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ニューノーマル時代のスマホはどうなる?

ウィズコロナ、アフターコロナのニューノーマル時代にあっても、
私たちの必須デバイスはやっぱりスマホ!
むしろ今まで以上にスマホの重要度は大きくなり、
かつ複雑になってきています

1.進むスマホファースト、スマホ依存

高いボディやレンズがなくとも、iPhone+22万5000円からスタジオクオリティの写真が撮れるということですね。Profotoは既存のカメラユーザーだけではなく、スマホユーザーにもプロ機材を使ってもらおうという考えのよう。つまり、撮影イベントでスマホユーザーも本格的な撮影を楽しめるってことです。すごい。ガチなカメラ系のメーカーのなかで、ここまでスマホファーストの時代に備えているところ、初めてかも。

ストロボの値段は22万!当然ながらスマホより高価です。つまり周辺機器の方が、中心のスマホよりも高価格というわけなんですが
スマホファーストというのはこういうレベルまで来たんだということをあらためて実感します

「素人革命」を起こした素人たちの武器は間違いなくスマホです
素人ならではの“好き”を武器に、スマホを使って稼ぐ人々が登場してきています

20代から30代前半の若い世代の睡眠時間がこの10年間に1割程度増え、約8時間になったことが29日、ビデオリサーチと電通の調査で分かった。就寝時間が早まったためで、仕事や夜遊びより自宅で過ごす生活様式の変化などに加え、横になってスマートフォンを見ながら眠ってしまう「寝落ち」が影響している可能性を両社は指摘する。

“夜更かしは若者たちの特権”だったはずなのに、
若者たちはスマホのおかげで夜早く寝る(実際には寝落ち)ようになってしまったようです

PCよりもスマホの方がより“個人的な” “パーソナルな”情報を発信できる
ユーザーとしても大いに実感するところではないでしょうか

2.機能もますますハイスペックに

そんなスマホはますますハイスペックの道を突き進んでいます。4K画質で240fpsのビデオ撮影なんてもはやプロ仕様を超えています
しかし、カメラのスペックや高画質・高音質、画面の大きさ、あるいは新しい機能といった個別のスペックではもはやスマホは選ばれなくなってきています
スマホが単なる通信デバイスではなくなってきているからです

3.これからのスマホは身体延長のツール

加速度計(加速度センサー)、ジャイロスコープ(ジャイロセンサー)、磁気センサー、GPS、生体認証センサーを始め、これからもLiDARなどの新技術も話題です
スマホは電話でもなく通信デバイスでもなくセンサーの塊っていったほうが正しいのかもしれません
これからの私たちの新しい目、新しい耳、さらには新しい感覚器官になっていくのでしょうか

スマホを使いこなすのに苦労するなどと、弱音を吐いている場合ではない。心身の健康のためにスマホ断ち……なども言語道断だ。スマホは人生を変えてくれる、大きな可能性を秘めたツールだ。上手な付き合い方を身につけるほど、あなたの人生も拓けていくのだと考えてみてほしい。

ホリエモンは、スマホはもちろん、さらなる身体拡張を狙う次世代デバイスも使いこなしてこそ、時代に取り残されずサバイバルできると話しています

4.新たな潮流・共視聴のツール

もうひとつの新しいスマホの使い方が、コ・ビューイング、共視聴デバイスとしてのスマホです
コロナなどで在宅が多くなってきている中、離れていても友人や家族といっしょにテレビやYouTube、Netflixなどスクリーンを共有しながら楽しもうというものです

コ・ビューイングに特化したアプリ「Squad」をはじめ
下記のように新しいアプリが続々と登場
既存のSNSやメッセンジャーもいまや画面共有機能がマストです

5.スマホはセキュリティとプライバシーの争いの場に

もうひとつの新たな側面があります
国家間、そして国家と個人の間のさまざまな葛藤の場としてのスマホです

iPhoneが全盛となったいま、スマートフォンのホーム画面がさながら地政学的な戦場の様相を呈している人もいるかもしれない。

日本人の私たちのスマホ画面にも、日本発だけではなくアメリカ発、中国発、さらには韓国発と世界各国の企業が開発したアプリがずらりと並んでいます
スマホは国家にとっても覇権を争う戦場になっているのです

香港やアメリカでの市民たちのデモにおいても、スマホは重要なツールです
暗号化されたメッセージをやり取りするツールであると同時に
取締る当局側にとっても、デモ参加者のスマホの情報はとても有用です
デモ参加者と規制当局の間でスマホをめぐる争いが起きているのです
個人情報を守りながらスマホでデモの様子をSNSで発信するデモ参加者
スマホを押収し組織ぐるみで摘発しようという当局の争いは
実は人間ではなくスマホが主役の争いともいえるのです

身近なところではコロナ対策としての位置情報監視があります
社会全体としてコロナ感染をどう防ぐのかと個人のプライバシーの相克がここにもあります

6.これからのスマホのあり方!?

最後にこれからのスマホを考える上で大きなヒントだと考えているのが、この「amazarashi」のライブ演出です

『朗読演奏実験空間 新言語秩序』がテーマとする“言葉”においても、先述の“ニューノーマル”然り、“ソーシャルディスタンス”、“ロックダウン”、“オーバーシュート”など為政者たちが盛んに使う市民を混乱せしめた耳慣れない言葉は、さながら『1984年』でいうところの体制による支配を盤石にするための言語“ニュースピーク”のようだ。それだけに小説のディストピアな世界が現実に重なりつつある状況の中、配信されたライブステージで示された“検閲解除”された言葉の数々は社会や我々の生活の在るべき姿を考えるきっかけを与えてくれる。
 『1984年』には「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」を指す、“二重思考”という概念が出てくる。現代では市民の様々な個人情報はスマホに集約されているが、“ニューノーマル”においては新型コロナ感染防止のためにその提供も止むなしという声もある。またSNSによる市民間の相互監視もそれが実現する。しかしながら、そういった監視社会に反旗を翻すための『朗読演奏実験空間 新言語秩序』と一体化するためにはスマホが必要になってくるのも事実だ。
 今、現在において我々はまさにその矛盾を承知しながら双方の目的のためにそれを利用している。もしかしたら今回の配信にはその事実を確認させるという意図があり、それこそが『朗読演奏実験空間“新言語秩序” Ver. 1.01』における“1.01”の部分だったのかもしれない。そして、そういったことに配信を見たファンがそれぞれ考えを巡らせる必要がある時代こそが「令和二年」なのだ。

多くの矛盾をはらんだ現代社会をリアルに反映しているのが
私たちが毎日欠かさず使っているスマホであり
そうした社会に反旗を翻すのも、またスマホなのでしょう


最後に誕生してから13年。これまでのスマホの歴史を振り返っておきます。歴史の次のページはどうなっていくのでしょうか





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