大人へ絵本memo ~北海道の~
美唄市で育った1950年生まれの作者が20年前に描いた景色は、今も鮮明に心を動かす。眺めているだけでなぜだろう。今もあるのだろうか。この景色。
家族は忙しい。
少女は一人で風や匂い、家族や生き物を見ている。
がらんとした納屋も薄暗い家の中とも会話をしている。
そこには生命がある。
自然の中にいる方。そこで育った方。或いは触れてみたい方。
或いは雪国で今、子どもの方へ。
小泉るみ子「四季の絵本」
野菜農家の生活の中で少女が感じた春夏秋冬。
折々の景色と香りが絵本の