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マガジン

  • 2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録

    テック系BtoB企業でイベントマネージャーをやっていた頃の仕事について書きます。

最近の記事

Unityまんがパンフを作った話【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.11】

『まんがでわかるゲーム開発ソフトUnity』というパンフレットをご存知の方がいたらちょっと嬉しいのですが、今回はその制作の楽屋裏話を書いてみようと思います。 このパンフは、中高生向けのゲーム開発大会「Unityユースクリエイターカップ(旧Unityインターハイ」のプロジェクトの中で企画・制作されました。中高生や小学生のUnityユーザーが増えていく・増やしていく中で、そうした若年層にもUnityやゲーム開発がどんなものか知らしめるため……というのは建前で、真の目的は彼ら学生

    • 企業ブースでおにぎりを握る?【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.10】

      2018~2019年頃のUnity Japanでのイベント出展で時々実施していたのがおにぎりブースで、今回はその話を記録しておきたいと思います。その名の通り、おにぎりをその場で握って来場者の方にお配りする、というものです。 過去の記事でも書きましたが、BtoBイベントであろうとも飲食は来場者に対して強く訴求できるためおにぎりブースは好評で、チャンスがあれば実施していました。 おにぎりケータリング業者「ごはんとおとも」「ごはんとおとも」という出張おにぎりのケータリング業者さ

      • 2013年にUnity Japanに入社した頃【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.9】

        6/11に電ファミニコゲーマーさんから元Unityの大前広樹さんと現Unity Japanメンバーの方々とのインタビュー記事が公開されました。記事で語られている(独立愚連隊時代からのw)元Unity Japan社員としてはなかなかフラットな目で読めないのですが、面白い記事になっているんじゃないかと思います。 思い出深いエピソードも散見されたので、今回は公開して差し支えのない範囲で、記事を読んで思い出した話などを書いてみようと思います。 僕のUnity Japan入社僕がU

        • 懇親会でクレーンゲーム【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.8】

          前回に引き続き懇親会での余興の話です。 懇親会場にクレーンゲームを設置するゲームセンターで誰もが知っているクレーンゲームですが、業者に依頼するとレンタルができます。クレーンゲームを懇親会場に設置し、在庫として抱えていた安価なUnityグッズを景品にするという企画を(毎年のUniteの懇親会で)実施していました。 レンタルなので、当然ながら有料・無料の設定やアームの強さを自由に調整できます。余興だったのでプレイ無料、アームの強さもかなり甘めの設定で簡単に取れるように調整して

        Unityまんがパンフを作った話【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.11】

        • 企業ブースでおにぎりを握る?【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.10】

        • 2013年にUnity Japanに入社した頃【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.9】

        • 懇親会でクレーンゲーム【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.8】

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        • 2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録
          11本

        記事

          懇親会・パーティーでのビール、グラス【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.7】

          BtoBのイベントで定番の懇親会というのは、カンファレンスやエキスポ、勉強会などの後に参加者やスポンサー、関係者が集まって行われる打ち上げ会みたいなものですね。 会場となる部屋やお店に集まって食事を楽しみながらご歓談しましょうという場なんですが、参加する方々が楽しんでもらえるような試みをいくつかやったことがあり、今回はビールとグラスの話を書いておこうと思います。 UnityグラスとUnityビールで乾杯しよう!イベントの懇親会は、食事や飲料を提供する都合からイベント本体の

          懇親会・パーティーでのビール、グラス【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.7】

          仕事でのTシャツ制作の話【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.6】

          ここまでUnite関連の話ばっかりになってきたので、今回はBtoBのテック企業でのTシャツ制作についてまとめて話そうと思います。大手企業からベンチャーまで、ブース出展やイベント主催を行うマーケティング担当の方などの参考になれば幸いです。 前置き僕が所属していたUnity Japanではゲーム開発会社にライセンス販売やサービス提供、技術サポート等を展開していくという業務の性質上、BtoBのミドルウェア企業としてゲーム系のイベントにブース出展する機会が多くありました。 ブース

          仕事でのTシャツ制作の話【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.6】

          VIPラウンジやS席チケット【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.5】

          今回は技術カンファレンスUnite Tokyoの混雑解消のために試行錯誤していた、特別チケットやラウンジについて書こうと思います。 大規模カンファレンスで毎回頭を悩ませていたのが、人気講演の席が埋まってしまう問題でした。例えば200席の講演部屋が3部屋あったとして、600人のお客さんがいたら均等に200席ずつ座って各部屋が満席になるでしょうか?そんなわけはなくて、必ず偏りが出ます。 200席*3部屋に対して参加者が350・150・100のように偏ると、350人が詰めかけた

          VIPラウンジやS席チケット【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.5】

          Unityフォトスタジオ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.4】

          こんにちは染谷です。今回はカンファレンスイベント内で実施していたイベントコンテンツの1つ、Unityフォトスタジオについて話をまとめておこうと思います。 これはイベント会場に即席の写真撮影ブースを用意し、来場者の「イケてるプロフィール写真」をその場で撮影してプリントした写真とデータ両方をプレゼントするという企画でした。 背景デザインや文字入れの内容を選ぶことができて、通常はUnityのキービジュアルやコーポレートカラーをバックに、希望する肩書(EngineerとかDire

          Unityフォトスタジオ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.4】

          Unite Tokyo 2019:雲丹亭神社とおみくじ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.3】

          今回は雲丹亭神社(うにてい神社)の話をしようと思います。雲丹亭神社ってなんやねんなんですが、Unityの技術カンファレンスイベント内に設置した面白コンテンツですね。 この神社は何なのかというと、参加者は1人1回、おみくじを引くことができるというものです。もちろん巫女服を着た巫女さんから、筒をブンブン振って棒が出てくるやつを渡されておみくじを引きます(イベントパスにパンチ穴を空けてカウント)。 当時のPR用ショート動画がまだ残っていて非常にわかりやすいです。 おみくじには

          Unite Tokyo 2019:雲丹亭神社とおみくじ【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.3】

          Unite Tokyo 2019フード話の続き【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.2】

          前回の続きで、今回も技術カンファレンスでのフード提供の楽屋裏話をつらつらと書き残してみたいと思います。 グランドニッコー東京 台場での調理とサーブフードについては準備当初から力を入れたので、会場となったホテルグランドニッコーのスタッフの方々や神谷さん(役職はなんだったか失念してしまいました、すみません)にも企画段階から多大なご協力をいただけました。 「Unityロゴの焼印つくってくるんで何かメニューに使えません?」とか頼んでミニハンバーガーやサンドイッチを試作してもらった

          Unite Tokyo 2019フード話の続き【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.2】

          Unite Tokyo 2019【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.1】

          こんにちは染谷翔です。ゲーム開発用ソフトウェア「Unity」の日本国内の販売、サポートを行っているユニティ・テクノロジーズ・ジャパンで2013年から2023年まで、足掛け10年ちょいイベントマネージャーをしていました。 僕のしていた仕事というのはゲームやコンテンツ開発と違ってその多くが形に残らず、人々の記憶の中にしか残らない仕事だったので、ここでは当時の活動や実績を記録しておこうかなと思います。 また、国内で1日2000名を集客する技術カンファレンスを取り仕切る立場の方は

          Unite Tokyo 2019【2010年代のUnityイベントマネージャー回顧録 vol.1】

          FIP(猫伝染性腹膜炎)治療の話

          FIPは致死率ほぼ100%の病として2021年現在も恐れられている猫の病気である。しかし2018~2019年頃から未承認薬であるMutianと、それを提供してくれる協力病院によって治療を受け、回復するケースが多数出てきている。 認可された治療薬やワクチン等は2021年3月現在ないため、ネットや書籍などでは治療法はないと書かれている場合が多い。動物病院でFIPの診断が下されると「治療できない」と言われることがほとんどのはずである。ここでは僕の飼い猫がFIPと診断され、協力病院

          FIP(猫伝染性腹膜炎)治療の話