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持続可能な食文化の日

こんにちは!SOORの高村です!

皆さんは、国連(国際連合)が定めた「持続可能な食文化の日」をご存じでしょうか? 英語表記は「Sustainable Gastronomy Day」です。私たちの食文化や食生活にかかわる大切な国際デーのようですが、具体的に、どのようなことを記念した日なのでしょう?

持続可能な食文化

まず「持続可能」とは、私たちが地球環境を守りつつ、今後も豊かに暮らしていけることを表しています。

以上のことから、「持続可能な食文化」とは、限りある資源を無駄なく、地球環境や人々の健康を考えたうえで、農業や漁業、酪農といった食料生産を維持していくことを言います。そして、世界中に存在する食文化を守り、受け継ぐことを意味します。

「持続可能な食文化の日」

目的

「持続可能な食文化の日」の目的は、食料の開発や保全、食文化の継承や健康的な食生活を含む持続可能な食文化に対して、人々の意識を高めること。

ほかにも、生物多様性の保全の促進、生活者と食料生産者とのパイプの強化、地球環境の保護、貧困をなくすことや資源の有効活用などへの貢献できます。

歴史

「持続可能な食文化の日」は、まだ新しい記念日で、2016年12月に国連総会で採択されたばかりです。

前年度にあたる2015年に国連は「持続可能な開発目標」いわゆる「SDGs(エスディージーズ)」を含んだ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しています。

SDGsは、地球を守り、持続可能な世界を実現するための国際的な目標のことです。

「持続可能な食文化の日」は、SDGsと深く結びついています。

由来

「持続可能な食文化の日」が採択された背景には、食料の供給力低下による食糧難やエネルギー不足、深刻な環境悪化など、近い将来、人類の存在を左右しかねない世界的な課題が浮上するという危機感があります。

また、1970年代頃から現在まで続くアフリカやアジアなどで発生している貧困や飢餓も採択された理由のひとつになっています。

私たちができること

食品ロスを生み出さない

世界では、毎年約13億トンの食料が廃棄されています。これは、食料生産量の1/3にあたる量です。日本でも1年間(2018年度)に、約612万トンもの食料が捨てられています。

これ以上食品ロスを生み出さないためにも、作りすぎや買いすぎ、食べ残しはやめましょう。

省エネを心がける

2018年度の二酸化炭素(CO2)排出量は、世界で約335億トンにのぼります。日本は、世界で5番目に排出量が多く、国民ひとりあたりの排出量は約8.5トンです。

地球温暖化の原因と考えられているCO2の排出を減らしていくことを各家庭や個人が意識していけば、地球環境の保護や食文化の維持につながります。

SNSなどの情報発信ツールを使ってシェア

現在では、インターネットが広く普及しているため、持続可能な食文化や食生活についての情報をSNSで発信したり、シェアすることができます。身近な食品ロスの問題や省エネ対策をはじめ、国連が掲げている持続可能な開発目標などをインターネットを利用して広く伝えることができます。

環境や健康によいオーガニック食材などやレシピ、食品の保存方法、リサイクル術やコスト削減手法などもSNSを通じて多くの人に向けて共有できます。

最後に

食という存在は私たちの生活に密接にかかわっています。これからもすべての人が健康的で安全な食生活を送るには今起きている食問題について一人一人が真剣に考えていく必要があります。

まずは自分には何ができるだろうということを考えてみてできることから少しずつ挑戦してみてくださいね。

それではまた!

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