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【書籍紹介】世界で最もイノベーティブな組織の作り方

こんにちはsomekichiです。

今回は、光文社新書さんから出版されている「山口 周」さんが著者である「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」をご紹介していきます。

管理職をされている方、目指している方はもちろんのこと、組織に属する方なら読んでみる価値が大いにある書籍ですので、興味がある方は是非本記事をご覧ください!

日本人は”職人肌”である

日本は昔から”新卒文化””終身雇用”が根強く、一人が一つの物事に対して深く追求する「職人肌」な仕事を得意としてきましたし、社会自体がそのような環境でした。

しかし、そんな職人肌を持っていたとしても、現在の日本は「Apple」や「Google」のような世界を席巻するような企業を作り出すことができていません。

それはなぜでしょうか?

それは「イノベーション」は新参者から生まれやすいからです。人の多様性を重視することが「イノベーション」に繋がっていきます。

しかし、日本は上であげた通り「一人が一つの会社に勤め上げる」という考え方の人が多いため、人の流動性が少なくなり、多様性を失ってきました。

これが職人肌の「弱点」です。


ダメな意思決定をさせる組織とは?

組織の中でも、リーダーを勤めている方ならば「意思決定」を仕事としている方もいらっしゃると思います。

しかし、意思決定の中でも「ダメな意思決定をする組織の特徴」が存在するのです。それがこの4つのポイントです。

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①同調圧力が働く
 →異議が唱えにくい
②組織が閉じている
 →外部からのチェックができない
③強すぎるリーダーシップ
 →顔色を伺って意見を決める
④強いストレス
 →逃げるような意思決定

このいずれかでも、自分の組織に当てはまっている場合は、それを改めるようにした方が、良いでしょう。


本書は「リーダーシップの教科書」

表題だけ見ると「組織論」の書籍と思いがちですが、どちらかというと「リーダーシップとは何か」を説いたのがこちらの書籍だとsomekichiは考えています。

リーダーシップは何も「リーダー」だけが持つものではありません。組織に属しているのであれば、誰しもが持ち得るべきものです。

しかし、案外「ビジョンを考えるのがリーダーの仕事でしょ」と、自分の組織の行先を誰かに任せっぱなしにしてしまう人が多いように思えます。

そんな、「本当の意味でのリーダーシップとは何か」を学ぶことができるのが本当の本書の魅力だと感じました。


まとめ

1:日本人は昔の文化から「イノベーション」を生み出せる組織になり辛い
2:ダメな意思決定をする文化を理解し、正していこう
3:本書は「リーダーシップ」を学べる「リーダーシップの教科書

と3つにまとめるとこのような感じでしょうか。

実際このnoteには「リーダーシップの身につけ方」「意思決定のコツ」そして、この書籍の本題である「イノベーティブな組織の作り方」はあえてご紹介していません。

それは実際にこの書籍を皆さんに是非読んでいただきたいからです。

もし、このnoteを見て少しでも興味が湧いた方がいらっしゃれば、是非この書籍を読んでみてください。組織や人材についての考え方はもちろん報酬や意思決定についても深く考え、捉えることができるようになると思います。

本記事を執筆している2021年2月1日現在は本書はkindle unlimitedで読み放題することができるので、ご活用ください。


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