見出し画像

【日本語の勉強(1)】

日本語は、大学に入学し、その後の専攻を選択する時、
日本語を選択することにした。

【韓国の大学の専攻選択】

韓国は、厳しい大学入試があり、私の時代は、
ベビーブーム時代だったのかどうかはわからないが、
それでも相当な人数で勉強していた。
小学校、一クラスの人数は60名で、10クラスはあったと思う。
そのまま、あたり前のように大学入試をしているわけだから、
まずは、勉強、入試ということで、自分のことについて考える余裕なんてない。そして、ほぼほぼ、自分の偏差値で、大学が決まり、専門も決まってしまう。私は、人文学部で、語学専門、哲学、社会学の専攻を2年次に選択する。当然ながら、専攻の選択には、偏りがあり、GPAですべてが決まる。

【就職のためには、先生か看護師か】
当時のことを考えると大学まで出て、就職をしないということは、
私の中では、考えられなかった。
しかし、社会はそうでもなく、大学卒の嫁探しにもなるのかもしれない。
当然、結婚をすると仕事を辞めるという風潮があり、
なかなか、自分の自由意思で決められない社会だったと今となっては思う。
そのためには、「公務員」「先生」「看護師」と言った資格を取る必要があった。その中で、「先生」としては、「日本語教師」を選択し、
大学で、「日本語を学び始めた」。

【日本語は楽しい】

いろいろと社会的な背景などから日本語を選択するようになったが、
私を含め、韓国人にとって、日本語は楽しい語学の一つでもある。
まず、一つ一つすぐ話せるような感じがした。
つまり、高校生の時、選択した第二外国語のドイツは、
私が、いくら「グーテンターク(多分、おはようみたい?)」と言っても、
誰も相手がなく、誰に挨拶すればいいんだよ。一生使わないよ。
と感じていたから、私にとっては、ほぼほぼ「死語」に近い。

一方、日本語は、「おはようございます。」と言ったら、
どこからか、「あ!私の友達、日本人いるよ!」とか、
アニメを見ても、映画を見ても、「おはよう!」「おはようございます。」「おーす」など、さまざまな場面があり、楽しかった。

【はじめて覚えた日本語 “ざんねんながら”】

ここから先は

1,314字
教科書や書籍に載せるほどの内容ではないものの、その一つ一つが記憶となり、 個人的な体験と学習につながっていると思います。気軽にお読みください。

20歳過ぎてから日本語を学び、日本へ留学、社会との関わりの中、どのように日本語を学習していたのか。何か感じたのかを記録したものです。日本と…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?