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そうだ、建替えしよう。そうしよう#0

  1. サンジュウ前半、人生の踊り場、生きる意味

  2. 建て替えの具体的なコストやスケジュール

なぜ家に大金を払うのか、正直他人をバカにしていた、20代。なのに、僕は上物だけで5000万円超える家を建てることになった。これから、そんな話をするのは、今、酷く窮屈な生活を送っているからだ(マスオ生活w)。

何も持たない、学生生活から一転。仕事に就くと一定の給与や賞与がはいってくるようになる。大卒で大手企業属性ならば、20代で1000万~2000万円程度は資産形成可能だろう。お金のかかる趣味はなく、身の丈に合った中古戸建と中古ミニバンを購入し、家族と慎ましくコツコツ生活を送っていた。

変化は、長男が小学校に入学するタイミングだった。妻のキャリア復帰も見据えて、私(夫)の親世帯と同居することを検討するも、お試し期間の1週間程度で、親世帯と喧嘩別れに終わったのだった。(ちなみに妻の実家は、自宅から徒歩圏内)

高校卒業以来、親と生活することなんてなかったが、驚くほど、私自身や我々夫婦との価値観が異なることに衝撃を感じた。それまでは、若干 マザコン気味なところがあったのだろうか、いつかは、同居して大きな家で孫と生活させてあげられることが親孝行だと錯覚していた。完全な独り善がりだ。

あ~その直後は、表現しづらいのだが、親子関係が断絶されてしまい、二度と同居前の関係に戻れないという後悔の念から、自分の行動を酷く責め立てた。意気消沈そのものだった。生きる意味や自分の価値を見失ってしまい、ふと世界から消えたくなる。毎日在宅ワークの間に精神科医を検索する、そんな出口が見えない暗いトンネルをやり過ごした。

結果的に、子どもの無邪気さと妻のサポートそして、ポケモンGOに救われた。

恥ずかしながら、私は今まで精神的に未熟で、まったく自立できていなかったことをを痛感する。自分と向き合い、生きる意味を再構築するような作業が続き、ついに僕は人生の大方針を見出した。目の前の妻と子供らに感謝して、彼らと楽しい思い出をたくさん作って、自分自身が幸福になることを。

時が半年ほど経過し、肌寒い季節がやってきた。「寒いね~」と自分の家族と語り合う。中古住宅は断熱性が低く、驚愕のアルミのシングルガラスだ。
以前の未熟な僕なら「安く住めてラッキー!見栄は資産形成の敵だ!」ぐらいの感覚だったが、今の僕は「この瞬間、私自身と家族とで快適に過ごしたい!自分が誇れる家に住みたい!」という心の声を汲み取った(真に受けてしまったw)

それが、上物5000万円の家に建て替えることになったエピローグ。笑

次回につづく(かも)

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