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自立と依存の間で。 子は神様からの預かりもの。

 自分のこと、家族のこと、友人のこと、職場のこと、地域のこと。。。

自分の居場所が増えるのはいいこと。

 自分の身体はひとつでも、その居場所でやるべきことは増える。

 何となく自分にはできると思っていた。

 やることが多ければ、自分の時間や睡眠時間を削れば何とかなる!と、若い頃は無理をしていた。

 しかし、できる限りのことをやってもできなくなって、しわ寄せが家族の時間を奪い、生活が回らなくなってきた時。。。

 夫の異動先が激務確定となり、半々でやってきた家事と育児が、全て私になること。

 同時に、私も職場で前より責任のある立場になること。

 下の子は保育園・上の子は学童のダブル送迎になること。

これは生活が回らなくなる。。。

 実家を頼ろうと思いました。

 周りの同期は実家の助けを借りて、何とか仕事と両立させていたのを傍に見て、それがスタンダードだという感覚でいました。。。

 同居はしていないけれど、近くに住んでいるし、今までほとんど頼らずなんとかやってきていたし、ちょっとなら協力してもらえるだろう…。

 そう思って、多忙期や、発熱時に助けを得られないか実家の母に相談しにいったのだけれど。。。
 

「自分たちの子は自分たちでみていきなさい。

自分たちの裁量で、生活を回せる方法を考えて働きなさい。

本当に大変な時は、協力しようと思うけれど、それを当たり前と思ってはいけないよ。」

そのような言葉だったと思います。

その当時は、正直、その言葉がキツくて。

受け止める余裕もなく、かと言って、本当に正論で、、、甘えた自身の気持ちを見透かされた気もして、何も他に言えることもなく、打ちのめされて帰ってきました。


 保育園の送迎は夫婦で交互に行い、病児保育も利用して、自分達でできるギリギリのところで踏ん張っていたから、周りの祖父母と協力して両立している家庭が羨ましかったのです。

 実家の協力が得られたら、退職しなくてもよかったのにな…。と退職前後は感じていました。

 しかし、結果、母にピシャリと言ってもらってよかったのです。

 自分たちの子は自分たちで責任を持ってしっかり育て上げる覚悟がつきました。
(当時はちょっと思い詰めていた感ありです…😅

 子どもの衣食住を整えるのは、親だけれど、先生方やお友達、地域の方など、社会に育ててもらっているところも沢山あって。。。

どなたの言葉だったか、「子どもは神様からの預かりもので、いずれは社会に返していく…。」という言葉が胸に留まっていたのですが、それが腑に落ちるような感覚を持ってきた頃です。)

将来、社会に貢献できる人間に育てて、お還しする役割が、親の使命となる…。

使命は命を使うと、書きますが、命を使ってするほどの大切な役割です。

そんな覚悟で育てた子どもの命…。

 人間一人の命の大切さを皆がわかっていれば、戦争なんて起こらずに、生きやすい世の中になるのにな…と色々想いを巡らせてしまいます。。。

 兎にも角にも、親や、一緒にいる人が、わが子を愛して信じていれば、わが子は真っ直ぐ育っていきます。


 多少回り道しても育っていく例をわが子や教え子たちからも沢山見せてもらいました。

 自身をあっという間に超えていくだろう可能性の塊の教え子との出逢いは沢山あります。

 先に生まれた手前、教師として接しているけれど、同い年で出会っていたら、どんな関係で、どんな刺激を受けていたのだろうな…。

 と思いながら、自分にできうる限りのことをしたいと思って臨んできました。

 わが家は、親と同居はしていないけれど、同じ県内(スープは冷めてしまう距離💦)なので、時々わが子を可愛がりにきてくれます。

 ピアノの発表会も楽しみにしていて、毎年祖父母二人で聴きにきてくれます。

 毎年飾っているお雛様も、わが子のことを考えて、愛嬌のある柔和な顔のお雛様を探して贈ってくれました。

 親より甘くて、孫であるわが子をよく褒めてくれます。

 大病を克服した父と、看病生活を終えた母は、仲良く二人の生活を楽しんでいて。

 私も働き方を変えて、時間と心にゆとりを持ちながら、家族を、わが子を支えることができていて。

 互いに自分の生活を大切にしながら、程よい距離が保てていて、前よりいい関係だなと思うこの頃。

 実家との関係は、各家庭によって違うでしょう。

気を遣ったり、遣われたり…助けたり、助け合えたり…。

それぞれのありがたさと大変さがあるのだろうな。

 思い起こせば、私は幼少期、祖父母と同居していなかったので、時々会う祖父母は大好きだったけれど、少し心理的な距離がありました。

 夫はずっと祖父母と同居していたので、心理的な距離は無く、父母と同じ距離の家族という感覚。

そういうの、素敵だなぁ…。と素直に思います。

しかし私は、同居はしたくないので、やっぱり今のままがいいな。

支え合いつつも、互いが自立していて、干渉し過ぎない関係は、今のわたしにとって、丁度よくて。

人間って…依存したり、されたりしながら互いを支え合っていけるコミュニケーション能力を培っていくことが自立に繋がっていくんじゃないかなぁとも思う。

自立の反対は依存というけれど、支え合いながら、上手く依存したり、されたりできる能力を持つことが自立っていうのではないのかな。

育児は先が見えてきたけれど、介護もあと10 数年経ったら頭に入れておかないとな…。

ファイナンシャルプランナーの資格を取ってライフプラン表を作成してから、人生の有限性を感じて、今を大切にしながらも、自身が終期をどう迎えたいかをふと考える時があります。

昔はあんなに老化や死が怖かったのに、今は嫌ではあるけれど、恐くはないです。

自然な時の流れで迎える死はよいけれど、災害や事故、病気等で迎えることになってしまう死は、まだわが子も小さいし、なんとか回避したいと強く思うのだけれど。

備えあれば憂いなし…で、できる範囲で予防と健康💦

育児が一段落したら、けっこういい歳だし。。
(今もいい歳…と夫は言うけれど…😅)

育児と介護の合間に正社員として復帰はしておきたい!
それには夫と私で、より支え合っていかないと。

親として、子として、人として、礼節をもちながら、家族のあたたかさと、自分の生活と、丁度よいバランスを探りながら生きていけば、きっとまた、何とかできるし、何とかなるハズ!!

と回想している今日の帰宅後、一休み中。。。

 記事頭の写真は、昨日、実家からお裾分けしてもらったかぼちゃとブロッコリー😌

 母の選ぶかぼちゃは、いつもホクホクで大当たり。😋

かぼちゃは煮物に、ブロッコリーは茹で野菜にしてストック✨

 里芋もお裾分けしてもらったので、夫の大好きなイカと里芋の煮物に♪

なんだかんだあるけれど、親には、感謝しかないです。

 私もわが子が、親になって、同様のことが起きたら、同じようなことを言うかもしれない。

 そして、わが子が精一杯やっている姿を頼もしく応援して、ここぞという時は支えてあげたいとも思います。

 自他ともに、依存ではなくて、支え合いながらのいい意味での依存…が終期近くまでできるよう、健康で、適度に稼いで、衣食住を楽しみながら生きていきたいな。。。😌

明日からまた新たな1週間が、始まります🌸

来年度、いいスタートをきるための準備ができる1週間。💪

わが子との春休みを楽しみながら、隙間時間に色々計画を立てて行きたいな、と思います。😊




 

 

 
 

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