仕事を軸に、世界を広げていく

『ケアマネジャー  ハラハラ日記』(三五館シンシャ)という本を読みました。

著者の岸山真理子さんは、38歳で介護職員、47歳でケアマネジャーとなり、今も現役で働いておられるそうです。

支援の手が必要な方々のために駆け回ってきた彼女の紆余曲折ある人生が綴られており、読み物としてもすごく面白かったです。




僕は現在、瀬戸内市役所の危機管理課に所属し、防災の担当をしています。

主な担当業務の一つに「避難行動要支援者に関すること」があり、最近は庁内の福祉部局や福祉専門職(ケアマネジャーや相談支援専門員など)、社会福祉協議会、民生委員など、福祉分野の方々と関わる機会も多いです。

これまで、防災担当は災害時の対応や、地域での防災活動のサポートを中心に考えてきましたが、高齢化や人口減少、住民のライフスタイルの多様化にともなう地域のつながりの希薄化などの問題が複雑に絡み合う今、防災に関わる人にとって、「福祉」は必修科目になっていると思います。

今回は、これから一緒に高齢者などの避難支援について考えていきたいケアマネジャーとはどんな存在なのか、また介護業界ではどのようなことが起こっているのか知りたくてこの本を手に取ってみました。




担当業務について精通していることは当然ですが、担当業務におけるサービスの質をより向上させるために関連情報まで学ぶことが大切なのかなと思います。

なにより、こうやって仕事をきっかけに新たな分野に興味が出てきて、自分の世界を広げていく過程はとっても楽しいです。

単に仕事のスピードが早いとか、ミスなく仕事ができるだけではなく、色んなところにアンテナを張って広い知識を持った職員になれるようにしたいです。

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