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歴史をも動かす?聖なる骨?『仙骨』に隠された秘密とは。
「仙骨」
最近にわかに注目をあびはじめている仙骨。
最近では、「仙骨」にまつわる健康法の本も数多く出回りはじめた。
もう知らないなんて言わせない。
今回は仙骨について、学び直していきましょう。
それではまず、仙骨ってどこにあるの??
仙骨とは?
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44229106/picture_pc_b4ae93f11ba76fdf84415b90a1988de9.jpg?width=800)
正面から見るとこの赤く囲ったところ。骨盤の中心にあるここが仙骨。
背骨の一番下に位置し、骨格の中心となる。
そして上半身と下半身を繋げる大切な骨でもあるんだ。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44229110/picture_pc_553f7daa7b215076c57ed7bfdc16aa7d.jpg)
また、仙骨の語源を調べると、古代ギリシャ語で「聖なる骨」を意味する言葉から派生している。
仙骨のことを、昔は英語で’Holy Bone”(聖なる骨)と呼び、現在でも”sacrum” (神聖な骨)と言う。“sacrum”の語源はラテン語の “sacer”(神聖な)からきている。また「聖所、神殿」の意味もある。ドイツ語では Kreuzbein(十字架の骨)で、いずれも聖なる言葉が名前になっているね。
他にも、仙骨には神聖な意味を表している種々の説があるんだよね。
●仙骨は神聖な生殖器 genitalia を保護するから神聖な骨と呼ばれる説
●古代エジプトにおいて、仙骨は「オシリス(豊穣の神、冥界の支配者)の背骨」と呼ばれ、人体の中で最も神聖な部分とみなされていた説
●仙骨は、死後一番最後まで腐敗せずに残る部位であり、復活の際には仙骨から肉体が再構成されるというユダヤ人の伝説。
●仙道においては、仙骨が出ていることが仙人になれる条件と言われていた説
また、杉田玄白らがオランダ語から訳した解剖学書「解体新書」では、
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44229121/picture_pc_b8be195d5afa20d47a75a43c1e9539f2.jpg?width=800)
仙骨のことを「護神骨」と訳している。
神を護まもる骨!
後に→「薦骨」(神に薦める骨)→「仙骨」と簡略化されていった。
このように、「仙骨」は、ただの骨じゃ終わらない香りがプンプンする。
大切な秘密が隠されているのは間違いない!
なぜ仙骨を反ることが大切?
骨格としての中心にある仙骨。
仙骨は脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)の中心部分と繋がっていて、仙骨は人体における動きの中心支点。
上半身は仙骨の1点で支えられていて、仙骨で受けた上半身の力は恥骨~股関節を通して両足へと伝えられるようになっている。
なので仙骨を正しく反れるようになることで、骨盤も背骨も正しい位置になり、はじめて正しく立てるようになるんだ。
ここで、「毎日当たり前のように立ってるんですけど・・・」なんて思ったアナタは、この先を読み進めることをおススメする。
実はほとんどの人が立ててるようで、ちゃんと立てていない。
正しく立てていないからこそ、悩む必要のない体の不調に悩んでいるのだから・・・
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44229148/picture_pc_9699f8ae5fe2a1a4a9153bd6d1f6b575.jpg)
現代人が仙骨を反れなくなった理由は様々だ。
現代の生活習慣による姿勢の偏りが原因であったり、コンクリート社会になり足首が固まってしまったり、いろんな要素が複合的に重なりあって重心が上がってしまって仙骨が反りにくくなってしまった。
すると、本来の立ち方ができなくなり、体をバランスよく使うことができなくなったんだ。
そんなガタガタな体の使い方の影響で、自律神経のバランスも崩れてしまい鬱になってしまったり、免疫力が低下し、病気になってしまったりしてしまう。
これだけみても仙骨がいかに大事かわかるよね。
仙骨からのメッセージ
そんな仙骨、ほかにも色んなことを教えてくれるよ。
仙骨(仙腸関節)の前後の柔らかさは適正協力のシンボル。
仙骨の反りの硬さ=人と繋がり抜けない弱さと浅さを現す。
つまり、ここが固いと人に対して適正協力ができない。
人は人、自分は自分。といったように、分離観測して協力できない。他人事はどこまでもいっても他人事でしかない、冷たい非協力傾向になってしまうんだ。
レアケースもあり、逆に仙骨が反りすぎている傾向の人は、人と繋がり過ぎてしまい過剰に協力をしすぎて、その人自身が自分で解決すべき問題までも解決してあげようと、情に流されやすくなる傾向にあります。
自分の課題と人の課題の同一化してしまって、踏み込みすぎたり、甘やかしすぎたりして、人の学ぶ機会を奪ってしまったりして仕舞うんだ。
つまり、仙骨を適度に反れれば、迷いを断ち切る決断力が湧いてくるんだ。日常にテンポが生まれ、人とどんどん協力していくことができる。
最近「ノーと言う勇気」なんて良く言われるけど、どう断るかと悩みまくる前に、まずは仙骨を反ってみよう。
仙骨を反ることができれば、上手に適正距離で断ることができるようになるはずだ。
あと、付け加えておくけど、腰が太くて強そうだから決断力も強い、ということでも無いから注意してね。
腰の見た目の強さではなく、ちゃんと仙骨を立てられることで、物事がパッ!と決められるようになるよ。
そうして、人との関係性が良くなる。仙骨を立てることで一石二鳥どころか、一石十鳥くらい、大事な部位なんだ。
以上、仙骨からのメッセージでした。
ここからは、和服に隠された『和テクノロジー』と『仙骨』の関係について書いていこうと思うけど・・・
長くなるので、今日はこの辺で。
続きが気になる方は、青春エイリアンズにお越しください!
👆この先では、
・和服に隠された『和テクノロジー』と『仙骨』の関係
・和服の封印とハイヒールによる体への影響
・「仙骨」に関係する和テク、袴の「腰板」
・「適正協力」ができる人々が集まった文明とは?
・仙骨を反る自己整体法
をご紹介しています。是非お楽しみくださいね!!
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44265754/picture_pc_f7b83d1309b17c84f28d41a0a42c5b36.png?width=800)
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