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[インタビュー]有馬 廉

機動力を生かしたプレーを強みに


高校のラグビー部ではキャプテンを務めていた有馬選手。
中学高校6年間のラグビー経験について、話を伺いました。

有馬廉:桐蔭学園中等教育学校ラグビー部出身。ポジションはFL。

ーラグビーを始めたきっかけはなんですか?
有馬「自分の所属していた桐蔭学園中等教育学校は桐蔭学園中学と併存している特殊な学校でした。
桐蔭中学はラグビーが強かったこともあり、部活紹介で入部を決めました。
中学生時代は、桐蔭学園中学と同じラグビー部で活動しており、試合にも出場していました。
中学ではフッカーをやっていましたが、高校からは憧れていたフランカーでプレーしています。
また、高校ではキャプテンを務めさせていただきました。」

ー高校から桐蔭学園高校と桐蔭中等ラグビー部は分かれてプレーするんですね。高校ではどんなチームでプレーをしていましたか?
有馬「自分が所属していたのは桐蔭学園中等の方のラグビー部だったので、そんなに強くないだろうと正直ナメていたところがありました。しかし、実際入部して圧倒された記憶があります。
高校からラグビーを始めた先輩でも身体が大きい選手がたくさんいました。
ウエイトを本格的に始めるのが高校からなので体の出来が全く違い、コンタクトのレベルも1段階違いました。
初心者と経験者が一緒になってやっていく環境や、指導者がメニューを考えたりするわけではなく、キャプテンなどが考えている点などが今の上智大学ラグビーの環境と似ていると思っています。」

ーこれまでラグビーをしていて辛かったことはありますか?
有馬「実は中学2年生の頃、練習に行かなくなった時期がありました。
桐蔭中学ラグビー部は割と強豪だったので、中学生にしては練習が厳しくラグビー自体があまり楽しく無くなっていました。
もちろん簡単に練習を休めるような環境ではなかったのですが、練習を休んで1ヶ月くらい経ったとき
当時30歳くらいの若い監督に「やりたくないならもう来なくていい」と半ば見放されて、
そこでやっぱりラグビーやってみようかなと笑
自分自身の性格的に一度始めたことは辞めたくないと思っているから、来なくていいよと言われて
「じゃあ辞めてやるよ」というよりかは、「ええ?ならやろうかな」と思うようになりました。
そこが自分のラグビー人生のターニングポイントです。
それからちょっと頑張るかと心を入れ替えた矢先、たまたま上のチームの3年生が怪我をして、自分をAで出してもらってから、Aチームに定着できるようになりました。」

ー今シーズンはスタメンで試合に出ていますが、昨シーズンで得たことは生かされていますか?
有馬「自分自身は高校生の時からプレースタイルが大きく変わりました。当時は体重があったのでボールを持って身体を当てるプレーが多かったのですが、大学に入ってからは機動力がすごく上がりました。プレーを振り返っても高校の時にはいなかった場所でプレーしていたりします。
また、大学に入ってからフィットネスが強化されました。昨夏のフィットネスは本当にキツかったですが、あれのおかげで走れるようになりました。
今シーズンの公式戦では、一試合でタックル15回、成功率90%以上、ジャッカル3回、キャリー5回、ゲイン獲得率100%という細かい目標を立てています。
毎年具体的に決めていますが、高校時代のコーチにもビデオを送ってアドバイスをもらったり、詳細に分析してもらっています。
残りの試合も頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。」

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