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6月15日〜17日までの誕生日の人

6月15日は、元サッカードイツ代表オリバー・カーンの誕生日だった。


カーンは世界の有名なゴールキーパーの中でも最も有名な選手だろう。
その圧倒的“守護神”としての存在感はピッチの上でも相手チームにとってはかなりの圧力になるはずだ。
よくテレビ放送では、カーンの後ろから選手に檄を飛ばすシーンがどアップで放映されていた。そのたび鬼の形相で映る彼の表情にわたしは自らの身体を、縮こませていた印象がある。

2002年日韓ワールドカップの際、決勝ブラジル戦がやはりカーンの名前をよく聞いた時だと覚えている。それよりもさらにタレントメンバーだったブラジルが強すぎていた。再三のシュートを止め続けていたが結果的に、ロナウドからハットトリックを奪われた。
あの悔しそうなカーンの表情は、いまだに覚えている。

16日は、2Pacの誕生日だった。

そこまで知っているわけではないが、最近ようやくヒップホップを理解したくて勉強しているとよく聞く名前の一人だ。ノートリアスB.I.Gとの関係で多く聞いたし、ラッパーの中では重要人物と言われるほどだったみたいだ。

ヒップホップは日本での認識があまりに薄いので、わたしなんかも特に「悪そうな人が好きな音楽」という変なイメーー字がついたしまっていた。よくわからないとか。
でも幸か不幸か、サブスクのおかげで手軽にいろんなジャンルを聴くことができる。
だから以前よりもどんどん理解は深まっていると思う。まだ足りないけど。

17日は、ケンローチ監督の誕生日だ。

彼の映画「ケス」と「わたしは、ダニエル・ブレイク」はどちらもとても印象的な作品だった。監督の作品の特徴は労働者の目線で捉えられたさまざまな問題へのメッセージが多く盛り込まれている印象を受けた。登場人物たちのやりきれなさに、つい自分のことのように考えてしまう。心はつい、わたしも登場人物の一人になったようであった。

わたしはこれまでこういった問題に直球で取り組んでいた映画を見たことがなかったので、それだけに真剣になっていた。今まではそれらの部分を匂わせ、笑いに用いたりしていた作品はあったりする。
しかしこんなにあまりに直線的だったのは、意外でそれでいて深く突き刺さってしまった。このタイミングで、観ることができたのが嬉しく思う。

誕生日おめでとうございます。

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