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音楽の在り方を哲学的に考察。 その他、音楽関連、日記等。 よろしくお願いします(╹◡╹)

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最近の記事

【音楽】曲、歌詞どっちで評価する?

こんにちは。 皆さんは音楽を聴くとき、何に注目しますか? と言っても、すぐ答えが出てこない人もいるかもしれません。 歌詞、演奏技術、メロディ、リズム、コード進行、 などなど これらが混ざって一つの音楽となっているため、一つの要素を選べと言ってもパッと出てくるものでもないかと思います。 または、流行や知人の勧めで聴いているため、そこら辺はあまり考えずに聴いている人もいるかもしれません。 と前書きを書きましたが、 自分の話をさせていただくと、 私は、中学や高校時代、聴く音楽と

    • コメント欄から見る音楽の価値観

      今回は、音楽レビューを参照し、どのような価値観で音楽が捉えられているのかを考えていきます。 以前に書いたメタ音楽評論では、評論においての音楽と言葉という観点で取り上げましたが、今回は単純に素人の方が書いたレビューやコメントを参照し、音楽に対しどのような価値観で接しているのかを上から目線でざっくりと見ていきます。 ただTwitterなら引用が許されるのですが、他のコンテンツ、メディアは権利の関係上そう言った類に厳しいorめんどくさい(許可等)ことがあるため、私がレビューやコメン

      • 映画垢と足以外

        今回は映画垢作ったよー、という報告と適当に個人的な日記的なものを書きます。 まず、映画垢なんですが、音楽の記事とゴッチャになるのもなんだかなあー。 と思い作りました。 それだけです。 残りは、適当に浅く自己紹介的なことを書こうかと思います。 自己紹介的なことはまだ書いたことがなかったんですよね。 まあ、自己紹介するほどのこともないため、雑に趣味と絡めて最近の出来事なんかを書こうかと思います。 ところで、今回のタイトルは 「映画垢と足以外」 となっておりますが、足以外

        • 実験音楽の行方その2 bandcamp best-selling編

          その1では、実験音楽の現状について定義的意味合いで触れました。 今回は、前回同様、bandcampを覗き、実験音楽の現状について見ていこうと思います。 bandcampによる実験音楽の区分けここでは、bandcampというサイト内でされているexperimental(実験音楽)の区分けについてみていきます。 bandcampではexperimentalジャンルの中にこの7つの小ジャンルが提示されています。 簡単に説明します。というより、wikipediaから引用します。

        【音楽】曲、歌詞どっちで評価する?

          実験音楽の行方その1 ジャンル性

          実験音楽。 音楽にはジャンルといったものがあります。 と言うと 「ジャンルなんてクソ食らえ!」 てな感じの反発もあるかもしれません。 アーティストでジャンル嫌いな方は多く、 「自分達の曲を勝手に括らないで欲しい。」 といった発言は決まり文句と言ってもいいでしょう。 しかし、そういったアーティストの曲を聞いてみると、案外構成的で 「カッコつけてる割にジャンルの影響受けてるジャーン。」 と私みたいに捻くれすぎて渦巻きウインナーみたいになってる人は思うかもしれません。 時は遡るこ

          実験音楽の行方その1 ジャンル性

          ”邦画つまらない論争”と海外監督が映す日本

          Twitterなどのネット上では、 「最近の邦画がつまらない。」「いや、そんなことない。」 と言った論争が時折繰り広げられる。 今回は、そんな論争について上から目線で考えてみます。 と安全圏から野次を飛ばしたいとこですが、それだと少し卑怯なので最初に私の意見も述べておきます。 私は、最近の邦画はほぼ見ていません。そのため、つまらないかどうかすら、わからないという現状です。 そんな奴が、こんな偉そうな記事を書くのはいかがなものかと思うかもしれませんが、どうも、私いかがなもの

          ”邦画つまらない論争”と海外監督が映す日本

          好きな映画(ネタバレ有り)

          今回は、ゆるくアツく映画について書きます。 「好きな映画」と言うタイトルですが、別に厳選したわけもなくパッと思いついたものです。 ちょいとネタバレする箇所もあります。 そこら辺あんま配慮してないので、地雷原を歩く気持ちで読んでいただければと思います。 基本洋画です。 あと順番とか特に決めてないので時系列はバラバラです。 そして、低評価を否定するアイドルファンみたいなことをします。 ◉1つ目!スタンリー・キューブリック監督『時計じかけのオレンジ』 三回ぐらい見ました。正直

          好きな映画(ネタバレ有り)

          メタ音楽評論/小難しい音楽評論と映画評論

          まず、メタ音楽評論とは、音楽評論を評論するといった意味合いで私が勝手につけた名前のため、そういったコンテンツが確立しているわけではありません。 なぜ、評論について考えようかと思ったのかと言いますと、 近頃、アルバムレビューなんかを見ていて、 「なんか小難しい、割に想像しづらい。」 とか思ったからです。  そんな性格が悪りぃコーナーですけど、レビュアーを馬鹿にするものではないのでレビューする人もしない人も暇だったら見てください。 頻出評論ワード/登竜門としての評論ワード

          メタ音楽評論/小難しい音楽評論と映画評論

          【J-POP解体 その2】シティポップ/ネオトーキョーの美学

          前回、はっぴいえんど、吉田拓郎、シュガー・ベイブを取り上げ、邦楽の土壌が豊かになっていく様子を書きました。 具体的には、邦楽に、ロック、フォークなど洋楽の音楽性が混じり、それらが当時ニューミュージックと呼ばれるようになりました。 そして、それらを都会的なブランディングで上書きしものが「シティポップ」というジャンルです。 【J-POP解体 その1】では、J-POPの起源を意識し、時系列を追い、紹介的な書き方をしましたが、【その2】ではジャンル分析的な書き方をしようと思います。

          【J-POP解体 その2】シティポップ/ネオトーキョーの美学

          【J-POP解体 その1】戦争からニューミュージック 

          皆さんは、J-POPは好きですか? YOASOBI、Official髭男dism、ミスチル いいですね! ん?なんとなくわかるけど? J-POPって? 結局なんなのって? それは、難しいですねぇ。。 お答え兼ねます。 嘘です。 今回は、そんなわかりそうで、わからないJ-POPについて解説していきます。 (前回の記事でポップソングをディスった際、ポップをポップのまま理解することの弊害を書きました。そこで今回は、ポップの歴史、他ジャンルとの関係性に注目し、ポップを解体する

          【J-POP解体 その1】戦争からニューミュージック 

          ポップソングの危険性と音楽美学 その2

          はい、前回は、ポップソングをバラと言ってみたり、結果的集団志向と言ってみたりと、皆さんを混乱させたかと思いますが、 前回の記事を軽くまとめます。 ポップソングは人気の結果論 ↓ 市場の維持のための類型化 ↓ 作為性の欠如 こんな感じです。 前回の内容は「ポップソングとは?」という内的な考察をし、作り手目線での危険性を書きました。 今回は、見方として聞き手目線かつポップソングの属性に注目し、それがなぜ危険性に繋がるのか客観的データを交えて考察していきます。 では、ま

          ポップソングの危険性と音楽美学 その2

          ポップソングの危険性と音楽美学 その1

          今回は『ポップソングの危険性と音楽美学』 という尖ったタイトルで書いていきたいと思います。 ん?尖ったタイトル? 尖ったものといえば、棘。 棘といえばバラ。 そうです。ポップソングはバラです。 なんとも強引かつ、安直ですが、 「ポップソングはバラ」という視点で 見ていただければ理解が早いと思います。 さあ、「美しい花には棘がある」 といったもので、 なんとなく私が言いたいことの筋は理解できると思います。 深掘りしていきましょう。 「美しい花」の「美しい」は何に該当す

          ポップソングの危険性と音楽美学 その1

          【考察】日本の民俗音楽と音楽の価値観

          今回は、音楽の美学、捉え方による価値の相違について民俗音楽研究を参照し、書いていこうと思います。 まず、民俗とは何だろうか。民族とどう違うのか。 調べてみると。 要は、「民族」は実体的な意味合いで 「民俗」は、属性的な意味合い、 ということです。 今回は、「民俗」の方に注目してみていこうと思います。 日本の民俗音楽はどんなモノか。 民謡。 主に口承によって受け継がれた歌です。 わらべ唄などが日本のそれに当たります。 これらに携わった日本の学者を2名紹介します。 小泉

          【考察】日本の民俗音楽と音楽の価値観

          【考察】音楽、絵、言語のネガティブ要素

          以前に『音楽の未来』というタイトルで音と人間の距離の話をしたと思います。 今回は、音楽、絵、言語などの非物質的な概念と人間の関係に着目し、3つの観点から記事を書きます。 音楽、絵、言語。 どれも自然、物質など外的なものに比べ、人間から作り出されるものであり、内的なものとして捉えることができます。 音楽を聴く。絵を描く。言葉を話す。 我々がこの3つの概念に触れる時、可能なこと、またポジティブ要素を意識すると思います。 しかし、逆にこれらには向いていないものもあり、ネガティブ

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          【考察】音楽、絵、言語のネガティブ要素

          世界史はいらない?

          ニュース「ロシアがウクライナに侵攻」 世界史。 大学の受験科目として勉強した人も多いかもしれない。 よく世界史含め、文系科目は理系科目に比べ、知識を覚えるだけでイージーだと馬鹿にされる。 まあ、正解ちゃあ正解。 もう一つ、歴史を覚えることは役に立たないという意見もあるかもしれない。 否、否、否 そんなことはない。 忘れちゃいけない我々が人間だということを。 感情で動き、何回も同じ過ちを繰り返す生命体であることを。 ◉「役に立つこと」とは 「役に立つこと」 広い観

          世界史はいらない?

          やくしまるえつこ 清楚感と静寂

          やくしまるえつこさん(以後さん省略)と言えば、バンド相対性理論を思い浮かべるかもしれない。 『あたりまえつこのうた』は、彼女がNHK Eテレの科学教育番組で制作した曲だ。 アルバムには1分40秒という短めの曲が10曲入っている。 1から10まで基本的に同じメロディーの中で曲ごとに歌詞とアレンジが変わっていく。 私が言及したいのは、この曲の清潔感だ。 「清潔感?曲にそんなものある?」 もちろん、イメージとしてそう感じると言うことで、これを聞けばお風呂に入らなくていいとか

          やくしまるえつこ 清楚感と静寂