ラストディール
全フットボールファンを驚愕させたエドゥアルド・カマヴィンガの加入。
エンバペからの撤退が報じられてから間もない出来事だった。
意外、と言っては何だがカマヴィンガはカルロが望んだのだという。
彼といえば、ジダンのイメージが強い。彼の頃からずっと獲得を目指し続けてきた。彼の市場価値は最高で1億ユーロでいったりきたり。マドリーの進展も行ったり来たりで、今夏は遠かったと見られていた。
しかし、フロレンティーノ・ペレスは違う。
この夏の主役になるべく、まずはカマヴィンガを噂が立たない段階で引き抜いた。合意の1時間ほど前までは名前すらなかったほどだ。
それに、エンバペの破談を報じ始めたのはフランスメディアであり、スペインメディアは報じていなかった。
メッシ、セルヒオラモス、クリスティアーノ・ロナウドと超ビッグネームが動いたこの市場、彼が黙って傍観者のまま終わらせるわけがない、というかそんな訳にはいかない。
エンバペの破談はフロレンティーノが仕組んだものであるとまで言われている。つまり、本当はまだ破談していないと言うことだ。
実際、まだ正式な決裂はまだであり、パリが€180mのオファーを呑む可能性も、そうでなければマドリーがサプライズのラストオファーを提示する可能性があるとも言われている。
パンデミックの状況下でもNo. 1、最注目はレアルマドリーでありフロレンティーノ・ペレスであることを何より彼自身が証明したい。
これ以上は流石に無理なのでは、という悲観的な見方もあるが、僕個人としては彼を信じたい。カマヴィンガの加入を的中させたこの僕だ。
この夏の最後に、最高に"クレイジー"で、誰も予想しないビッグディールが待っていることをマドリディスタは望んでいる。
夏が終わる。
この夏の主役はオイルマネーでもクリスティアーノでもない。レアル・マドリーだ。
まだ、誰も見ぬ"ビッグディール"が待っている、そう信じて…
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?