SONE

言語教育および発音に関連した内容、思い、思考をまとめます。

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マガジン

  • 私の日本語学習史

    20歳過ぎてから日本語を学び、日本へ留学、社会との関わりの中、どのように日本語を学習していたのか。何か感じたのかを記録したものです。日本と韓国、 そして、個人的な経験をできるだけ載せようと思っています。

  • 日本語の発音練習の方法について考える

    日本語の発音の特徴、そして、発音の練習方法(既存の教科書の内容)などについてまとめます。

最近の記事

【日本語のリズム感を感じた時】

私が日本語のリズム感とは何かを実感した時と自分の学習スタイルと自分の経験との関係についてまとめました。日本語のリズムとは何かをもう一度、考えていきたいと思います。 日本語の発音について、特に、リズムについて 考えたのは、修士に入ってからでした。 リズムの取り方が難しいとか、リズムが違うとかは、感じたことがなく、なんとなくリズムで練習するという感じでした。 私は、子供の時からピアノを習ってたので、 さらにいえば、芸術中学校の入試を受けるというような育成の名のもとで、厳しく練

    • [方言「~じゃ」桃太郎のたくましさ]

      日本語を勉強しているものとして、方言はとても魅力的である。 また、正式には、勉強したことがないが、お笑い芸人の関西弁は、 やはりリズム感を感じる。私も、日本語の方言の特徴などを知りたい!と思いつつも、やはり、やーめーたー。となる。 [方言萌え、ヴァーチャル方言と出会い] 上記の図書を読み、大変興味深い点があった。図書の内容をざっくり理解した上で、また、自分が考えている内容をまとめていきたい。 まず、方言に対する認識が変化して、今や、方言は自分の魅力の一つである。 また、方

      • 【日本語の勉強(1)】

        日本語は、大学に入学し、その後の専攻を選択する時、 日本語を選択することにした。 【韓国の大学の専攻選択】 韓国は、厳しい大学入試があり、私の時代は、 ベビーブーム時代だったのかどうかはわからないが、 それでも相当な人数で勉強していた。 小学校、一クラスの人数は60名で、10クラスはあったと思う。 そのまま、あたり前のように大学入試をしているわけだから、 まずは、勉強、入試ということで、自分のことについて考える余裕なんてない。そして、ほぼほぼ、自分の偏差値で、大学が決まり

        • 【日本の記憶(その1)】

          自分が、子供の時、日本や日本語は、どんな存在だったのかを考えてみた。 【明洞、南大門の街から見た日本】 私は、ソウル、そして、南大門で生まれた。 南大門は、市場があり、いつもにぎわっていた。 子供の時、日本製の食品や家電もどこからかよく売っていた。 【マルコメ君を見て、子供用の味噌だと思った母】 日本語しか書いてない味噌に、マルコメ君を見た母は、 「これは、子供用に違いない。」と思い、 私は、よく「味噌汁」と「白いご飯」を食べていた。 【日本製(イルゼー)のあこがれ

        【日本語のリズム感を感じた時】

        マガジン

        • 私の日本語学習史
          3本
          ¥500
        • 日本語の発音練習の方法について考える
          0本

        記事

          [方言の考え方(1)1960年代]

          「方言に対する認識」1962年3月ごろの集団就職のシーズンでやってきた方の新聞記事である。 読んでみると当時の「方言」に対する認識をうかがえる。 まず、「標準語で話しましょう」と言った点である。当時の標準語は、地方から来た方々にとっては、難しいものであり、記事には、次のような話があった。 [方言を話す人の気持ち] 標準語で話せない自分と方言を話す自分、そして、東京に就職した人たちは 次のような気持ちになっていたと書いてある。 ここから、つまり、「集団就職」という時代か

          [方言の考え方(1)1960年代]

          韓国のミョンドンの看板です。 韓国語、英語、日本語、中国語、英語の韓国語表記、絵、など、国際的な言語景観です。

          韓国のミョンドンの看板です。 韓国語、英語、日本語、中国語、英語の韓国語表記、絵、など、国際的な言語景観です。

          英語の発音がよくなるなら...なんでも

          【英語、Native になるためなら】2002年、米国の「ロサンゼルス・タイムズ」に、英語の発音を良くするため、子供に口腔の手術を受けさせる韓国の親たちの記事が掲載された。同紙によると、東アジア人はアルファベットの「R」と「L」を区別して発音することが難しいが、一部の韓国人は舌の下側を切開して舌を長くし柔軟性を高めれば、発音の問題は解決できると信じているという。 【信じるか信じないかはあなた次第!】といいたいところだが、 私が子供のごろ、そして、中学生、高校生の時に、よく

          英語の発音がよくなるなら...なんでも

          文化と社会を投影する日本語教育と音声

          【自己紹介(筆者および記事の内容について)】 みなさん、こんにちは。 このページは日本語教育と音声について考える資料や情報、 私なりの解釈などを掲載するためのものです。 私は、留学生として日本に来て、日本語を学びました。 特に、日本語の音声や発音に興味を持っています。 今は、日本語を教える仕事、日本語教師の方々に日本語の音声について教える仕事、日本語学や音声学の研究などをしています。 【変化する社会と日本語教育現場】 今回記事を作成した理由の一つは、変化している社会と文

          文化と社会を投影する日本語教育と音声