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【音楽】曲、歌詞どっちで評価する?

こんにちは。
皆さんは音楽を聴くとき、何に注目しますか?
と言っても、すぐ答えが出てこない人もいるかもしれません。

歌詞、演奏技術、メロディ、リズム、コード進行、
などなど
これらが混ざって一つの音楽となっているため、一つの要素を選べと言ってもパッと出てくるものでもないかと思います。
または、流行や知人の勧めで聴いているため、そこら辺はあまり考えずに聴いている人もいるかもしれません。

と前書きを書きましたが、
自分の話をさせていただくと、
私は、中学や高校時代、聴く音楽といえば、流行っているものを聴くタイプでして、その時は歌詞に注目して聴いていました。
というより、当時、音楽の知識がなかったため、歌詞となんとなくのメロディしか判断要素がありませんでした。
そう考えると、歌詞は音楽的知識がなくとも、一つの基準として音楽を評価できる要素であるため、歌詞に注目し、音楽を聴く方は多いのではないかと思います。

そこで、今回は言葉(歌詞)と音(曲)と捉え、それぞれどのような価値があるのか紹介的な書き方で進めていきます。

ぶっちゃけどっちが良い?

はい、いきなり、しょうもない議論から書き始めますが、
歌詞か曲かどっちで音楽を捉えるのがカッコいいか(様になるか)ということです。
「どっちも良いとこあるよね!」
というのはあまり面白くないので、
個人的な感想を書くと
私としては曲で音楽を捉えるほうが様になると思います。
理由は簡単で、歌詞は言葉であるため、メロディーという土台がなければ成立しないので、大元である曲を捉えるのがいいんじゃないですかね、、、、

歌詞(RADWIMPS、木村弓)

前回の記事でコメントを調査した時、「歌詞がいい。」と言ったコメントは多く、いずれにせよ、歌詞はJ-POPにおいての大きな評価要素になっていることは事実と捉えていいでしょう。
巷には、
「君が好きだ、Forever♪」
のようなラブソングから
一見、意味不明な歌詞まで様々ですよね。

少し取り上げてみましょう。

RADWIMPS-いいんですか?

「ごめんね」と「ありがとう」を
繰り返せばいいんだよ
その比率は五分と五分に限りなく近いけど
例えば999999回ずつで最期の
瞬間を迎えたとしよう
「ありがとう」の勝ちはもう間違いない
必ずや到達するよ1000000回
だってさ だってさ だってだってだってさ
だって俺のこの世の最期の言葉は
あなたに言う「ありがとう」

RADWIMPSは歌詞が細かいイメージがあります。文学的と言うよりは哲学的、数学的であり、一見難しそうに見えるが、よく読めば言いたいことが伝わる、また正解があるような歌詞ですね。
例えば、「好き。」という言葉を100分の1くらいの要素に分解して、それを足したり、掛けたりしながら100に戻すような、真理を追求する哲学的考察を描き出したような歌詞だと感じます。(わかりずらくてSorryです)

木村弓-いつも何度でも  

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

『千と千尋の神隠し』 の主題歌であり、多くの人が一度は聞いたことがあると思います。
作詞は覚和歌子さんによるものです。
先ほど、RADWIMPSは数学的と書きましたが、こちらは文学的に感じます。
意味はよく分からないが、各々の解釈ができる。
また、「ゼロになるからだが耳をすませる」
と言う歌詞は
ゼロになる 身体 が耳をすませる
ゼロになるから だが(逆説)耳をすませる
と二通りに解釈できます。
このように、構成を明確にしないことでシンプルながら奥深さを出していると見ることができます。

こう見ると、言葉による表現は多面的であり、それが音楽の幅を広げているとも考えられます。

曲(米津玄師、Boris)

曲、歌詞のない曲は、インストゥルメンタルとも呼ばれますが、ここでは
幅広い意味を含む曲という部分に注目しましょう。

米津玄師-KICK BACK

米津さんは、個人的にアルバム『diorama』のシンセからなる、ピコピコサウンドが印象的(好き)ですが、KICK BACKでもポップな構成、雰囲気の中、それが垣間見えます。ちなみに、この曲はアニメ『チェーンソーマン』のオープニングテーマですね。
音は『diorama』、歌詞やテンポはアニメ『僕のヒーローアカデミア(2期)』でオープニングに使用されたピースサインのようなエネルギッシュさがあり、後半の「幸せになりたい」から始まるオーケストラ的なパートはアニメ『海獣の子供』の主題歌、海の幽霊を思わせますね。

Boris-Feedbacker, Pt.1

こちらはジャンルで言うとドローンorドローン・メタルに分類できると思うのですが、ポップな音楽とは対照的にノイジーなギター音とその残響音が続く、また、シューゲイザーのような甘いボーカルメロディがあるわけでもないため大分好みが分かれる作品だと思います。

この二つの作品を取り上げた理由は、曲にしても判断要素はメロディやリズムだけでなく、ジャンル性による音の違いなどが様々な要素があります。
また、KICK BACKで述べたように、過去のアルバムとの相違などを考えるのも面白いかと思います。

まとめ

先ほど、音楽を曲で捉える方が様になると書きましたが、あくまで私個人の感想なので、自分がよければなんでもいいと思います。
というか、曲で捉えると言っても、評論家にでもならない限り言語化する必要がないので、歌詞と一緒に感じて楽しめればExcellentですね。

ただ、音楽を幅広く、奥深く楽しむためには、音に関する知識もあった方がよりよいのだと思います。

それでは。



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