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WH-1000XM5に詰まった、まだあまり知られていない「こだわり」をご紹介!
ソニー広報部のTKです。
今年5月27日に発売した、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を誇るワイヤレスヘッドホン『WH-1000XM5』についてご紹介します。
今回は、商品企画や設計の担当者に「知る人ぞ知る“商品のこだわり”を教えてください!」と突撃取材し、リリースには書ききれなかった開発者のこだわりに着目していきます。
進化したノイズキャンセリング性能や高い通話性能など、商品の主な特長はプレスリリースでご紹介しているので是非そちらもご覧ください。
製品箱の裏には、あのロゴが初めて刻印されているんです!
まず店頭で製品を見たり、購入した製品が届いたりしたときに最初に目に入るのがパッケージ。2020年9月発売の『WH-1000XM4』と比べて、パッケージのデザインも大きく変わっていることが写真でもお分かりいただけるかと思います。
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(左:WH-1000XM4、右:WH-1000XM5)
『WH-1000XM5』(写真右)の製品箱には、竹、さとうきび、市場で回収したリサイクルペーパーを原料にソニーが独自開発したサステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」を使用しています。
この「オリジナルブレンドマテリアル」は、2021年6月に発売した完全ワイヤレス型ヘッドホン『WF-1000XM4』で初めて製品のパッケージに使用され、今回の『WH-1000XM5』のパッケージが二つ目となります。
そんな『WH-1000XM5』のパッケージ、開封したら是非とも製品箱の裏(底面)を見てみてください!製品箱の裏の下部には、初めて「Original Blended Material」のロゴが刻印されているんです。
環境への配慮と触り心地の良い質の高さを両立した素材による、持続可能なパッケージ。製品を手にするお客様に、パッケージを通じて環境への貢献を実感してもらうことも目指しています。
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(左:製品箱の裏側、右:刻印されているロゴ)
余談ですが、ソニー社員の名刺にもオリジナルブレンドマテリアルの使用が始まっています。『WH-1000XM5』の商品企画担当者の名刺も、すでにオリジナルブレンドマテリアル仕様になっていました!名刺交換を通じて、ソニー独自のサステナブルな素材のことを広く知っていただくキッカケになれば嬉しいです。
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名刺下部にオリジナルブレンドマテリアルを使用していることも記載
(氏名やメールアドレスなどはモザイク処理しています)
(関連サイト)オーディオ製品の環境配慮の取り組み
(関連サイト)オリジナルブレンドマテリアルの詳細
ワクワク感まで演出しちゃう徹底ぶり!
そしてこの製品箱には、実はもう1つこだわりがあります。
この蓋と底の境目、なぜ蓋のほうが深い作りになっていると思いますか・・?
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企画担当者に聞いてみたところ、なんと玉手箱のような登場感を意識してこの形状にしたそうです!!
製品を購入して、自宅で開封するときの“ワクワク感”を最大限演出できるようにと、こだわって設計されているんです。ぜひ注目してみてください。
折り紙のようなケースと、隠しファスナー
製品箱を開けると、説明書などが入った封筒とケースが目に飛び込みます。細かいポイントですが、この封筒やケース内に同梱しているケーブルの結束バンドも紙製にするなど、プラスチックを使わない工夫をしています。
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そしてこのケース、実は側面に折り紙のような折り目がついていて、ヘッドホンを取り出した後は、たたんで薄くできるように工夫されているんです。ケースをカバンなどに収納する際に便利ですよね!
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右の写真のように、ヘッドホンを取り出した後は折りたたんで薄くできる
さらに、ケースのファスナーが殆ど見えない作りになっていることにお気づきでしょうか!『WH-1000XM5』のケースは見た目のデザインにもこだわり、ファスナーが目立たない設計にしているんだそうです。
どちらがL(左)/R(右)かは、触れば分かるんです!
ヘッドホンを着けるとき、気づいたら「L(左)とR(右)を逆に着けていた・・!」なんてことありませんか?実は、どちらがLでどちらがRかは、目で確認しなくても、指で触って直感的に確認できるんですよ!
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青い丸で囲ったボタンは、指で認識できるようにあえて大きさを変えている
この画像の赤い丸で囲った部分をよく見て頂くと、小さな突起があるのが分かりますでしょうか。この突起は「L(左)」側にのみついているので、目で確認しなくても、指で触ることで左右が分かるようにアクセシビリティに配慮して設計されています。
また、青い丸で囲った「NC/AMBボタン」と「電源ボタン」は、あえてボタンの大きさ(横幅)を変えています。これも、ヘッドホンを着けたままでも指で操作したいボタンが分かるようにこだわっているポイントなんです。
ちなみに、この「L(左)」側の小さな突起やボタンの大きさの違いは、ソニーのヘッドバンド型ヘッドホンの全てで共通しています。ユーザーの使い勝手を考えて、細かな点にもこだわって設計されているんですね。
サイズ調整後もデザインが変わらない魅力
次に、刷新されたヘッドホン本体のデザインについて。『WH-1000XM5』には、ヘッドバンド部のサイズ調整後もデザインの変わらない無段階スライダーが採用されています。
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(左:ヘッドバンドを短くした状態、右:ヘッドバンドを長くした状態)
サイズを調整しても見た目のデザインが変わらないというポイント、実は個人的にかなり魅力的だなと思っています!
頭の大きい私は、いつもヘッドバンドの長さを伸ばすことが多いのですが、見た目で「伸ばしている」ということが丸分かりだと、頭の大きさが強調されているような気分になってちょっと気になってしまうもの・・。
ヘッドバンドのサイズを調整しても、それが「目立たない」ということは実はユーザー視点でとても嬉しいポイントなんじゃないかなと思います。
お客様に長く楽しく音楽を聴き続けていただけるように。
そんな想いで開発した「セーフリスニング」機能
また、『WH-1000XM5』から新たに搭載された機能の1つに、「セーフリスニング」があります。「Sony | Headphones Connect」アプリと連携し、ヘッドホンで音楽視聴中の音圧(音の大きさ)が記録、蓄積され、世界保健機関(WHO)の推奨する限度と比較した結果を確認できる機能です。
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この機能は、お客様に新しい音体験やオーディオ製品をお届けするソニーとして、いつまでも楽しく音楽を聴き続けていただけるようにという想いから開発し、搭載しています。現在は『WH-1000XM5』と『LinkBuds S』でお使いいただけるので、ご自身のリスニング傾向が聴覚に配慮されているかを是非チェックしてみてください。
以上、『WH-1000XM5』のまだあまり知られていない”こだわり”をご紹介しました!
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