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インクルーシブ保育・教育って

いつもありがとうございます( ´ ▽ ` )

「インクルーシブ」の言葉の意味は
皆さん説明出来ますか??
何となく、目にしたり耳にする機会も増えているのではないでしょうか。

訳は「包括的、包み込む、包含している、(排除しない)」
という意味です。
そこから「インクルーシブ社会」とか
「インクルーシブ保育・教育」と言われます。

文部科学省では、
インクルーシブ教育システム/共生社会の形成に向けて
定義を定め推進しています。
文部科学省HP→https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1325884.htm

言葉を使うだけでは実現しないと言うこと。
多様性を認め合うと言うことは、
共に時間を過ごすということ。

つまり経験しないと共生社会は発展しない
それには、子供の頃から「共に育つ」
と言うことが大前提だと思うわけです!!

私は障害児の親であり、当事者家族という立場から、
様々なこと見て聞いて体験して来ました。
その自分の経験からもそう感じ
経験を活かすためにも
現在、通信制大学のこども心理学部で学んでいます。

先日、国連が日本に禁止要請、
廃止勧告などを発表したニュースご存知ですか?

その内容は「分離教育の中止」です。
つまり"障害児は通常の教育を受けにくくなっている"と、国連の調査報告で日本を指摘しました。健常児と障害児を分けて教育するのはやめましょうよ日本!と言われたのです。

しかし文科相は、
記者会見で難色を示し慎重論、
やや反発気味の発言の様に聞こえる解答でした。
「特別支援教育を中止することは考えていない」と…

ん・・・先進国の日本ですが、
やはりまだまだ遅れている印象です。
そして未だに現実は、
幼稚園やら保育園やら小学校やら中学校やら、
障害児や医療ケア児の入園入学を
容赦なく断っている事実があります。
14〜15年以上前に私も経験済みです!
幼稚園・保育園と併せて20軒以上断られました。
あまり変わっていませんね。

困ったもんだ…

断る理由も当然分かりますし
理解もします。
ですけども、これではインクルーシブ保育、教育は全然進みません。
共生社会なんて夢になってしまいます。

個人的な見解ですが、
例えば1人目の子育てより2人目の子育ての方が遥かに、知識も経験も増え意識も変わります。
しかし、1人目の子育てではナーバスになりやすいと言うのは、多くの人が知りうなずくと思います。

どうゆうことか言うと、
人は経験しない事は理解するにも、
最初からはうまくいきません。
実際に知ってみてふれてみて
経験してこそ!理解や受容が生まれます。

それと同じで、
多様性の共生社会を実現や発展させるには、
幼少期から共に育ち、
共に経験し合うことが何より近道だと私は思います。

それがインクルーシブ保育・教育の基本。
だとすると、私は現在の日本のインクルーシブ教育システム、
特別支援教育には不満があります。
国連の指摘に賛成です☆

その上で、障害の当事者もその家族も、
考え方は様々です。
例えば当事者の中でも、
24時間テレビが好きな人もいれば嫌いな人もいて、
分離教育についても、
肯定派も否定派も当然存在します。
これはどちらが正しいと言うのはありません。

しかし、人は経験してこそ成長します。
これは障害の有無は関係なく!
私は娘が障害児となるまで、
障害者の方との生活はもちろん、
何か共に時間を共有したり、
友達となったりした経験がありませんでした。

それが、娘が当事者となった時にそれら経験がないことに
とてもつもなく恥ずかしく感じました。
今まで何をして来たのだろうか、
障害福祉と言う知らない世界。

もしかしたら・・・
どこかで何か避けていたのかもしれません。
経験していないから、
漠然と「なんか怖い、悲しい」と言うイメージ。

しかし、我が子が障害児となった時に、
これはたくさんの人に娘を知ってもらい、
みてもらい、関わってもらわないといけない。
と使命感に駆られました。

無知とはネガティブで恐ろしくもあり、
成長を止める事でもあると。
しかし、誰でも知らない分からないことはあるのだから
学び、経験すればいいわけで
こどもは子どもの世界がある訳で、
そこで共に育つことは、
何より早くから視野を広めます。
思考を拡げます。

色々な子どもがいて、
相互に好き嫌いも発生するでしょう。
それは大人の世界でも同じ、
合う合わないや、いじめなどは障害の有無関係なく
子供の世界も大人の世界もあります。

また、早くから共に育ち経験すると、
もし自分自身が障害や病気の当事者になった時に、
もし自分の子供が障害や病気の当事者になった時に、
経験してるとしてないでは
気持ちの持ちようが違うのではないでしょうか。

私は、自閉症で重度知的障害で
医療ケア行為のある娘を
特別支援学校や養護学校へは行かせませんでした。
地域の公立学区の特別支援級に入れました。

この考えについても色々言われたことはあります。
意志を伝えられない子供への
親のエゴだとか押し付けだとか・・・

そう言った意見も当然わかります。
しかし、あくまで私は両方を見学考慮した上で
娘の特徴や性格等も含め、
娘を守る自信もありましたし、
学校から『重い子は例がないので難しいです』
と、あれやこれやと理由をつけられ断られても
断固として支援級を希望しました。

それにはやはりインクルーシブ教育を
その時点で考えていたからです。
しる・みる・ふれる
その機会を、健常の子どもたちに経験してもらいたかった。
先生方にも、経験してもらいたかった。

そして、娘の脳の成長にも
刺激や経験はたくさんあった方がいい!!
そうゆう強い思いがありましたので、
迷わず支援級の選択をしました。
結果、振り返っても
選択して良かったと思えますし、
お陰でたくさん成長したとも思いますし
先生やたくさんの生徒さんのお陰で
感謝の気持ちでいっぱいです。

心理学、更には教育に関心がありますので
まだまだ私自身も勉強中ですが、
一人でも多くの方に知っていただきたく、
こどもを大切にする日本に
もっともっとなって欲しいと願いながら・・・

現在は、個人事業主として
障がい者雇用についても実践しております。

川崎市の短時間雇用創出プロジェクト。
私が運営していますハンドメイドショップ
sona+n®︎で雇用していますのは
精神障がいのある方々です。
障がい者雇用については
また新ためて記事にしたいと思います^ ^

最後までお読みいただきありがとうございます。

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