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自己肯定感も承認欲求も気にしなくてもいい世界で生きる

この世には目に見えない魔法の輪がある
輪には内側と外側があって
この人たちは内側の人間
私は外側の人間
でも
そんなのはどうでもいいの

思い出のマーニー

「思い出のマーニー」はこのセリフで始まる。

僕はジブリアニメで描かれる世界観が好きだ。

目に見えない世界、科学では表せない世界を実にきれいにそしてうまく表現している。
人のこころを表現するとき、どの物語でも、魔法の世界にいざなってくれる。

身の回りのひとを見た時、住む世界が違うと感じたことはないだろうか。冒頭のセリフはそのことをうまく言い表していると思う。

「住む世界が違う」というのは、貧富の違いとかヒエラルキーとかを言っているのではない。
信じるものや人生の価値観や社会観、コミュニケーション等々、見ているもの、考えること、興味があることなど感覚的に、生きている世界が違うと感じることだ。


内側と外側。どっちがどっちかはよくわからない。自分を内側に置くか、外側に置くか。

疎外感を感じると自分が外側かと思う。でも自分や自分と同じ世界の人を内側と思うこともできるだろう。
でもそんなことはどうでもいい。

違う世界の人を意識するのが良くない。
違う人のことを気にすることはない。
自分の意識だけに関心をもっていれば、いずれ自分と同じ世界の人だけを見て過ごすことができる。そうすれば、2つの世界の違いに焦点をあてなくていい。違う世界を気にしている間は、嫌な気持ちや否定的な気持ちはなくならない。

今ここの感覚だけに意識を向ける。

そうすれば、それまで感じていた違和感、嫌悪感、疎外感がなくなり、自己肯定感も、承認欲求も意識する必要がなくなる。
自分というものをいちいち気にしなくていい。
いちいち、僕はこう、私はこうと主張したり、PRしたり、僕はここにいると言わなくてもいい。

この意識を持つためには、自分の居場所じゃないところからは早く離れて、自分の居場所と思えるところに移動することが大事。自分と波長が違う人とは離れることが大事。
住む場所、仕事、所属、人間関係、家族関係。
勇気をもって距離を置くと、驚くほどすっきりする。

自分が嫌じゃなくなる。すると余計なことを考えなくて済む。そうしたら、始終頭を悩ませていた時間は、自分が気持ちいいと思えることに費やせる時間に変わる。

一気に癒され、幸福感に満たされる。

無理をしなくていい。
魔法の輪をまたいで自分の世界で暮らそう。違う世界が気にならなくなったとき、自分の人生を創造できるようになる。

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