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シン・二ホン【書籍紹介】

今回は「読者が選ぶビジネス書グランプリ」で、総合グランプリに選ばれた。安宅和人さん著の「シン・二ホン」についての紹介とsomekichiの感想もお伝えしていければと思います。

・日本のこれからとデータサイエンス
・日本の現状とデータ

上記のことは学べると感じましたので、興味がある方はご覧いただけると幸いです。

R&Dの重要性

おれ なんでも知ってんのよ (7)

本書の入りはR&D(技術調査や技術開発)の重要性から始まります。日本が如何に未来へ投資していないのか、今後どのように投資するべきなのか。投資分の資金をどうやって確保するのか。海外との違いは。...とこのように筆者の目線から「日本の弱点とその補い方」が描かれています。

日本の失われた15年

GDP(国内総生産)を見てみると、日本は伸び悩み、約25年ものあいだ停滞を続けています。対照的に中国やアメリカは大きくGDPを伸ばすことに成功しています。

一人当たりのGDPを見ても、現在(2021年3月23日)の日本は25位と先進国の中でも後れを取っていると言えそうです。

このように、日本の生産力は落ちてはいないものの、技術革新の中で大きく伸ばすことができていないことも事実です。

20代後半以降の方には読んでいただきたい一冊

「日本の伸びしろ」というテーマの中で本書は「日本が今後とるべき施策」を多方面から分析・列挙していきます。

産業や地形、日本人の特性や有利な点を次々と列挙し、厳しい現実の中から如何に日本が復活できるのかを見据えている書籍であるとsomekichiは感じました。

どのような人材が必要か・必要とされるか。というポイントであれば個人であったとしても、学ぶことはできると思います。特にメインで社会で活躍している年齢層である20代後半以降の方には特におすすめできると思いました。

この書籍から、私たち一人一人が未来に向かって「どのような行動をしていくべきなのか」を学び取ることはできるのかもしれません。

どこをトレードオフにしていくか

おれ なんでも知ってんのよ (8)

やはり「どこにお金をかけるか」で、日本の未来は大きく変わるということが本書からは伝わってきました。

お金のかけ方を変えるということは、どこかの予算を削ってどこかに充てるという考え方の上に成り立っています。つまり、確実に切り捨てないといけない部分がでてくるのが事実です。

さらに、予算を組み替えるという考え方も重要であり、如何に国の運営に影響なく予算を投資できるか。これにこの書籍は大きく振り切っている印象があります。

一人一人が「必要なこと知り」「判断できる」ようになること

somekichiがこの書籍を読み終わり感じたことです。まずは、知識がなければ行動ができません。思考方法を学ばなければ判断ができません。

まずは一人ひとりの「学ぶ意欲の向上」と「知る意義の明確化」を行うことで、しっかり政治や予算の使い方に目を向けていくことが重要であると思いました。

somekichiもまだまだ勉強不足な点が多く、正直この書籍の全てを理解しているかというとそうではありません。しかし、学んだことは多く、グランプリの名に違わない良本だと思いました。(難解な部分はありますが、優しくかみ砕いて&図に起こして説明してくれているイメージ)

もし、本記事で興味があればご覧いただければと思います。きっと、普段生活しているだけでは手に入らない視点・観点を学ぶことができると思います。

ここまで本記事をご覧いただきありがとうございました!
よろしければ如何にsomekichiの読書記録が眠っているので参考にしていただけると嬉しいです!




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