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キプロス:トロードス山脈(2022年8月)

レフコシア滞在中に1日、車でトロードス山脈まで行ってみた。連日日中38度と暑いため、山の方に行ったら少しは涼しいかなと思ったが、そうでもなかった。。。

トロードス山脈はキプロス島のほぼ中央に位置しており、標高1951メートルのオリンポス山を中心とした山岳地帯である。地図で見たところ、レフコシアから一番行きやすそうだったので、レンタカーで1日回ってみた。

トロードス地方の壁画聖堂群

ここでの一番の観光名所は世界遺産にも登録されている約10(9と11という説があり)の聖堂のフレスコ画やイコンである。ギリシャ正教の小さい教会などが点在しており、その中でも壁画の見事なものが世界遺産となっている。

全部見て回るのはとても無理なので、3つほど回ってみることにした。

アシヌ教会 (Panagia Asinou)

え、これ教会?と思うほどこじんまりしていて、観光バスが停まっていなかったら通り過ぎそうであった。

教会内部では隙間なく12〜17世紀にかけて描かれたフレスコ画を見ることができる。
石が美しく積み重ねられている。

蝋燭の聖イオアン修道院 (Agios Ioannis Lampadistis)

すごく細い山道を登っていったところにあった修道院。

内部は残念ながら撮影禁止だったが、上の写真のようなフレスコ画で壁面が覆われている。
いくつかの建物があるが、ここはなんだかよくわからなかった。

ビザンチン博物館もあり、見学したが、残念ながら写真撮影するのを忘れた。というのも、中で修道僧が案内してくれたのだが、私たちが無宗教だというと、「それは良くない」みたいなお説教を始まってしまい、辟易して早々に退散してきてしまったのである(笑)。

ヴェネツィア共和国時代に作られたという橋もあった。

この修道院のある村はちょっとした観光地となっていて、レストランやバルもあったり、別荘地でもあるようであった。

キッコー修道院 (Kykkos Monastery)

世界遺産に登録されている教会は、どうも時間的に無理そうだったので、見どころとされているこちらの修道院も見学。
キプロス最大の規模で、全体的な写真が撮れなかったが、現在でも修道院として使われている。

入口。モザイクが豪華だが、現在の建物は19〜20世紀に建てられたもの。
非常に入り組んだ構造。

観光客が多く訪れるため、外にも売店などが多くなり、少し休憩。

聖母マリアに献ぜられた修道院なので、8月には聖母マリアの行進などが行われるらしかった。

オリンポス山の上の方へ行ってみたが、ちょっとした観光客向けのレストランや民芸品店とテレビ塔(?)みたいなのがあるだけで、それほど見るところはなかった。小さい子連れだと、ロバに乗ることなんかもできるようであった。

こんな林が広がっている。

救世主顕栄聖堂 (Matamorfosis tou Sotiros)

帰りに寄ってみたが、残念ながら閉まっていた。

これらの壁画聖堂群は、ツアーなんかに参加した方が効率よく回れたのかもしれない。でも2番目に訪れた修道院などは、山道がとにかく狭くて、普通の車でも通るのがやっとだったので、バスは絶対に入ってこれないであろう。
そんなところも何箇所かあるようである。また、苦労して辿り着いても、閉まっていたりもする。

見出し画像は途中で撮影したものだが、なんだったのかよく覚えていない。。。

次はラルナカの写真を載せる予定。
(つづく)


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