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採用は「働きがい」、定着は「働きやすさ」 アピールが効果あり!
採用は「働きがい」をアピールする必要があるが、
それに対して、離職防止は「働きやすさ」を実感させる必要がある。
「人間関係」を良くすることはすぐに実行でき、
即効性がある離職防止対策です。
しかし、なぜ離職率の高い企業は「人間関係」を良くする取り組みを
実践していても、効果が実感できないのでしょうか?
それは働きやすい「人間関係」を良くするための施策がとれているか、
いないかという違いです。下の図をご覧ください。
これはアメリカの臨床心理学者F・ハーズバーグが提唱した
『ハーズバークの二要因理論』をわかりやすく図式化したものです。
下の衛生要因が「働きやすさ」、それに対して、
上の動機付け要因が「働きがい」と言い換えることができます。
「人間関係」はよく「働きがい」に分類されると思われがちですが、
実は3年以内の離職理由である「労働条件」「収入」「人間関係」は、
すべて『ハーズバークの二要因理論』の衛生要因、つまり「働きやすさ」に分類されます。
例えば、離職率の高い企業が行っている
「上司・同僚とのコミュニケーションの場をつくること」という施策が、
・上司と一緒にキャリアパスを決めること
・同僚とチームで目標達成を目指すこと
・新しいプロジェクトで大きな挑戦をすること
といった、「働きがい」に分類される内容ばかりであれば、効果は期待できません。
中小企業の特徴として、「人間関係」=「働きがい」という考え方で、
離職を防ごうとしている会社様が多い現状にあります。
中小企業の採用では「働きがい」をアピールする必要がありますが、
社員を定着させるためには「働きやすさを実感できること」が大切になるのです。
引用:『なぜ、若者は入社3年以内に辞めるのか?若手社員の離職理由と解決策が丸わかりハンドブック〜若手社員の早期離職を劇的に下げたたった一つの方法とは〜』
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