけるが、いっそ
手下げの方が動きやすかったりする。

旅は乗り物も楽しい。
一番好きなのは飛行機、離陸が好き。
空港に着いて荷物を受け取る時間や
手間が嫌いだから長期旅行以外は
荷物を預けることはしない。

コインローカー等も
荷物をとりに戻る必要があるので
移動の仕方によっては使えない。
荷物は宅配という人もいるが
わざわざ送るほどの荷物もない。

なんやかんや理由をつけて
自分で荷物を持ち歩きたいのだろう。
今のところ「軽量登山家的旅支度」が
私の性にはあっている模様。

ロッククライマー登山家と同じ
荷物は身軽にし、自分で動く
これを楽しんでいるのだから。

旅の荷物の量を決める要因は
天気や気温、旅の環境、場面
交通手段、アクセスのよさ
移動しながらの宿泊や連泊
宿泊先の設備などによっても変わる。

この度もガンガン移動しまくった。
暑さも寒さも、都会も山も
悪天候も全て受け入れる如く
キャリーはやめて手提げを選んだ。

体育会系お〇さんの荷物の紹介

普通なら1泊かエコバック並みの容量

無理くり 3泊4日 これで済ます


折り紙から発想を得た
折り畳み式ナイロンバッグ
これが旅には大活躍
このシリーズ 色・形・大きさを変え
なぜか5個もあった10年以上の愛用品
こちらは
さすがに買い替えたグレー調の二代目
今はデザイン大きさもバージョンUPして
もっとおしゃれになっている。
なのにわざわざ同じものを購入。
柔軟性のなさも良しとして好きに従う。

この中に、折り畳み式リュック、傘、水筒
カッパ兼コートを忍ばせ、雨や山にも対応
バッグもポーチも荷を詰め込み過ぎて
何入れてるの?ってくらいの重さ
チャックが壊れるかと思うほどパンパン
我ながらどんだけ余裕がないんだよと。
山ではリュックにバッグごと荷物を
入れ込んでバッグINバッグで手ぶら行動。

歩く観光にはスニーカーが外せない。
雨でグズグズになったからお家に帰って
ズックを洗うかの如くガシガシ洗った。
最近のスニーカーは外見はごつくても
内部コスト削減なのかクッション性がなく
スニーカーなのに歩きにくいものが多い。

この靴も若干その部類、見た目に注意。
濡れたり洗ったりで柔らかくなったから
結果OK。




すべて自己満足な世界
人にとってはどうでもいいことばかり。

けれども
人生も身軽な旅支度が行動を自由にする。
身の回りの物質を厳選し愛でて満たしつつ
心の荷物はどんどん減量し身軽にしたい。

そのために利用できる道具や施設
文明の利器、交通手段は上手く活用し
好みのカスタマイズで自分流の旅を。


これからの人生の旅支度は
進んでいますか?
どんな感じですか?
たのしそうですか?

次こそは
鞄も日程もゆとりをもって
もっと心軽やかに旅したいな~

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