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はての浜

はての浜は、とてもきれいなところでした。おわり。
で、終わってもいいくらいに、きれいなところでした。どうきれいだったか、言葉で説明しても、私のつたない文章力では、腹が立つくらいに伝わらないし、かえって、変な印象をつけてしまうかもしれないから、書かない。観光旅行の作文を趣味で書いているのに、観光地の良さを説明するのをあきらめてどうする、と言われたら、むしろ、この姿勢を、潔いと褒めてほしい、と答えよう。どんな景色か知りたかったら、写真を見てくれ。どれも、大した写真じゃないから、興味がわいたら、ぜひ行ってほしい。
 
行ってほしいので、ここからは、観光に役立ちそうなことを書いてみる。ずっと、ツーレポ書いているけど、こういうのを書くのは、初めてのような気がする。だいたい、ツーレポなのに、バイクのことも、ほとんど書かないもんなあ。
私が行ったのは、12月4日で、シーズンオフ。私が参加したツアーは、参加者が4名。
はての浜に行くと、他のツアーも来ていたけれど、上陸人数は、一番多い瞬間で、15人くらいだったような気がする。これくらいだと、視界の隅に人の姿が見えるけれど、気持ちの上では、ほぼ、はての浜独り占めです。
ツアーによっては、最少催行人数、というのがあって、一人旅だと、他の人が参加してくれないと、ツアーがなくなる可能性があるので、注意が必要です。もし、ツアーがなくなったら、他の業者を紹介してもらえるか、予約時に聞いておいた方がいいかもしれません。なぜだか知らないけれど、はての浜のツアーって、インターネットだと、なかなか見つからないのです。
インターネットではなかなか見つからないけれど、はての浜に向かうツアーは、いくつかあります。久米島は、はての浜だけじゃなくて、周りの海もきれいなので、グラスボートで行くツアーがおすすめです。ウミガメも見えたりします。
また、ツアーによって、行く島が異なります。はての浜、と一口にいうけれど、実は、砂浜だけの島は、三つあります。メーヌ浜、ナカノ浜、はての浜。私が行ったのは、ナカノ浜でした。他の島には行っていないので、よくわからないけれど、どれも、白い砂浜だけでできた島なので、どこに行っても、だいたい同じだと思います。
ツアーの出発時間は、潮の都合で変わります。インターネットで見たスケジュールが、そのまま使えるとは限りません。旅行の計画を立てる前に、ツアーの時間を確認した方が良いです。12月4日だと、9:30出発でした。所要時間は、シーズンオフの半日ツアーだと、ツアー開始から終了までが、だいたい3時間くらい。はての浜の、滞在時間は1時間、となります。
海に入るわけでもないし、砂浜だけの島で、1時間なら十分すぎる。行くまでは、そう思っていました。でも、地図で見ると、あんなに小さいナカノ浜でも、歩いて一周すると、1時間以上かかるそうです。実際に、きれいな景色に興奮して、うろうろと歩き回っていたら、1時間は、あっという間でした。できれば、もう1時間くらい、いたかった。
そういうわけで、見渡す限りの砂浜と海の景色の中で、優雅にチルアウトしたいなら、あまり歩き回らない方がいいです。でも、同じような景色でも、場所によって、見える景色が微妙に変わるので、のんびりと、半周くらい、周ってみるのがいいかなあ。ちなみに、私が一番気に入った景色は、ナカノ浜の東の端。海を挟んで、すぐ近くに、はての浜の砂浜が見えるところです。
砂浜を歩くときは、浜の内側の、乾いた砂の上ではなくて、波打ち際の近くの、濡れた砂の上を歩いたほうが、地面が固くて、歩きやすいです。普通の砂浜なら、波打ち際を歩くと、もれなく、突然の大波を食らって、足がビチャビチャになるけれど、はての浜は、そうなりません。周りをサンゴ礁に囲まれているおかげか、波はとても穏やかで、大きな波は、来ないです。あと、歩くつもりなら、サンダルじゃなくて、ビーチシューズの方が良いです。レンタルできるかどうか、ツアー、もしくはホテルに、事前に聞いておきましょう。

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