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最速キャッチアップ!新しい職場を乗りこなす"セルフオンボーディング"4選!!

#仕事のコツ

新しい職場にいち早く慣れるにはどうしたら良いでしょうか?
私はこれまで転職を経て4つの職場に在籍し、そのたびにオンボーディング(組織への定着・戦力化を促進するための取り組み)を経験してきました。
いち早く仕事に慣れて即戦力の人材となるためには、会社側のオンボーディング施策にプラスして、自分でできるオンボーディング=セルフオンボーディング(Self-Onbording)も必要です。
これまで経験を踏まえて厳選した4つのコツを紹介します!


職場言語を使う

所属している職場の用語や言い回し(=職場言語)を習得することで、短期間で業務をキャッチアップすることができます。
チームメンバーや上司が多用している用語、特有の表現は、積極的に盗みどんどん使用しましょう。これは、現地言語を現地で学ぶことと全く同じで、とにかく聞く、とにかく書く、とにかく喋る、を実践します。もちろん用語の意味を質問することも含まれます。

同じ言語を話せば親近感が湧くし(心理的安全性)、共通の表現は部署の方針や文化が反映され易く、組織コミットメント(組織に対して持つ帰属意識)が高まります。自身の精神的な安定性にも繋がりますし、部署メンバーからの高評価・好印象に繋がり易いです。

覚えた単語は、多少曖昧でもすぐ使ってみよう!
相手が「?」顔をしたら失敗だ!すぐに自分辞書を更新!

メモを取るなら〇〇用

人間の記憶力を表現した「忘却曲線」によれば、人の記憶は1日経てば74%を忘れ、1週間後には77%を忘れてしまいます。つまりメモを取るのは「忘れても思い出せるように」するためです。そして、仕事において「思い出す」必要があるのは「報告する」場面です。

報告する場面になって1周間を振り返っているようでは時すでに遅し!
メモを見て思い出す➔報告の順番・構成を考える程度で済むようにしましょう。そのためには、すべての会議、メンバーとの些細な会話、研修内容、ありとあらゆる事を1日中書き続けます。明日には74%忘れてしまう前提なので必死に残しましょう。

このとき、自分が何を思ったか、何を質問したか、など自分目線の言動・行動を書き加えるのがポイントです。メモと言えば、相手の説明内容や客観的な事実を残す事が前提ですが、一工夫して自分の行動を記載していきましょう。そうすると、メモ➔報告➔メモ➔報告を繰り返す中で報告のためのメモが意識付きます。

「客先は短納期の納品を要求した」
➔「ので、私は在庫分の数量なら即時納入できると回答しました」
と、良い報告のための行動変容に繋がります!

前述の職場言語習得がインプットなら、メモは報告のためのアウトプット。
「使うかどうか分からないメモ」は必要ありませんが、「良い報告のために行動に繋がるメモ」は間違いなく有用です。

ちなみに私の場合、メールソフト(Outlook)の下書きメールとしてメモを保存しています。メールソフトを使う理由は①毎日常に立ち上げるから、②スクショを貼り付けられる、③そのままメール文面として流用できるからです。メモのためにわざわざ違うアプリを立ち上げるのも面倒なので。

Weeklyの進捗報告では、過去の自分が残した1週間分のメモ軍団の中から、報告内容を選んで思い出して報告します。最初はチラチラ見ながら思い出せればOK!報告を繰り返す中で、いつしか自分の行動・言動中心で報告できるようになればステップアップです!

「良い報告」は「良いメモ取り」から!
メモを書く時には、自分を登場させよう!

嫌な仕事は制限時間を設ける

職場では常に時間管理(タイムマネージメント)を求められます、効率的に仕事をこなせるかどうかは重要なスキルです。ただし好きな仕事もあれば嫌な仕事もあります。嫌な仕事の場合、始める前の待機時間も長く、いざ着手してもダラダラになってしまうケースも珍しくありません。

嫌な仕事・苦手な仕事こそ、制限時間を設けてさっさと終わらせましょう。ポイントは、音楽や動画を見ながら片手間でやらない事。制限時間で縛ることでせっかく高まった集中力が、外音や映像にリソースを取られて更に時間がかかってしまいます。
苦手だから後でやろう、苦手だから音楽を聞きながら、というスタンスが結果的に苦手意識を助長させます。制限時間を設けて一気に片付ける!それこそが嫌な仕事と触れる時間を短くする方法です。

好きな仕事は一番最初にやりがち。
嫌いな仕事はタイマーセットすれば勝ったも同然!

答えを考えない

「自分なりに考えてやってみて」「自分の意見がないとダメ」など職場ではよくよく聞かれる言葉ですが、実情は単に「正解を求められている」だけで、あなたが考える事を直接求めている訳ではありません。

先輩や上司は、遭遇してきた経験の幅が広く、実績ある対処法の選択肢の幅も広いため正解がすぐに思いつきます。あなたにとっては新しい課題でも、先輩・部署にとっては既知の課題です。"過去問の量"で差がある若年社員に対して、すぐさま正解を言うわけにもいかず、かといって指導を放棄する訳にもいかず、とっさに「自分で考えて」と言ってしまうのです。

そもそも、社会や顧客が求めていることは、組織品質であっで個人レベルではありません。あなた一人で考えたアウトプットがそのまま社外や他組織へ提出されることはまずありません。必ずレビュー、チェック、承認があるはずです。

つまり、考える方向は正解自体ではなく、正解に近づくアプローチや手順・方法です。いかに答えを考えず進めるかに注力すべきでしょう。
では、どうするか。具体的には以下の行動が良いでしょう。

  • 過去例を探す・真似する ➔ 過去例を元に修正を模索する。

  • 得意な人を見つける   ➔ 二人(以上)で考える。

  • ヒントやフィードバックをもらう ➔ 少しづつ答えに近づける

クリエティブな職種や、刊行系など、自分がアウトプットしなければ始まらない業務もあるかもしれませんが、過去事例のチェックや、メンバーの得手不得手を見極める事は、組織力向上につながり、チームシナジーに期待できます。

考える事と正解にたどり着く事は別!
社会が求めるのは、個人の脳、ではなく、組織の脳!

「セルフオンボーディング」というテーマで、仕事のコツを紹介しました!
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